猫とのお出かけで役立つのがキャリーバッグです。様々な種類があり、どれを選べば良いのか分からないという人もいるでしょう。たくさんの種類があるなかで、使い勝手が良いと好評なのがリュック型キャリーです。どのようなポイントが人気なのか、また、おすすめの商品についても紹介します。
目次
猫のキャリーにはどんな種類がある?
猫と一緒に旅行へ行くときや、病院に連れて行くときなど、必ず必要となるのが猫用キャリーです。様々なタイプがあるので、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
布製キャリーバッグ
スポーツバッグのような見た目のものが多く、軽くて持ち運びがしやすいのが特徴です。布製なので、プラスチック製に比べて型崩れしやすいのですが、逆に、たたんで小さくできるため、コンパクトに収納できるというメリットもあります。
シンプルなデザインから、まるで大きなブランドバッグのようなおしゃれなものまで、飼い主のファッションにあわせて選べるのも嬉しいですね。
また、猫の毛がバッグの繊維に絡まって取りづらかったり、洗濯ができなかったりするので、お手入れが大変だというのも難点です。そのため、布製キャリーバッグの購入を考えている人は、事前にお手入れ方法をチェックしておきましょう。
プラスチック製キャリーバッグ
上か横が扉になっているタイプがほとんどで、猫用キャリーといえばこちらをイメージする人も多いのではないでしょうか。軽量化されたデザインではない限り、キャリー自体に重量があり、また収納にも場所をとるというデメリットがあります。
しかし、プラスチック製で頑丈なので、重い猫を入れても変形することはありません。そのため、安心して愛猫を外に連れて行けるというメリットもあります。また、お手入れがしやすいというのも魅力のひとつだと言えるでしょう。
リュック型キャリー
リュック型は、その名のとおり猫を入れて背負うタイプのキャリーです。片方の肩に猫の体重がかかるキャリーバッグと違い、リュック型は両肩に均等に重さがかかるので、体への負担を軽く感じられる傾向にあります。
また、両手があくので、猫を背負いながら自転車に乗ることができるというのも大きなメリットのひとつです。
また、猫にとっても安定した乗り心地だといえるのではないでしょうか。普段使いしやすく、おしゃれなデザインのものも多いため、猫を飼っている人はもちろんのこと、犬を飼っている人からも人気を集めています。
災害時用キャリー
猫用キャリーの中には、災害時を想定して作られた災害時用キャリーがあります。見た目は普通のキャリーバッグと同じなのですが、大きな違いはその機能性です。
災害時用キャリーで人気が高いGRAMPの商品を例に挙げてみましょう。手持ちのバッグにもリュックにもなるキャリーで、背面部分を広げると、簡易的なケージができます。
その中におしっこシートや、ペット用の給水ボトルをセットしてあげることで、避難所などの普段とは違う場所でも、猫に快適な環境を作ってあげることができます。
また、ケージの中をじろじろと見られるとストレスを感じる猫もいるので、そんなときには、付属品としてついている大きな布をケージにかけてあげることで、周りの視線をシャットアウトでき、猫も安心して過ごしやすくなります。
この他にも、キャリーの中で水分補給ができるよう給水口がついていたり、サイドが開くので、クレートトレーニングとして使用できたりなど、多くの機能を搭載しています。
猫のキャリーリュックを選ぶポイント3つ
様々なキャリーがありますが、その中でも特に注目を集めているのはリュック型です。デザインがおしゃれなものが多いだけではなく、両手があくため飼い主にとっても都合が良いからです。
では、キャリーリュックを選ぶ際にはどのようなポイントを見て選べばよいのでしょうか。必ずチェックしたい3つのポイントを解説します。
丈夫かどうか
リュック型に限らず、猫を持ち運びするのに十分な頑丈さが必要です。外出中に肩紐が外れてリュックが落ちるなんてことがあれば、中に入っている猫はケガをしてしまう可能性があります。
基本的に、リュックの底を丈夫かつ安定する作りにしているものが多いのですが、それだけではなく、肩紐がしっかり縫い付けられているか、生地が破れないかなどもチェックしましょう。
中の様子が見える構造になっているかどうか
猫は、薄暗くて狭い空間が大好きなので、リュックの中で快適に過ごせる子もいるでしょう。しかし、外出中に気分が悪くなって、リュックの中でぐったりする子もいるので、そういった変化にすぐ気づけるよう中が見えやすい構造のリュックを選ぶことが大切です。
手持ちのバッグは、気になったときに覗き込めば良いのですが、リュックを背負っている状況では、すぐに中を見ることができません。
一度肩から降ろさなければならない手間があるので、中が見えるメッシュ生地やガラス窓がついているものがおすすめです。わざわざファスナーを開けなくても中の様子を見ることができれば、飼い主自身が安心できるでしょう。
猫のサイズにあっているか
耐荷重は、商品によって異なります。いくら狭い空間が好きな猫でも、サイズにあっていないリュックに入れられると、窮屈でストレスを感じてしまう可能性があります。
逆に、余裕がありすぎると、移動中の揺れで態勢を崩すなど、落ち着いて過ごせない可能性があるので、猫にあわせたサイズのリュックを選んであげましょう。
どんな商品が人気なの?猫キャリーリュックランキングベスト5を紹介!
