まず、結論からお伝えしますと、セナクリアは背中だけでなく顔のニキビにも使用できます。
ただし、顔へ直接スプレーする使い方はできません。適量を手に出してから、ニキビがある部分へ塗布してください。
セナクリアは「にきび」に効能・効果が認められた第2類医薬品です。顔に使う場合も、朝と晩の1日2回、用法・用量を守って使用します。
この記事では、セナクリアを顔ニキビに使う方法や、スキンケアの順番、使用前に確認したい注意点を解説します。
セナクリアは顔のニキビにも使える!

セナクリアは背中ニキビ用という印象が強い商品ですが、実は顔のニキビにも使用できます。
セナクリアの効能・効果は、使用する部位を限定しない「にきび」です。メーカーの公式サイトにも、顔に使用できることが明記されています。
| 商品名 | セナクリア |
|---|---|
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 効能・効果 | にきび |
| 使用回数 | 1日2回(朝・晩) |
| 体への使い方 | 適量を患部に噴霧する |
| 顔への使い方 | 適量を手に取り、患部へ塗布する |
背中や肩などにはスプレーで噴霧できますが、顔に使う場合は塗り方が異なります。
顔へ直接スプレーするのはNG
セナクリアを顔に使うときは、顔へ直接スプレーせず、適量を手に出してから塗布してください。
顔へ直接噴射すると、目や口など、薬を使用できない部分にかかる可能性があります。
顔全体ではなくニキビのある部分に塗る
セナクリアは、顔用の化粧水や美容液ではなくニキビ治療薬です。
用法・用量では、適量を「患部」に使用するよう定められています。
ニキビがない部分も含めて顔全体へ広げるのではなく、ニキビができている部分へ塗布しましょう。
セナクリアを顔に使うときの正しい塗り方
セナクリアを顔ニキビに使う場合は、次の手順で塗布します。
- 洗顔して顔と手を清潔な状態にする
- セナクリアを適量、手に出す
- ニキビがある部分へ塗布する
- セナクリアが肌になじむまで待つ
- 必要に応じて普段のスキンケアを行う
使用回数は、朝と晩の1日2回です。
ニキビが気になるからといって、1日に何度も使用するのではなく、定められた用法・用量を守りましょう。
洗顔後の清潔な肌に使用する
セナクリアは、朝と晩の洗顔後など、肌を清潔にした状態で使用します。
手に汚れが残っていると顔に触れたときに付着する可能性があるため、セナクリアを手に出す前に手も洗っておきましょう。
何プッシュ使うかは決められていない
セナクリアの公式情報では、顔に使う場合の具体的なプッシュ数は指定されていません。
用法・用量は「適量を患部に塗布」となっています。ニキビのある部分へ塗れる量を手に出して使用してください。
一度に多く塗れば、早く治るわけではありません。必要以上に使用せず、用法・用量を守ることが大切です。
スキンケアはセナクリアがなじんだ後に行う
セナクリアは化粧水ではなく、患部のみに使用する医薬品なので、セナクリアだけで済ませると保湿が不足したりする可能性があります。
メーカーの公式FAQでは、セナクリアが肌になじんだ後であれば、普段のスキンケアを行っても問題ないと案内されています。
基本的な順番は次のとおりです。
- 洗顔
- セナクリアをニキビのある部分に塗る
- 肌になじむまで待つ
- 化粧水や乳液などのスキンケアを行う
朝に使用する場合は、セナクリアを肌になじませてから普段のスキンケアを行い、その後にメイクへ進みましょう。
セナクリアを顔へ直接スプレーしてはいけない理由
セナクリアを顔へ直接スプレーしてはいけないのは、薬液が目や粘膜などに入るのを防ぐためです。
手に出してから塗ることで、使用する量や塗る範囲を調整しやすくなります。
目や目の周囲には使用できない
セナクリアは、目や目の周囲には使用できません。
顔へ直接スプレーすると、目を閉じていても薬液がまぶたや目の周囲にかかる可能性があります。
目の近くにニキビがある場合も、目や目の周囲を避けて使用してください。
口や鼻の中などの粘膜にも使用できない
セナクリアは、口の中や鼻の穴の内側などの粘膜にも使用できません。
唇や鼻の近くに使う場合は、使用できない部分へ付着しないよう、手に取って塗る範囲を調整しましょう。
目に入った場合はすぐに洗い流す
万が一セナクリアが目に入った場合は、すぐに水またはぬるま湯で洗ってください。
洗い流しても症状が重い場合は、眼科医の診療を受けましょう。
セナクリアはどのような顔の悩みに使える?
