最近はペットと利用できるカフェやホテルなどの施設が増え、ペットと一緒に出かける人も増えています。ペットホテルに預けなければいけないという寂しさからも開放され、旅先でも共に過ごせるのは飼い主にとっても嬉しいことです。そこで、ペットとの旅行を楽しむためのポイントと、持ち物を事前にきちんと確認しておきましょう。
ペットと一緒に旅行を楽しむためのポイント5つ
ペットと一緒に旅行を楽しむために、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。ペットと初めて旅行に行こうと考えている人も、ぜひ参考にしてみてください。
ペットに必要な持ち物は完璧に揃えておこう
旅行に出かけるとき、私たち人間であれば衣服や洗面用具などの必要なものをカバンに詰めます。それと同じように、ペットにとって必要なものも完璧に揃えて安心して旅行にでかけましょう。
必ず持参するものは主に5つ
ペットと旅行に出かける際、必ず持参しておきたいものは主に5つあります。
- リードまたは首輪
- 普段食べているフードと食器
- ワクチンの接種証明書や鑑札
- 水
- ティッシュペーパーやトイレシート、マナーポーチなど
いきなり脱走して迷子になってしまうと大変なので、基本的には愛犬にきちんとリードをつけておきましょう。
犬にとって飼い主と一緒に外出できるのは嬉しいものの、環境の変化に戸惑いを感じることもあります。そこで、少しでも安心させてあげるために、普段食べ慣れているフードといつも使っている食器を持っていくようにしましょう。
愛犬と共に利用できる施設が増えている中で、多くの施設でワクチンの接種証明書や鑑札を提示するように言われるところがあります。そこで、必ず持っていくもののリストに入れて忘れないようにしましょう。
水は、多めに持っていくと安心です。飲み水として利用するだけでなく、粗相をしてしまったときに洗い流すこともできます。いつどんなハプニングが起きるかわからないので、あらかじめ用意しておくと安心です。
水に流せるティッシュペーパーを持っておくと、外出先で粗相があってもすぐにトイレに流せるので安心です。また、糞を入れる袋や密閉容器なども用意しておくと、万が一愛犬が不本意なところで排泄をしてしまってもすぐに対応できるため、飼い主のマナーとして必須といえるでしょう。
持っていくと便利なものは全部で13個
ペットと旅行に行く際に必ず持っていきたいものが5つあることに加え、持っていくと便利なものは13個あります。順にメリットなども合わせて紹介します。
- 消臭スプレー
- ペットトイレ
- 粘着ローラー
- ウェットティッシュ
- マナーベルトやオムツ
- ステイマット
- ブラシやシャンプー、犬用タオル
- 新聞紙
- 犬用の服
- ケージまたはサークル
- キャリーバッグやクレート
- 迷子札
- 雨具
車内やホテル、旅館の部屋など、ペットの臭いが染み付きやすい場所に消臭スプレーをしておくと、快適な空間を保つことができます。うっかり粗相をしてしまった際にも消臭スプレーを吹きかけておくと臭いを軽減してくれるので、ひとつ持っておくと安心です。
ペットにとって、いつもと違う場所はわくわくした気持ちになるという反面、緊張してしまうこともあります。その結果、粗相をしてしまう場合もあるので、携帯用のペットトイレを持っておくと愛犬も飼い主も安心できます。
いわゆるコロコロですが、車内や室内の掃除をする際にペットの毛やホコリを取り除くことができます。100均にも売っているので、車にいつも積んでおくのがおすすめです。
ウェットティッシュは万能なので、多めに持っていくようにしたいです。室内に入るときに足を拭けるだけでなく、汚してしまったときにもきれいに拭き取ることができます。
マーキングの癖があるオスの犬の場合、マナーベルトは必須と言えるでしょう。マナーベルトを付けておくとマーキングするのを予防でき、オムツを持っていれば粗相の問題も回避できます。施設によっては、マナーベルトやオムツの着用を義務付けているところもあります。
