ペットライン株式会社の調査によると、飼い猫が幸せを招いている家庭は約9割にのぼることがわかりました。一方で、多くの飼い主は猫の健康管理に気を遣いつつも、正しい知識をもちあわせていないことがわかりました。猫のかかりやすい病気の情報と早期発見につながるチェック方法を習得して、猫と末永く幸せに暮らしましょう。
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「猫が招いた幸せ調査」でわかった招き猫の実態!
9月29日は「招き猫」の日です。国産のペットフードを展開するペットライン株式会社では、2018年7月31日~8月2日にかけて「猫が招いた幸せ調査」をインターネット上で実施しました。調査対象は、猫を飼っている全国の20~60代の男女1,000名です。
猫を飼い始めた飼い主の多くが「幸せな時間が増えた」と回答
「Q.猫を飼い始めてから幸せな時間が増えましたか?」という問いでは、87.5%の飼い主が「幸せな時間が増えた」と回答しました。
愛猫との時間は、嫌なことも忘れさせてくれるくらいに愛おしいと感じている飼い主が多いようです。
具体的に、体調が悪い時に寄り添ってくれる姿に癒されたという声や、仕事からの帰宅時に出迎えてくれる飼い猫に癒されるという声もありました。
猫を介して友人が増えたことで、より幸せな日々を過ごせているという飼い主もいました。
猫を飼い始めて「モテるようになった」「収入が増えた」人もいる
20~30代の男性200名にいたっては、「モテるようになった」と生活の変化を感じている飼い主が29.0%にのぼることがわかりました。
猫好きのコミュニティが出会いにつながった飼い主や、猫の話題で盛り上がったことがお付き合いのきっかけになった飼い主がいるようです。
猫好き同士の「猫好きの人に悪い人はいない」という先入観が、男女の距離を縮めているのかもしれませんね。
モテたい一心で踏み出すのは考え物ですが、出会いを求めている男性で責任と愛情に自信があり、なおかつ環境の整っている人は、猫を飼ってみるのもいかもしれません。
また、30代の男性34名のなかでは、猫を飼い始めて「収入が増えた」と感じている人が44.1%にのぼることが判明しました。
猫に幸せな生活を送ってもらいたい気持ちが、お金を稼ぐためのモチベーションになった飼い主や、猫のいる生活が精神の安定につながり、結果として仕事の昇任試験に合格した飼い主もいるようです。
また、猫を飼ったら懸賞に当選したという飼い主もいました。まさに、招き猫効果ですね。
猫を飼い始めて「家庭が円満になった」人はたくさんいる
回答者のうち、家庭をもつ男女527名を対象とした「Q.猫を飼い始めてから家庭円満になりましたか?」というアンケートでは、家庭の円満化を感じている人が73.9%にものぼることが明らかになりました。
多くの家庭で猫は癒しの存在であり、家族の会話の種になったり、猫がいることで場の空気が和む効果があるようです。
夫婦喧嘩をしていると、意図的に割り込んでくるという賢い飼い猫や、大好きな猫のために、仕事から早く帰宅する努力をしているという微笑ましい飼い主もいました。
猫は多くの家庭を円満にしており、猫の存在によって生活が豊かになっている人が多くいることがわかりました。
猫の健康に関する知識調査
そんな幸せをもたらしてくれる猫とは、できるだけ長く一緒に過ごしたいと思うものです。
今回のアンケートでは、「猫の健康管理」に関する調査を同時に行ないました。
その結果、飼い猫の病気を経験したことのある飼い主は過半数にのぼり、健康面の心配を抱えていることが判明しました。
多くの飼い主が腎臓や泌尿器系の疾患を気にかけている
アンケートによると、多くの飼い主が飼い猫の「腎・泌尿器の病気」を心配していることがわかりました。
実際にかかったことのある病気としても、下部尿路疾患や膀胱炎、腎不全などの「腎・泌尿器の病気」が第1位となりました。
猫はもともと、腎臓や泌尿器系の疾患になりやすく、他の疾患と比べても圧倒的に多いことがうかがえます。
「おしっこチェック」を知っている人と行動している人の差が大きい
多くの飼い主が猫の健康に関心を持ち、日々与える食事などで健康管理に気を遣っていることがわかりました。
なかでも、「腎・泌尿器の病気」の早期発見に効果が期待できる健康管理に「猫のおしっこチェック」があります。
このチェックについて、89.1%の人が「重要だと思っている」と回答している半面、「内容と目的を知っている」と答えたのは59.2%に減りました。
さらに「定期的に行っている」と回答したのは44.3%にまで減少し、知っている人のうち行動している人は半数にとどまっていることがわかりました。
正しいおしっこチェックを毎日行なおう
猫のおしっこは、健康を現すバロメーターであり、正しいおしっこチェックは、飼い猫と末永く幸せな未来を過ごすために役立ちます。
おしっこチェックのやり方は以下のとおりです。
- 量をチェック
- 回数をチェック
- 色をチェック
- ニオイをチェック
- pHをチェック
猫が1日にするおしっこの適量は、体重1kgあたり約50mlです。あらかじめ、適量の水を猫砂にかけて塊のある程度の大きさを把握しておくと、日々の判断に役立ちます。
猫のトイレ回数の目安は、1日あたり2~3回です。トイレに滞在する時間の長さや、おしっこをしているときに痛がったていたり、いつもと違う様子がないかも気にかけてあげましょう。
正常なおしっこの色は、ジャスミン茶のように淡くて透明な黄色です。できれば少しだけ採尿し、白濁や褐色のにごり、光る結晶などが混じっていないかを確かめてあげましょう。
異臭がする場合も無臭である場合も、正常なおしっことは言えません。普段からニオイを嗅いで、いつもと違う変化に気付いてあげましょう。
正常なおしっこは弱酸性で保たれています。pHのバランスが崩れると病気になりやすいため、毎日のおしっこが正常なpHであるか確かめてあげましょう。市販のpHチェッカーのほか、pHがわかる猫砂もあります。
幸せを招く猫の健康な未来を招いてあげよう
日々の生活に幸せを招いてくれる猫へ飼い主ができることは、より健康な未来を招いてあげることです。今回紹介したおしっこチェックをはじめ、身体の様子をこまめにチェックしたり、食事の栄養管理に気を付けたりして、飼い猫の健康を守ってあげましょう。
・画像提供:PR TIMES