リポジャロは、よくあるダイエットサプリとは違い、肥満症に効能・効果が認められている第2類医薬品。
代謝を促し、脂肪の分解・燃焼を促すことで、腹部に皮下脂肪が多い人の肥満症改善を目指します。
ただし、「飲めば誰でも痩せる魔法の薬」というわけではありません。
効能・効果の対象は、体力が充実していて、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人とされているので、当てはまらない人は思うような効果が得られない可能性がありあす。
この記事では、リポジャロに期待できる効果や向いている人、効果を感じにくいケース、服用期間の目安について解説します。
リポジャロにはどんな効果がある?

リポジャロは、皮下脂肪が多い人の肥満症をはじめ、肥満に伴う便秘やむくみなどに効能・効果が認められています。
まずは、どのような症状に使える医薬品なのかを確認してみましょう。
肥満症を改善し、皮下脂肪の減少が期待できる
リポジャロは、腹部に皮下脂肪が多い人の肥満症に使用できる医薬品。
代謝を促進して脂肪の分解・燃焼を促すことで、肥満症を改善すると説明にあります。
そのため、「食事を減らしてもお腹まわりの脂肪が落ちにくい」「皮下脂肪が気になっている」といった人にとって、選択肢のひとつになります。
一方で、単に体重を減らしたい人すべてを対象にした薬ではないことには注意が必要です。
リポジャロには、効能・効果が認められている体質や症状の条件があります。
肥満に伴う便秘やむくみなどにも効果が認められている
リポジャロには肥満症だけでなく、以下の症状にも効能・効果が認められています。
- 高血圧や肥満に伴う動悸
- 肩こり
- のぼせ
- むくみ
- 便秘
このほか、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)も効能・効果に含まれます。
ただし、いずれも「体力が充実していて、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がち」という条件に該当する人が対象です。
リポジャロの効果が期待できるのはどんな人?
リポジャロを選ぶうえで重要なのは、「痩せたいかどうか」だけではなく、効能・効果の対象となる体質や症状に当てはまっているか。
特に、次のような人が対象になります。
お腹まわりの皮下脂肪が気になる人
リポジャロの効能・効果には、「腹部に皮下脂肪が多い」ことが明記されています。
そのため、お腹まわりについた脂肪が気になっている人や、皮下脂肪が落ちにくいと感じている人に向いた医薬品です。
反対に、「体重を数kg落としたい」という理由だけでは、リポジャロが自分に合っているとは判断できません。
便秘がちな人
リポジャロは、腹部に皮下脂肪が多いことに加えて、便秘がちな人を対象としています。
肥満症への効果だけではなく、肥満に伴う便秘も効能・効果のひとつです。
「お腹まわりの脂肪が気になる」「便秘にも悩んでいる」といった場合は、対象となる体質に当てはまるか確認してみましょう。
体力が比較的充実している人
もうひとつの条件が、体力が充実していることです。
反対に、体力が衰えている人や体の弱い人は、服用前に医師・薬剤師・登録販売者へ相談するよう定められています。
「痩せたい人全員が飲んでいい薬」と考えず、自分の体質も含めて判断することが重要です。
リポジャロはなぜ脂肪減少につながる?
リポジャロは、複数の生薬由来成分を組み合わせた医薬品。
これらの有効成分が代謝を促し、皮下脂肪の分解・燃焼を促すことで肥満症の改善につながると説明がありました。
脂肪の分解・燃焼を促して肥満症を改善する
年齢や生活習慣などによって脂質代謝が低下すると、摂取したエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなります。
リポジャロは、体の代謝に働きかけながら脂肪の分解・燃焼を促し、腹部に皮下脂肪が多い人の肥満症を改善する医薬品です。
食事量を一時的に減らして体重だけを落とすものではなく、肥満症という症状に対して使用します。
複数の生薬由来成分を配合した医薬品
リポジャロには、マオウ、ダイオウ、カンゾウ、トウキ、シャクヤク、ショウキョウなど、複数の生薬から抽出した有効成分が配合されています。
栄養補助のためのサプリメントや健康食品ではなく、肥満症などへの効能・効果が認められた第2類医薬品であることが大きな違いです。
リポジャロの効果はいつから?どのくらい飲めばいい?
