日本古来の風景が残る京都は、婚礼の発祥の地とも言われています。そのため、現代でも京都で結婚式や前撮りを行ないたいと希望する人が多いようです。今回は、ペットと結婚式を挙げたいと思っている人におすすめの、ペット同伴OKの結婚式場について紹介します。また、一生の思い出に残る前撮りに、ペットを参加させる際のポイントも解説するので、ペットとの結婚式を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
京都でペット同伴OKなおすすめの結婚式場3選！
京都は、他の県では味わえないようは風情ある景色が広がっています。この非日常感のなかで結婚式を挙げたいと希望するカップルも多く、京都にはたくさんの結婚式場があります。
しかし、儀式性が高い傾向がある京都の結婚式は、ペットの受け入れを大々的に公表しているところが、東京などの都会に比べて少ないようです。今回は、ペット同伴を歓迎してくれることで有名な結婚式場を3ヶ所紹介します。
京都セントアンドリュース教会
1780～1998年、イングランド北部に実在したセントアンドリュース教会の歴史が京都という地で蘇り、今なお多くの人々に祝福を与え続けています。
約200年の歴史がある調度品を英国より譲り受けており、正面には色鮮やかなステンドグラスが輝きます。国境を越え、多くの人々を祝福してきた歴史は、これからもたくさんのカップルの幸せな記憶を刻んでいくことでしょう。
そんな非日常的な空間に、ペットもびっくりするかもしれませんね。思わず背筋が伸びるような素敵な結婚式場で、多くの祝福と歴史を感じながら、ペットと一緒に結婚式を挙げてみてはいかがでしょうか。
もちろん、ペット参加の前撮りもOKです。色鮮やかなステンドグラスの前で写真を撮ると、華やかで素敵な写真が撮れますよ。
二条城チャペル セント・アベニール
1日1組貸切りウェディングが可能な結婚式場です。完全なプライベート空間が作り出せるので、ゲストたちとゆっくり楽しい時間を満喫できるでしょう。
また、邸宅の外では、たくさんの緑と花々が迎えてくれます。ナチュラルウェディングを希望する人には、特におすすめしたい結婚式場です。
女性人気が高い結婚式場ですが、その理由のひとつがディズニーのドレスです。ディズニー映画に登場するプリンセスたちのドレスを着ることができるため、ディズニー好きな人はもちろん、プリンセス気分を味わってみたいという女性たちの注目を集めています。
憧れのプリンセスになり切って、忘れられない結婚式となるでしょう。
貸切邸宅なので、2人らしいテーマで結婚式が挙げられます。リングドッグや、誓約書へのサインなど、ペットの演出をたくさん盛り込んだ結婚式にしてみてはいかがでしょうか。きっと、2人にとってだけでなく、ゲストやペットにとっても特別な1日となるはずです。
小さな結婚式 京都祇園店
さまざまな理由や事情が重なり結婚式を諦めてしまうカップルはたくさんいます。そんな人々にも、温かい結婚式を挙げてほしいという願いから誕生したのが「小さな結婚式」です。
全国各地に店舗があり、そのうちのひとつが京都にもあります。チャペルは、会場全体を包み込むように竹で覆われており、モダンな雰囲気が感じられます。
また、バンケットの大きな窓ガラスからは、多くの緑が顔を覗かせており、上品で華やかな空間を演出しています。和の要素を盛り込んでいるあたりが、京都らしさを感じますね。
結婚式では考えられないほどの低価格で挙式を行なうプランや、準備期間が短くても対応してくれる柔軟さがあるため、多くの人々から支持されています。
ペットと一緒の結婚式も歓迎してくれるので、ペット同伴も諦める必要はありません。いろんな希望の実現を目指してサポートしてくれるのが、小さな結婚式の大きな魅力です。和風のおしゃれなチャペルで、ペットにリングドッグをお願いしてみてはいかがでしょうか。
ペットとの前撮りが楽しめる京都のおすすめスポット
京都は、結婚式だけでなく、前撮りでも人気が高い場所です。まるで映画のセットのような風景のなかで、前撮り写真を残したいと思っているカップルも多いでしょう。
