マンションで犬を飼いたいけど苦情や規約が厳しい?注意点とおすすめ犬種一覧

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

今、家族の一員として犬を迎える人が増えています。ペットショップに行くと可愛らしい子犬たちがたくさんいて、飼いたいと思う人も多いでしょう。そんな中、マンション住まいだと犬を飼う際の注意点が多々あります。隣や階下に住んでいる人に迷惑をかけずに犬と快適に過ごせるよう、注意点やおすすめ犬種について知っておきましょう。

マンションで犬を飼いたいときの注意点3つ!

マンションで犬を飼いたいとき、注意すべき点は3つあります。

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

住んでいるマンションの規約を確認しよう

住んでいるマンションによって、規約が異なります。自分が住んでいるマンションの規約を確認しておきましょう。

マンションの規約でペットが不可と書かれていると、犬をはじめ生き物を飼うことはできません。〇匹までならOK、闘犬は禁止、体重が〇kgまでといったように、細かく規約が決まっている場合もあります。

犬を飼いたいけれどマンション住まいという人は、一度管理人さんに規約を尋ねてみましょう。

マンションの作りにも注目

マンションで犬を飼いたいと考えているとき、マンションの作りにも注目しましょう。マンションのエントランスやロビーなど、共有の場所での排泄には特に気を付けなければいけません。

また、バルコニーがあるマンションでは、犬を自由にさせておくのは危険です。マンションの部屋によって間取りが異なるので、犬を飼うスペースはあるか、危険はないかといった点について確認しておきましょう。

犬種によって鳴き声がうるさいと言われてしまうので要注意

マンションで犬を飼う際、最も気をつけたいのが犬の鳴き声です。犬種によって鳴き声のトーンもボリュームも犬によって違います。特に、以下の犬種は鳴き声がうるさいと言われてしまう恐れがあるので注意しましょう。

  • ポメラニアン
  • うるさくて無駄吠えが多いと犬種としてポメラニアンが挙げられます。

  • ボーダーコリー
  • 賢くて飼い主に忠実なボーダーコリーですが、きちんとしつけができていないと吠えることが多いです。声が大きいので周りの住人にも聞こえてしまいます。

  • ウェルシュ・コーギー
  • 無駄吠えが多い犬ではありませんが、声質からうるさいと言われてしまいうことが多いです。今、マンションで犬を飼いたいと考えている人でまだ犬種が決まっていない場合は、鳴き声が比較的静かで無駄吠えしない種類を選ぶと安心でしょう。

マンションで飼うのにおすすめの犬種とは?

マンションで犬を飼う際、鳴き声や排泄などの問題をクリアしないことには、犬との生活を快適に送ることができません。そこで、マンションで飼うのにおすすめの犬種をチェックしておきましょう。

お世話がしやすいトイプードル

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

ぬいぐるみのようで可愛らしいと人気のトイプードルは、マンションで飼う際におすすめの犬種と言えます。小型犬なので一緒に生活しやすいという点と、毛が抜けにくく体臭もあまり気にならないため飼いやすいです。

とても利口で従順なので、初めて犬を飼う人やマンション住まいの人にもおすすめです。元々フレンドリーな性格の犬なので、マンションの住人とのトラブルも心配ないでしょう。

移動がスムーズにできるチワワ

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

トイプードルに続き、人気なのがチワワです。マンションのエレベーターや階段などを上がる際に簡単に抱っこができるので、移動もスムーズにできるでしょう。縄張り意識が強い犬種のため、知らない人と会うと急に吠えたり威嚇したりする場合があります。共有部分や階段などでは気をつけておきましょう。

また、小さいうちから根気強くしつけをしておくと、毎日安心して過ごすことができます。チワワは鳴き声が甲高いので、たくさん吠えているとうるさいと言われてしまうことがあります。トラブルにならないよう、しっかりしつけをしておくことが大切です。

鳴き声があまり響かないパグ

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

パグは、小型犬の人気犬種ランキングにも入ります。明るいるく落ち着いた性格なので、マンションなどの集合住宅で飼いやすい犬です。体のサイズが小さいので、広さが限られている間取りのマンションでも快適に飼うことができます。

警戒心が少なく、無駄吠えもほとんどしない犬種なので、安心して飼うことができるでしょう。しかし、しつけがややしにくい犬種と言われています。共有の場所でトイレをしないなどの点については、飼い主がしっかりしつけておく必要があります。

おっとりとした性格のシーズー

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

外見から性格が伝わって来るような犬種とも言えるのが、シーズーです。実際におっとりとした性格で、マンションでも多くの人が飼っています。抜け毛が少なく、臭いも気にならないので、マンションで飼うのには最適です。

性格は穏やかで大人しいので、飼い主とのコミュニケーションもきちんと図ることができます。走り回ったり暴れたりといった行動はあまり取らないので、マンションの上の階に住んでいても安心でしょう。

無駄吠えは少ないほうですが、しつけがやや難しい犬種になるので飼い主が根気強く向き合う必要があります。

マンションで飼うのに注意したい犬種一覧

マンションで飼うのに適している犬種がいる一方で、飼う際には注意すべき点を抑えておきたい犬種も見ていきましょう。

体重で規約違反になってしまうことがあるフレンチブルドック

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

吠えることが少なくのんびりした性格の持ち主であるフレンチブルドックは、パグと同じように飼いやすい犬種に当てはまります。しかし、フレンチブルドックは体重が15kgを超えることがあり規約違反になってしまう恐れがあります。

抱えて部屋まで上がるのも大変なので、マンションではちょっと飼いにくいと感じてしまうかもしれません。

吠えることが多いミニチュアダックスフンド

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

街中で見かけることの多い犬種、ミニチュアダックスフンドの人気ぶりは未だとどまりません。マンションで飼っている人も多いのですが、吠えることが多い犬種なので近所迷惑にならないよう注意が必要です。