猫用のキャリーリュックはたくさんあるので、どれが良いのか悩む人も多いでしょう。そこで、ネットショッピングの売上ランキングデータをもとに、多くの人から支持されている人気商品ベスト5を紹介します。ぜひ、商品選びの参考にしてみてください。
1位:necosekai リュックサックキャリー
内容量が大きく、広々とした空間が人気のリュック型キャリーです。耐荷重は8kgで、大きな猫はもちろんのこと、小さな猫であれば複数匹入ることも可能です。
上部の開け口は大小で2種類あり、大窓を開ければ、簡単に出し入れできますし、小窓を開ければ、猫が顔を出して外の様子を眺めることができます。また、小窓はメッシュ生地になっているので、中の様子も見ることができて安心です。
このキャリーは、猫に対してだけではなく、飼い主にとっても優しい設計となっているのが特徴で、底の部分が緩やかな曲線になっています。猫を入れたリュックを長時間背負っていると、肩だけではなく背中や腰などにも負担がかかります。
しかし、腰やお尻に当たる底の部分を曲線にすることで、リュックが体にフィットし、負担を軽減させることができます。
2位:difang 猫キャリーリュック
軽いリュックをお探しの方にはこちらがおすすめです。見た目は大きなリュックですが、その重量は約1kgしかありません。この軽量化のおかげで、飼い主に余計な負担をかけることがなく、楽に移動ができると好評です。
そのうえ、背面にはクッションがついているので、重い猫を運んでいてもストレスが軽減されるでしょう。耐荷重は7kgで、色は黒色&パウダーブルーと、紀州茶&鳥の子色の2種類です。シンプルなデザインなので、様々なファッションにも合わせやすいというのも嬉しいですね。
3位:Petio necoco 全猫種用リュックキャリー ブラック
全猫種に対応しているリュックキャリーで、耐荷重は8kgです。窓が大きいので、猫の出入りも簡単にできますし、小窓はメッシュ生地になっているので、中にいる猫の様子がすぐに分かります。カバーをロールアップしておけば、猫も外の景色を眺めながら移動を楽しめるでしょう。
布製なので手入れが大変なのでは、と思う人もいるかもしれませんが、中敷きカバーはすべて丸洗い可能なため、お手入れが簡単です。
また、リュック全体が体に沿う形になっているので、飼い主にかかる負担を軽減できるというのも魅力のひとつです。
4位:4WAYペットキャリー
まるでランドセルのような形が印象的なキャリーです。超小型犬や小型犬用として販売されていますが、猫にも使えると好評です。
このキャリーの魅力は、何と言っても4つの使い方ができるということです。片手持ちができ、紐をつければ肩掛けのバッグにもリュックにもなります。
そして、キャスターをつけて取っ手を伸ばせば、キャリーケースのように転がして移動させることも可能です。場面にあわせた使い方ができるので、ちょっとしたお出かけはもちろんのこと、旅行などの遠出でも安心して使えるでしょう。使わないときには、コンパクトに折りたたんで収納できるのも嬉しいですね。色は、カーキ、ブラウン、クリムゾンピンクの3色があります。
5位:Daisukiネコ用キャリーバッグ
車でお出かけをすることをメインに考えている方には、こちらがおすすめです。丸みを帯びた形が印象的なリュック型キャリーです。リュックの他に、車のシートに固定してドライブバッグにしたり、キャリーケースにセットしてスーツケースにしたりすることも可能です。底つきで丈夫なうえにしっかり自立するので、移動中の猫も安定感を感じられるでしょう。
おしゃれで可愛い!宇宙船型の猫キャリーリュック3選!