なかには、結婚式は県外で行なうけれど、前撮りだけは京都でしたいという人もいるほどです。
では、ペットと一緒に撮る際にはどんな場所が良いのでしょうか。ぜひ前撮りで行ってほしい、おすすめのスポットを紹介します。
祇園
祇園は、京都市の東山区に位置する場所です。繁華街として有名なので、耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
ドラマやゲームなどの舞台として採用されるほど人気があり、連日多くの観光客で賑わっています。祇園には数多くの撮影スポットがありますが、そのなかでも特に有名なのが、以下の4ヶ所です。
花見小路通
祇園の中心を通るメインストリートです。四条通を境に、北側と南側で風景が変わる様子が面白いところです。北側は、主に居酒屋などのお店が立ち並び、南側は歴史あるお茶屋や料理屋などが軒を連ねます。
この2つの雰囲気を楽しめるのが花見小路通の魅力のひとつです。石畳を歩きながら、どこで撮影をしようか話し合って決めるのも良い記念となるでしょう。
また、真っ直ぐに伸びる長い道で、遠近法を使って撮影をすると、面白い写真が撮れるかもしれませんね。
新橋通
江戸末期から明治初期にかけての街並みが、未だ残っている場所です。歩くだけで、まるでその時代にタイムスリップしたような感覚を楽しむことができるでしょう。
石畳や簾がかかった建物が、より時代を感じさせます。現代の日本ではなかなか見られない風景なので、この街並みをバックに写真を撮ったり、楽しく散歩をする姿を撮ったりしてみてはいかがでしょうか。
白川南通り
白川通も素敵ですが、今回おすすめしたいのは白川南通りです。白川のせせらぎを眺めながら石畳を歩くことができ、遊歩道にはソメイヨシノを中心とした桜並木が見られます。
そのため、春は特に人気の撮影スポットとなっています。また、枝垂桜もあるので、ピンクと緑のコントラストが美しく、華やかさを演出しますよ。祇園特有の風情のある街並みだと言っても過言ではないでしょう。
八坂の塔
正式名称は「法観寺」ですが、八坂にあるためこの名前で親しまれています。京都最古の塔で、国の重要文化財にも指定されている特別な歴史的建造物です。
この地でしか見られないため、より京都らしさを感じられるでしょう。日中に撮っても、夜に撮っても風情のある1枚になるはずです。
嵐山
京都を代表する観光地のひとつが嵐山です。京都ならではの風景や神社、庭園巡りが楽しめます。また、嵯峨野にはトロッコ列車が走っており、渓谷の自然を堪能しながらトロッコ乗車を楽しめます。
そのため、「嵐山と言えばトロッコ」という印象を持つ人も少なくはないでしょう。子どもから大人まで多くの人々に親しみ愛されている観光地ですが、ここでは2つのおすすめスポットがあります。
嵯峨野の竹林
数万本の竹が生い茂る竹林は、嵐山のなかでも特に人気があるスポットです。背の高い竹が両脇にあるにもかかわらず、圧迫感を感じることなく神秘的な印象を感じます。その不思議な雰囲気は景色の圧巻です。
夜にライトアップがされることもあるようなので、その時期を狙えば、昼間とは違う幻想的な雰囲気も楽しめそうですね。
ペットと一緒に散歩する光景や、人力車に乗って撮影をするのもおすすめです。
渡月橋
嵐山のシンボルとも言われる橋です。葛飾北斎の絵にも登場し、古くから多くの人々に親しまれてきた地だとうかがえます。
この橋は前撮りスポットとして有名で、橋を渡りながら、あるいは川沿いにある大きな松の木の下でなど、様々なアングルで撮影を行なっている姿を目にします。
特別な前撮りにするために行ないたい演出3選！
素晴らしい景色のなかで撮影するだけでも、きっと素敵な前撮りとなるでしょう。しかし、せっかくであればオリジナル性を出したいですよね。
その方が、思い出にも残りやすく、何度も見返したくなるような写真に仕上がるに違いありません。
ここでは、ペットとできる演出アイディアを3つ紹介します。どんな写真にしようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