「何か月飲んだら何kg痩せるのか」が一番気になる点ですが、他の医薬品同様、リポジャロの効果が現れるまでの具体的な期間は決められていません。
体質や症状によっても異なるため、短期間の体重変化だけを見て判断するのではなく、定められた用法・用量を守って服用していきます。
効果が現れるまでの期間には個人差がある
リポジャロは、服用直後に大幅な体重減少を起こすことを目的とした医薬品ではありません。
短期間で数字が変動するのは大抵の場合が水分。リポジャロは脂肪に働きかける医薬品なので、体重の減少がみられるまでには時間がかかります。
そのため、「数日飲んだけれど体重が変わらなかった」というだけで、すぐに効果の有無を判断はできません。
また、服用量を増やせば効果が高まるわけではありません。決められた量を守って服用してください。
リポジャロの効果を感じにくいのはどんなケース?
リポジャロは肥満症への効能・効果が認められた医薬品ですが、すべての人に同じような変化が現れるわけではありません。
特に、次のようなケースでは「思っていた効果と違う」と感じる可能性があります。
効能・効果の対象となる体質や症状に当てはまらない
リポジャロの対象は、体力が充実していて、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人です。
そのため、「痩せたい」「体重を減らしたい」という目的だけで選ぶと、自分の体質や症状と合っていない可能性があります。
特に、体が虚弱な人や胃腸が弱く下痢しやすい人などは、服用前の相談が必要です。
体重だけで効果を判断している
ダイエットというと体重の数字に目が向きやすいですが、リポジャロは単に体重を減らすことだけを目的とした商品ではありません。
肥満症のほか、肥満に伴う便秘やむくみなどにも効能・効果が認められています。
「何kg減ったか」だけではなく、自分が改善したい症状と商品の効能・効果が合っているかを確認して選ぶことが重要です。
リポジャロの飲み方と副作用・注意点
リポジャロの効果を適切に得るためにも、定められた用法・用量を守ることが大切です。
1日3回、食前または食間に服用する
リポジャロは、1日3回、食前または食間に水または白湯で服用します。
| 年齢 | 1回量 | 服用回数 |
|---|---|---|
| 15歳以上 | 4錠 | 1日3回 |
| 7歳以上15歳未満 | 3錠 | 1日3回 |
| 5歳以上7歳未満 | 2錠 | 1日3回 |
| 5歳未満 | 服用しない | - |
食間とは、食事をしながら飲むという意味ではなく、一般的に食後2~3時間程度たったタイミングを指します。
服用前に確認しておきたい副作用・注意点
リポジャロの服用後には、発疹・発赤、かゆみ、吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢、めまい、発汗、動悸、むくみ、頭痛などがあらわれることがあります。
このような症状があらわれた場合は、副作用の可能性があるため服用を中止し、医師・薬剤師・登録販売者へ相談してください。
また、まれに間質性肺炎、偽アルドステロン症・ミオパチー、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症などの重篤な症状が起こることがあります。
授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避ける必要があります。また、他の瀉下薬(下剤)との併用もできません。
妊娠中または妊娠していると思われる人、医師の治療を受けている人、高齢者、高血圧・心臓病・腎臓病・甲状腺機能障害などの診断を受けている人は、服用前に医師・薬剤師・登録販売者へ相談してください。
リポジャロは「痩せたいだけ」の人にも向いている?
リポジャロは、体重を落としたい人なら誰にでも向いている医薬品ではありません。
商品の効能・効果から考えると、次のような人が検討しやすいでしょう。
- お腹まわりの皮下脂肪が気になる人
- 便秘がちな人
- 体力が比較的充実している人
- 肥満症を医薬品で改善したい人
一方で、「飲むだけで短期間に大幅に痩せたい」「体重だけを落としたい」といった目的の場合は、期待している効果とリポジャロの効能・効果が合わない可能性があります。
リポジャロは、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人の肥満症に効能・効果が認められた第2類医薬品です。
お腹まわりの落ちにくい脂肪が気になっている人は、自分の体質や症状が対象に当てはまるかを確認したうえで検討してみてください。
