飼い猫に健康で長生きしてほしいという願いは、飼い主にとって共通の願いです。ところが、日本における飼い猫のワクチン接種率は、わずか10%にとどまっています。飼い猫のワクチン接種を遠ざける一番の理由である「通院の難しさ」を解決する糸口として、株式会社B-skyが開設した往診専門獣医療サービス「わんにゃん保健室」に期待が高まっています。
「わんにゃん保健室」って何?
社会でペットが普及するなか、飼い猫の多くが予防接種を受けていません。株式会社B-skyによって開設された「わんにゃん保健室」は、東京23区を中心とする往診専門の獣医療サービスです。
わんにゃん保健室によって、動物病院へ通うことが難しい動物でも、家で適切な獣医療を受けることができます。
飼い猫のワクチン接種にはどんなハードルが?
飼い猫を危険な感染症から守るために欠かせないワクチン接種ですが、こんなにも普及していない原因は何でしょうか。
一番の原因は猫の通院の難しさ
一つ目は、猫を動物病院へ連れて行くのが難しいことにあります。
動物病院へ連れて行く際は、安全やトラブル防止のための措置として、キャリーバックなどに入れることが必要になります。
しかし、多くの猫はキャリーバックに入ることを嫌がる傾向にあり、入ってくれたとしても、鳴き続けて抵抗したりと、通院がスムーズにできません。
また、動物病院の環境にパニックをおこして脱走し、交通事故に遭ってしまう危険性も否めないのです。
これは、動物病院への通院やワクチン接種を遠ざけてしまう主な原因です。
ワクチン接種の必要性の浸透不足も
二つ目は、ワクチン接種の必要性が浸透していないことにあります。
室内飼いの猫は、外出させない限り感染症の危険性がなく安心だということはありません。人間が媒介者となり、ウイルスに感染させてしまう恐れがあります。
今後は、飼い主やペット取扱事業者に対して、ワクチン接種の必要性を啓発していく必要があります。
「わんにゃん保健室」の往診サービスでワクチン接種率向上を
猫の通院問題を解決するための手段として、往診医療が挙げられます。多くの病院では往診医療が可能と掲げられていますが、実際に往診医療に対応できている動物病院は少数です。
そこで重要になるのが、往診専門の獣医師になります。わんにゃん保健室は、ペットのことを第一に考えた往診専門の動物病院です。
病院へ連れて行くハードルを取り除き、住み慣れた家の中でワクチンを接種できることは、飼い主にとっても飼い猫にとっても負担の少ない医療となることでしょう。
ワクチン接種以外にも、健康診断や在宅医療など、自宅で待ち時間なく受けることが可能になるのです。
ワクチンを接種していたら守れたはずの、大切なペットの命がたくさんあります。予期しない感染症から飼い猫を守るために、往診医療を利用して適切にワクチンを接種させましょう。
・画像提供:PR TIMES