セナクリアの効能・効果は「にきび」です。
顔にできたニキビの治療にも使用できますが、顔にできるすべての赤みやブツブツに使えるわけではありません。
現在できているニキビを治療する医薬品
セナクリアは、ニキビの治療を目的とした第2類医薬品です。
一般的な化粧水や美容液は、肌にうるおいを与える、肌を清潔に保つ、肌を整えることなどを目的としています。
ドラッグストアで購入できる「ニキビ」用のスキンケアは、ニキビができにくい肌を作るなど、予防を目的としています。
一方、セナクリアは「にきび」に効能・効果が認められた医薬品です。できてしまったニキビを医薬品で治療したい人の選択肢になります。
ニキビ跡を消すための薬ではない
セナクリアの効能・効果は「にきび」であり、ニキビ跡や色素沈着、クレーターは含まれていません。
現在できているニキビの治療には使用できますが、すでに残っているニキビ跡を消す目的の商品ではありません。
ニキビはなく、跡だけが気になっている場合は、セナクリアの使用目的とは異なります。
ニキビか分からないブツブツには自己判断で使わない
顔にできるブツブツや赤みが、すべてニキビとは限りません。
湿疹など、ニキビとは異なる皮膚症状の場合もあります。
症状がニキビか判断できない場合や、使用によって症状が悪化した場合は、自己判断で使用を続けず、医師や薬剤師へ相談してください。
セナクリアに配合されている有効成分
セナクリアには、アラントイン、サリチル酸、エタノールの3つの有効成分が配合されています。
| 有効成分 | 100g中の配合量 | 成分の働き |
|---|---|---|
| アラントイン | 0.2g | 炎症を抑え、傷ついた皮膚組織の修復を助ける |
| サリチル酸 | 0.5g | 古くなった角質をやわらかくする |
| エタノール | 22.84g | 患部を殺菌する |
添加物として、グリセリン、パラオキシ安息香酸メチル、クエン酸水和物、クエン酸ナトリウム水和物が配合されています。
セナクリアは顔と体で使い分けられる
セナクリアは、顔だけでなく背中や肩、デコルテなどのニキビにも使用できます。
顔と体では、次のように使い方を分けます。
| 使用する部位 | 使い方 |
|---|---|
| 顔 | 適量を手に出し、ニキビがある部分へ塗布する |
| 背中・肩・デコルテなど | 適量を患部へ噴霧する |
顔と体の両方にニキビがある場合も、1本で使い分けられます。
セナクリアを顔に使う前に確認したい注意点
セナクリアは顔ニキビにも使用できますが、医薬品のため、使用前に注意事項を確認する必要があります。
初めて使う前に腕の内側などで確認する
セナクリアを使用する前は、腕の内側などに少量を塗布し、一晩そのままにして肌の状態を確認します。
翌朝、塗った部分に発疹・発赤、かゆみなどの過敏症状があらわれた場合は、使用を避けてください。
傷のあるニキビはしみることがある
傷口にセナクリアを使用すると、しみる、ヒリヒリするといった一時的な刺激があらわれる場合があります。
ニキビを潰した直後や、掻き壊した部分に使用するときは注意が必要です。
刺激が気になる場合は、使用を中止してください。
乾燥や赤みが出た場合は一時中止する
セナクリアの使用により、皮膚が多少乾燥したり、赤みがさしたりする場合があります。
乾燥や赤みが気になるときは使用を一時中止し、再び使用するときは間隔をあけてください。
発疹・発赤・かゆみが出た場合は相談する
セナクリアを使用した後に、発疹・発赤、かゆみがあらわれた場合は、副作用の可能性があります。
直ちに使用を中止し、商品外箱を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
使用前に相談が必要な人もいる
次の項目に該当する場合は、セナクリアを使用する前に医師、薬剤師または登録販売者へ相談してください。
- 医師の治療を受けている人
- 薬などでアレルギー症状を起こしたことがある人
- 患部が広範囲に及んでいる人
- 湿潤やただれがひどい人
- 深い傷やひどいやけどがある人
- 硬いしこりがあるなど症状が重い人
すでに皮膚科などで顔ニキビの治療を受けている場合も、自己判断で薬を追加せず、医師や薬剤師へ相談しましょう。
セナクリアを顔に使っても効かない場合は?