歴史とロマンを感じる風景の中を散歩
京都は、その街並みすべてが歴史やロマンを感じさせると言っても過言ではありません。
それほど多くの歴史的建造物に囲まれている県なので、そこをペットと一緒の散歩している光景を写真に収めてみてはいかがでしょうか。
ペットを抱っこしてカメラ目線の撮影をするのも良いですが、実際に歩いている様子を撮影することで、散歩をしながら見える自然な笑顔が撮影できるはずですよ。
扇子を持って撮影
京都では、古くから「見合い扇子」という風習があります。これは、結婚前のカップルがお互いに扇子を贈り合うことで、結婚の意思確認をするというものです。
現代では薄れてきた風習ですが、その名残として、現在でも引き出物に扇子を選んだり、前撮りのアイテムに扇子を使用する人が多いようです。
それぞれ扇子を持ち、ペットには扇子をくわえさせたり、背中に担がせてみたりしてはいかがでしょうか。きっと、京都らしさが出る素敵な1枚となるでしょう。
色とりどりの和菓子を持ったカラフルな演出
京都と言えば和菓子という印象はありませんか？四季を表現して作られる和菓子は、日本を代表するお菓子です。そんな和菓子を使った演出も、京都らしさが出ておすすめです。
テーブルの上にたくさんの和菓子を並べて写真を撮ったり、和菓子屋の前で色とりどりの和菓子を持って撮ったりすると、カラフルで可愛い写真が撮れます。和菓子は季節に合わせて作られているので、日付を入れなくても、一目で撮影時期が分かりますよ。
京都の結婚式でペットに着せる衣装の選び方
結婚式や前撮りを行なうのであれば、ペットにも正装をさせたいですよね。ペット用衣装はたくさんあり、どんなものを選べば良いか分からないと悩む人も多いでしょう。そんな人のために、今回は京都の結婚式だからこそ意識したいポイントを紹介します。
豪華さを意識しよう
結婚式には地域性が出ます。関西は婚礼発祥の地と言われ、そのなかでも、京都は儀式性が高い傾向があると言われています。
結婚式を派手で豪華なものにしようという傾向が強いことから、ペットの衣装もできるだけ豪華なものにすることをおすすめします。
華やかな色が使われていたり、金色などの豪華さを感じる刺繍があったりすると、結婚式の格式の維持にもつながるのではないでしょうか。
結婚式のコンセプトに合わせよう
結婚式のコンセプトは、カップルによって異なります。京都ということで和風を選ぶ人も多いですが、実際は洋風の結婚式を挙げる人もたくさんいます。
さらに細分化し、色や雰囲気をテーマに合わせてチョイスする人も多いでしょう。洋風の結婚式なのに和風の衣装を着せたり、テーマが春なのにマリンカラーを選ぶなどすると、どんなに素敵な衣装でも違和感を感じさせてしまいます。
衣装を選ぶ際には、必ずコンセプトが何だったかを再確認してから選ぶようにしてあげてくださいね。
古都の風情を大切にしよう
京都らしさを演出したいのであれば、やはり一番大切にしたいのはその風情です。古都の風情を意識した衣装にすることで、非日常的に感じる景色のなかでも、自然と溶け込めるでしょう。
歴史ある京都でペットと伝統的な結婚式を楽しもう！
京都の結婚式は、他の県に比べて一番日本らしさを感じられる場所だと言っても過言ではありません。多くの歴史とロマンを感じながら、多くの祝福に包まれることでしょう。
しかし、人気の観光スポットが多い京都は、毎日のように多くの観光客で賑わっています。前撮りの際は、周りの目が気になってなかなか撮影に集中できなかったり、人の迷惑にならないように気を遣わなければならなかったりなど、大変な部分も出てくるでしょう。
それをどうカバーするかをしっかり話し合い、撮影スケジュールを組むことが重要です。記念に残る演出を考えるのと同時に、無事に撮影を終えるためにはどうしたら良いかも考えておくと、当日落ち着いて行動できますよ。
結婚式も前撮りも、大切なペットとともに過ごせるよう、2人でしっかり話し合ってみてくださいね。
