日本犬のなかで一番大きい「秋田犬」について知っていますか？日本で一定の人気を占めていますが、それ以上に海外で人気の犬種でもあるんですよ。海外で人気の高い秋田県の魅力的な特徴と、フランスで生まれた生後間もない4つ子の秋田犬の、2ヶ月間の成長を詰め込んだ写真集「秋田犬のおやこ」をご紹介します。
そもそも秋田犬ってどんな犬？
「秋田犬」という名前は有名ですが、実際にどんな犬なのか詳しく知っている人は、そう多くないのではないでしょうか？
秋田犬の外見
現在、国の天然記念物に指定されている純血種の日本犬は、「秋田犬」「甲斐犬」「紀州犬」「柴犬」「四国犬」「北海道犬」の6犬種です。この中で唯一の大型犬である秋田犬は、日本犬で一番大きい犬種となっています。
秋田犬といえば、ふさふさの被毛がチャームポイントです。もともと寒い地域で生まれた犬種のため、寒さに強いダブルコート被毛を持ちます。抜け毛が多いので、こまめなブラッシングが必要です。
秋田犬の指定毛色は、最もスタンダードな赤をはじめ、白、虎、胡麻、斑、黒の6種類です。日本犬でありながら、日本には黒毛の秋田犬が存在しません。どんな毛色が気になる方は調べてみてくださいね。
秋田犬の性格・性質
秋田犬は賢く、「忠犬ハチ公」のモデルにもなっているほど飼い主に忠実な犬種です。主従関係をしっかりと構築できれば、素晴らしいパートナーになれるでしょう。
体力があるので、1日1時間は散歩をして身体を動かさせてあげることが大切です。
ヨーロッパや東南アジアなど海外でも人気
秋田犬の人気は日本国内だけではありません。
国内には2,000頭ほどの秋田犬が生活していますが、海外では、2016年時点で国内を上回る約4,000頭の秋田犬が登録されています。
ロシアのプーチン大統領やフィギュアスケートのザギトワ選手も秋田犬を飼っており、歴史上の人物ではヘレンケラーが飼っていました。
フランス生まれの日本犬「秋田犬のおやこ」写真集を発売
2018年1月、フランス北西部のノルマンディで、秋田犬の夫婦の間に4匹の小さな赤ちゃんが生まれました。子育てに奮闘する母犬と能天気な父犬のもとで、子犬たちはむくむくもふもふと元気に成長しています。
そんな親子を一番近くで見守り、撮り続けてきたのは、飼い主でカメラマンの酒巻洋子さんです。子犬たちが生まれて生後2ヶ月までの姿を1冊に詰め込んだ「秋田犬のおやこ」の写真集は、翔泳社より2018年9月25日から発売中です。
あっという間に成長する犬の生後2ヶ月間は、人生にほんの少ししかない赤ちゃんの期間です。貴重な時間を写真に残した「秋田犬のおやこ」に癒されてみてはいかがでしょう。
・画像提供：＠Press