セナクリアを使っても顔ニキビが改善しないと感じたときは、まず使用方法を確認してください。
- 朝と晩の1日2回使用しているか
- 洗顔後などの清潔な肌に使っているか
- ニキビがある部分へ適量を塗っているか
- 数回使っただけで判断していないか
効果の感じ方には個人差があります。メーカーの公式FAQでは、用法・用量を守ったうえで、まずは2週間を目安に使用するよう案内されています。
2週間で改善しなければ使用を中止する
セナクリアを2週間使用しても症状がよくならない場合は、使用を中止してください。
商品外箱を持って、医師、薬剤師または登録販売者へ相談しましょう。
なお、2週間が経過する前でも、発疹やかゆみなどの異常があらわれた場合は、すぐに使用を中止する必要があります。
症状がニキビではない可能性も確認する
正しい方法で使用しても改善しない場合は、気になっている症状がニキビではない可能性も考えられます。
赤みやかゆみが強い場合や、繰り返し悪化する場合は、市販薬を使い続けるのではなく、皮膚科への相談も検討してください。
セナクリアを顔に使う場合のよくある質問
セナクリアは顔全体に使えますか?
セナクリアの用法は、適量を患部に使用することです。
化粧水のように顔全体へ広げるのではなく、ニキビがある部分へ塗布してください。
顔には何プッシュ使えばよいですか?
公式情報では、顔に使う場合の具体的なプッシュ数は指定されていません。
適量を手に出し、ニキビがある部分へ塗布してください。
化粧水や乳液と一緒に使えますか?
セナクリアが肌になじんだ後であれば、普段のスキンケアを行っても問題ありません。
洗顔後にセナクリアを使用し、肌になじんでから化粧水や乳液などを使用しましょう。
敏感肌でも顔に使えますか?
メーカーの公式FAQでは、敏感肌でも使用できると案内されています。
ただし、肌に合うか不安な場合は、使用前に腕の内側などへ少量を塗布して肌の状態を確認してください。
使用後に発疹やかゆみなどがあらわれた場合は使用を中止し、医師や薬剤師へ相談しましょう。
未成年の顔ニキビにも使えますか?
子どもが使用する場合は、保護者の指導監督のもとで使用してください。
子どもの肌は大人よりデリケートなため、使用後に赤みなどが出ていないか確認しましょう。
ほかのニキビ薬と一緒に使えますか?
すでに医師の治療を受けている場合は、セナクリアを使用する前に医師、薬剤師または登録販売者へ相談する必要があります。
処方薬やほかの市販薬を使用している場合も、自己判断で併用せず、使用している薬の商品名を伝えて確認しましょう。
セナクリアはニキビ跡にも使えますか?
セナクリアの効能・効果は「にきび」です。
ニキビ跡や色素沈着、クレーターを改善する効能・効果は認められていません。現在できている顔ニキビの治療を目的として使用してください。
セナクリアは顔にも使えるが直接スプレーはしない
セナクリアは、背中だけでなく顔のニキビにも使用できます。
ただし、顔へ直接スプレーするのではなく、適量を手に出してからニキビがある部分へ塗布してください。
顔に直接噴射すると、目や目の周囲、口や鼻の中など、使用できない部分へ薬液がかかる可能性があります。
使用回数は朝と晩の1日2回です。洗顔後などの清潔な肌へ使用し、セナクリアがなじんだ後は普段のスキンケアも行えます。
顔と背中のニキビを医薬品で治療したい人は、用法・用量や使用上の注意を確認したうえで使用を検討しましょう。