【画像】:ポペットフレンズのいくらちゃん
機能性に優れた猫用のキャリーリュックのほかに、機能性に加え、デザイン性の高さも魅力的なアイテムがあります。そのなかでも特に、今人気を集めているのが宇宙船カプセル型です。小窓がついているので、まるで猫が宇宙船に乗っているように見えて可愛いと評判です。では、実際にどんな商品があるのかご紹介します。
Isstn 宇宙船カプセル型ペットバッグ
前面に3つの通気口があり、側面はメッシュ生地になっています。通気性が良いので、中にいる猫が息苦しくなったり、熱がこもって暑くなったりすることなく快適に過ごせる設計となっています。前面の中心部に大きな窓がついているので、小さな猫がわざわざ背伸びをしなくても、くつろいだ状態で外を見ることができます。
S&C 宇宙船カプセル型ペットバッグ
ランドセルのような形が特徴のリュック型キャリーです。前面と側面にたくさんの通気口があり、さらにメッシュ生地になっている部分もあるので、通気性は抜群です。素材が皮革で、少し臭いがきついという特徴もありますが、内側も外側も毛がつきにくい構造になっているので、手入れがしやすく、高級感もあっておすすめです。
U-pet ペットキャリーバッグ
多くのリュック型キャリーの中でも、特に知名度が高いのがU-petです。耐荷重7kgなので、大きな猫でも入ることができます。ハードタイプで形がしっかりしており、型崩れの心配はありません。色はグリーン、イエロー、マゼンダの3色があり、ランドセル型であれば、ブルーとレッドの2色があります。カラフルな品揃えもおしゃれのポイントのひとつです。
猫キャリーを購入した後にやっておくべきこと2つ
やっと理想的なリュック型キャリーを手に入れたとしても、肝心の猫がそれに入ってくれなければ意味がありません。好奇心旺盛で物怖じしない猫であれば、買ってきた瞬間に自分から飛び込んでいくこともあるでしょう。
しかし、もともと猫は警戒心が強い動物なので、見慣れないものや自分の臭いがしないものに対しては、安易に近づこうとしません。いざお出かけをするまたは緊急事態に備え、使用するとなった際にスムーズに入ってくれるように、購入後にやっておくべきことを2つ紹介します。
キャリーを猫の近くに置いておく
先程も説明したように、見慣れないものに対して猫は警戒心を持ってしまいます。まずは、キャリーが猫にとって危険なものではないと覚えてもらう必要があります。購入してからしばらくは、猫の近くに置いて慣らしておきましょう。
最初は警戒して近づこうとしなかった猫も、徐々に興味を抱いて近寄っていく可能性があります。安全なものだと認識してくれれば、お出かけの際にも抵抗することなく入ってくれるでしょう。
猫の臭いがついているものを入れておく
猫は、自分の臭いがするものや場所に対して安心感を持ちます。そのため、使わない間も猫の臭いがついたものを入れておきましょう。「買ってきたばかりの新品に、いきなり猫の臭いをつけるのは嫌だ」という人もいるかもしれませんが、猫が安心して入れるようにするためには必要な準備だと心得ましょう。
おしゃれな猫キャリーリュックで一緒にお出かけを楽しもう!
猫とのお出かけを楽しむためには、キャリーの存在は必要不可欠です。安心して使うための機能性も大切ですが、お出かけを楽しむためには、デザインにもこだわりたいという人が満足できるラインナップも揃っています。
猫が気に入ってくれそうなもの、また、飼い主自身が「これを背負ってお出かけしたい」と思えるようなものを選んで、猫との外出を楽しみましょう。