しかし、愛嬌たっぷりなミニチュアダックスフンドを飼うと、毎日楽しく暮らすことができます。無駄吠えをしないように、きちんとしつけをすることが大切です。

警戒心が強く吠えやすいパピヨン

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

可愛らしく優雅な様子が特徴的なパピヨンは、しつけが少し難しく吠えやすいため注意が必要です。可愛くてつい甘やかしたくなりますが、飼い始める際はきちんとしつけをしましょう。

大型犬不可のマンションでは飼えないゴールデンレトリバー

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

マンションによっては規約があり、体重が大きい犬種や大型犬はNGとされている場合があります。特にNGとなってしまうのが、ゴールデンレトリバーです。

無駄吠えも少なく利口な犬ですが、成犬になると25kg以上にまで成長するので、大型犬が不可のマンションでは飼うことができません。

また、ゴールデンレトリバーと同じくラブラドールレトリーバーやセントバーナード、ドーベルマンなどの大型犬も体重が重くなるため、マンションでは飼えないと言われてしまうでしょう。飼いたい犬種があるという人は、事前にマンションの規約をチェックしておくことが必要になります。

マンションで犬を飼う際のうるさい鳴き声対策法

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

マンションで犬を飼う際に気になる鳴き声。少しでも周りの住人に迷惑をかけないようにするために対策を取りましょう。

防音設備が整っているマンションに住む

マンションによって整っている設備が異なります。その中で防音設備が整っているマンションを選ぶと、飼い犬が吠えてしまっても落ち着いて過ごすことができます。

犬だけでなく、音楽や人の話し声、楽器などに関する音についても周りを気にすることなく過ごせるので、防音設備がきちんとされているマンションを選ぶと安心でしょう。

トイレのしつけをきちんとしておく

マンションで犬を飼う際に必ずしておかないといけないのが、トイレのしつけです。共有場所でいつでも排泄をしてしまうという状態では、安心してマンションの敷地内を歩かせることができません。また、部屋の中でもどこでもトイレをされてしまうと、片付けが大変です。

トイレに関するトラブルを避けるためにも、飼い始めてすぐにトイレのしつけをしておきましょう。毎日愛犬と楽しく過ごすためにも、トイレのしつけは大切です。

犬の臭いやケージについて

犬は臭いが気になるという人も多くいます。犬種によって感じる臭いのレベルは異なるものの、全くの無臭という犬はいないでしょう。また、ケージを部屋の中に置いておく際の衛生面や、ケージの大きさによっては部屋の中に置きにくい場合もあります。

犬の臭いの特徴やケージの詳細についてもしっかり確認しておくことで、愛犬と共にマンションで快適に過ごせるようになります。

過去に実際にあったマンションの犬に関するトラブル

マンションで犬を飼う人が増えている一方で、過去には犬に関するトラブルも起きています。ここでは、実際にあったマンションでの犬に関するトラブルについて紹介します。

共有部分での排泄物に関する問題

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

マンションには必ず共有部分があり、エントランスホールや中庭、バルコニーなどマンションごとに共有部分は異なります。そのような共有部分がいくつかあるマンションで犬を飼う際には、排泄物に関する問題とぶつかるでしょう。

実際に、共有部分で排泄してしまう、片付けをしても臭いが気になってしまい住人が不快に思う、などといったトラブルが起きています。マンションには必ずあるとも言える共有部分、そのような場所で犬と安心して過ごすためにもトイレのしつけは大切です。

共有部分で排泄してしまわないようにきちんとしつけておくのが、飼い主の責任にもなります。

犬が発する音が階下や隣の人にとって騒音になってしまう

犬は鳴き声だけでなく、走ったりジャンプしたりしたときに足音が発生することがあります。仕方のないことですが、犬が発する音が階下や隣の人に不快感を与えてしまうケースがあります。どこかにぶつかる音がいつも聞こえる、鳴き声がうるさくて困るといった苦情を訴える人もいます。

犬を飼っていない人にとっては、犬が発する音が騒音となってしまうことを把握しておくことが必要です。周りにどんな人が住んでいるかということを把握しながら、どの犬種を飼うかということについても、しっかり事前に家族で話し合っておきましょう。

抜け毛によって排水管が詰まってしまった

マンションで犬を飼いたい!注意点とおすすめ犬種は?

マンションで犬を飼う際、抜け毛によって排水管が詰まるというトラブルが生じる恐れがあります。特に、抜け毛が多い犬には要注意です。お風呂でブラッシングや体を洗った際には、想像以上の抜け毛が出ます。マンションの浴室で犬のシャンプーはしないようにしましょう。

また、排水管の中で最も多いトラブルにトイレの詰まりがあります。散歩から持ち帰った犬の糞をポケットティッシュや普段使いしているティッシュペーパーと一緒に流したら、トイレが詰まってしまうというものです。

犬の糞をトイレ以外に処分する場所がないため、トイレに流す人が多いですが、ティッシュペーパーによっては詰まりを起こしてしまいます。しっかり流せるものを使用しましょう。

マンションで犬を飼うときはマナーとモラルを持って共有生活を送ろう

マンション住まいの人で、犬を飼いたいと思っている人もたくさんいるでしょう。犬を家族の一員として迎えるのは素晴らしいことですが、マンションに住んでいる場合は周りに迷惑にならないか、規約違反になっていないかなどを考慮することが必要になります。

マンションで犬を飼うときは、快適な共有生活を送るためにも、マナーとモラルをきちんと持って生活することが大切です。