犬が飼い主のそばに座って休むとき、ステイマットがあれば安心です。椅子の上に座らせるときに敷いたり、足元で待たせるときには床置き用のステイマットを持っておくと愛犬も自分の居場所として認識できるため、あらゆる場所で活用できます。
設備によっては、ペットが利用できるプールや温泉があるところもあります。そこで、犬用タオルやブラシ、シャンプーなどを持っておくと、体を清潔に保つことができるでしょう。
新聞紙はいつも多めに持っていくと安心です。粗相をしてしまったときなどに、水気を早く吸収してくれるなど、市販のウェットティッシュなどよりも万能で安価というメリットがあります。室内での粗相に利用できるので、古い新聞紙をいくらか持っていくと安心でしょう。
犬用の服はただのおしゃれ目的だけでなく、毛が飛び散るのを防ぐという役割もあります。そこで、不用意な抜け毛などを落とさないよう愛犬にぴったりな服を用意して、おでかけをするとよいでしょう。服を着るのを嫌がる子は、日頃から着せる機会を増やし慣らしておくことをおすすめします。
利用する設備によっては、飼い主が準備するものにケージやサークルがあります。簡易的で簡単に組み立てられるものを選んでおけば、出先でもすぐに設置することができるでしょう。
旅先で買い物などをしたいとき、ペットはキャリーバッグなどに入れておくようにと言われることがあります。買い物をしたいけれど施設の中に入れないという事態を避けるため、クレートやキャリーバッグは忘れないように準備しておきましょう。
ペットとの旅行は、いつどんなハプニングが起きるかわかりません。そこで、迷子札を忘れずに付けるようにしましょう。万が一飼い主とはぐれてしまったときにも、迷子札を見て連絡してきてくれる人がいるかもしれません。旅先で大切なペットと別れることになるのは辛いので、迷子札は付けておくと安心です。
旅行のときには、行き先の天気をきちんと調べていてもいきなり雨が降ることもあります。そこで、ペット用の雨具を持っておきましょう。急に雨が降ってきたときにも、雨具を着せることで体が濡れずに済みます。
事前にペットも利用できる飲食店があるかも要チェック
ペットと旅行に出かける際、宿泊先や観光スポットのチェックだけでなく、ペットと共に利用ができる飲食店があるかも確認しておきたいところです。行き先によっては、お店自体が少ない場合もあります。その中で、ペットと入店できるお店があるのかどうか、事前に調べておかないと、行った先でペットは車中でのお留守番や、店外につながれるという少々残念の事態になってしまいます。
不安をなくすためにも、あらかじめペットと利用できる飲食店はチェックしておきましょう。
ペットと楽しめるツアー旅行もある
旅行の行き先によっては、ペットと楽しめるツアー旅行も販売されています。たとえば、愛犬と行けるバスツアーがあります。プランや行き先は決められているものの、ペットのことも考えて計画が立てられています。
ツアーで会ったペット好きな初対面の人と仲良くなることもでき、ペット同士が楽しく過ごすこともできるでしょう。ペットのトイレや食事のことも考えてあるツアーとなっているので、安心して旅行に行くことができます。
温泉はペットも利用できるところを見つけておこう
旅行といえば、宿泊先は旅館などの温泉をイメージする人も多いでしょう。ペットと旅行に行く際にも温泉を利用したいという人の声が多いため、ペットが利用できる温泉の有無も確認しておきましょう。
温泉によっては、ペットも入ることができます。移動の疲れを癒すために、ペットも一緒に利用できる温泉があればより快適に過ごせるでしょう。ぜひ宿泊先を検討する際に、ペットが利用できる温泉の有無も調べておくことをおすすめします。
旅館やホテルのルールはきちんと守ろう
ペットとの旅行を楽しむためには、ルールやマナーを守ることも大切です。ペットが入れるところと入れないところを確認し、周りの人に迷惑をかけないようにしましょう。ペットの性格によっては、他のペットと会ったときに吠えたり警戒してしまう子もいるので、吠え声などにも配慮して細心の注意を払いましょう。
利用する旅館やホテルのルールをしっかり守って、ペットと共に快適な旅行を楽しめるように心がけましょう。
ペットとの旅行におすすめのエリア一覧~関東編~
ペットと一緒に旅行を楽しめるスポットはいろいろとありますが、まずは関東編として、おすすめスポット3つを紹介しましょう。
Dog Petit Resort joker 綱吉の湯でペットの疲れを癒してあげよう
東京に旅行で出かけたら、ペットの疲れを癒すことができる温泉に行ってみましょう。網吉の湯では犬専用の温泉があるので、ゆっくりと浸かって体を温めることができます。温かいお湯に浸かることで全身の血行が促進されるので、筋肉や関節のコリもほぐれていくでしょう。
温泉にはジェットバスもあるので、水圧で体内に溜まっている老廃物の排出も促すことができます。
ただし、2018年11月30日で閉店してしまうため、お早めに訪問してくださいね。
ペットと一緒にカヤックに乗ろう!玉淀湖カヌー・カヤックツアー
ペットと一緒にいつもと違う自然を満喫したいというときには、玉淀湖カヌー・カヤックツアーがおすすめです。
埼玉県大里郡の自然豊かな場所で、新鮮な空気を楽しみながらカヌーやカヤック体験ができるようになっています。ゆったりとしたスピードで進むカヌーやカヤックは、ペットと一緒に乗る際にも安心です。アマゾンのように樹々のトンネルもあるので、非日常感を味わうのにはぴったりです。
大空を満喫できる筑波山ロープウェイもおすすめ
筑波山を満喫できるロープウェイも、ペットと一緒に乗って楽しむことが可能です。ペットに関しては、片道200円で利用できます。ただし、ロープウェイに乗り込む際には、ペットは必ずキャリーケージに入れておかなければならないので、事前に準備しておきましょう。
ペットとの旅行におすすめのエリア一覧~関西編~
ペットと一緒に楽しめるスポットは、関西エリアにもたくさんあります。その一部を紹介しましょう。
ドッグランとバーベキューが楽しめる嵐山・高雄パークウエイ
京都にある嵐山・高雄パークウエイは、一面芝生が広がる雄大な敷地を誇っています。広々としたドッグランでは、愛犬が思いっきり走って遊ぶことができるでしょう。
準備から材料まですべて揃ったバーベキューもあるので、自然を満喫しながら美味しいものを楽しむこともできます。釣りができる池もあるので、一日中たっぷり遊べるスポットとなっています。
人も犬も自然をたっぷり満喫できる六甲山カンツリーハウス
家族連れなど多くの人手賑わう六甲山カンツリーハウスでは、身体を動かすさまざまな遊びを楽しめるようになっています。バーベキュー場やローズウォーク、ドッグテラスにドッグランと、愛犬と楽しめる場所がたくさん揃っています。さらに、毎月11日は「わんわんの日」として、犬たちの入園料が無料になるというサービスがあります。
その他にも、ドッグヨガやわんちゃん運動会、アジリティ体験会などさまざまなイベントを実施しています。愛犬と思いっきり遊べる場所に出かけたいというときに、六甲山カンツリーハウスはおすすめです。
一緒に散歩も楽しめる京都伏見稲荷大社
京都観光に愛犬と訪れたいスポットに含まれることが多い京都伏見稲荷大社は、広い敷地内を散歩しながら楽しめるようになっています。リードを付けるのが決まりとなっていますが、いつもの散歩も雰囲気ががらりと変わると違った印象を受けるでしょう。
京都伏見稲荷大社は、昼間は多くの観光客が訪れるスポットとなります。そのため、愛犬とゆっくり過ごしたい際には、朝の早い時間帯にするなどの工夫を行なうと快適に過ごせるでしょう。京都伏見稲荷大社の中に入る際には、愛犬の排泄を済ませておくことを忘れないようにしましょう。
ペットとの旅行を楽しむために万全の準備を
ペットと一緒に旅行を楽しめるスポットは、どんどん増えています。どんな場所でも快適にペットと過ごせるように、事前に持ち物リストを作り、しっかりと準備をしましょう。また、どこに行っても安心して過ごすために、ペットのしつけをしておくことも大切です。
ペットと訪れることのできるスポット探しや飲食店も見つけておくと、行った先で困ることなく過ごすことができるでしょう。万全の準備を行ない、ペットとの貴重な非日常の時間をを満喫しましょう。