猫の介護方法が知りたい方必見!8つのポイントを把握して快適に過ごしてもらおう

猫 介護

猫は約7歳くらいから老化が始まるといわれており、歳を重ねるにつれて介護が必要になってきます。また、若い猫でも怪我や病気によって介護をしなければ生活が困難になる場合もあるでしょう。今回は、猫の介護とその際に必要なアイテムを紹介します。愛猫との将来に備えて介護の仕方をマスターし、愛猫がいつでも快適に過ごせるようにサポートしてあげましょう。

何歳から老猫になるの?

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猫は人間に換算すると、最初の1年で20歳年を取り、その後は1年に4歳ずつ年を取っていくと言われています。

人間に換算すると44歳になる約7歳ごろから老化の兆候が見え始め、10歳になったら完璧な老猫と言えるでしょう。

猫の老化サインは下記のとおりです。

猫の老化サイン

  • 動きが鈍くなる
  • 食欲が落ちる
  • 寝ていることが多くなる
  • 目やにが増える
  • よだれが気になる
  • 口臭が強くなる
  • 歯が抜けたり、欠けたりする
  • 毛並みが悪くなる

愛猫に老化の兆候が現れたら、生活しやすいように介護をしてあげる必要があります。

猫を介護する方法8つ

愛猫の介護方法を8つ紹介します。

餌を食べやすくする

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老猫になると、食欲が低下する傾向にあります。また、歯が抜けてしまい、今までどおりの食事を食べられなくなってしまうこともあるため、口内環境をチェックし、適したフードを用意しましょう。

ドライフードをぬるま湯でふやかす

老化によって歯が悪くなると、ドライタイプのキャットフードは硬くて食べられなくなることがあります。その場合はお湯でふやかしてあげましょう。

MEMO
また、フードを濡らすことでニオイが強く出るため、食欲増進の一助となります。

ウェットタイプのエサにする

ウェットタイプの餌はドライタイプよりも咀嚼しやすいため、老猫におすすめです。老猫用のウェットフードを3つ紹介します。

シーバデリ 11歳以上 細かめほぐし身 お魚の蟹添え

こちらの商品は細かくほぐしてあるため老猫でも食べやすく、細胞の酸化や動脈硬化を防ぐと言われている抗酸化成分が健康維持の一助となります。

このほかにしらす味、チキン味もあるため、グルメな愛猫でも飽きにくいでしょう。

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モンプチ スープ パウチ 高齢猫用(15歳以上)

こちらはスープタイプのため、栄養と一緒に水分を補給することができます。猛暑や冷暖房による乾燥など、水分不足が気になる際に与えてみてはいかがでしょうか?

スープタイプとクリームスープタイプを合わせて、全15種と豊富なラインナップもメリットです。偏食気味な愛猫でも、お気に入りの味が見つかるかもしれません。

低脂肪のため、ドライタイプのフードにかけて与えてもよいでしょう。

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カルカン パウチ 高齢猫用 18歳から

こちらは18歳以上の超高齢猫用のフードです。ゼリー仕立てのため食べやすく、歯に優しく消化の際には胃腸への負担が少ないのがメリットです。

抗酸化成分やオメガ3脂肪酸など、アンチエイジングに役立つ成分や18歳以上の猫に必要な栄養素が全て含まれているため、愛猫の健康維持に役立つでしょう。

味は全部で6種類と豊富なため、愛猫のお気に入りの味を見つけてみてはいかがでしょうか?

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トイレの手伝い

トイレの場所を猫用ベットの側にする

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歩くのがゆっくりになってきたら猫用ベッドなど、愛猫がいつもいる場所の側にトイレを用意して、スムーズに行けるようにしてあげましょう。

おむつを履かせる

排泄が間に合わなくなってきたらペット用のオムツを使用すると、トイレの世話が楽になるでしょう。老猫におすすめのオムツを紹介します。

ドギーマン NEWペットの紙オムツ SS

こちらの商品は尻尾の通し穴やサイズ調整ベルトがあるため、ペットの身体にほどよくフィットし、糞や尿の漏れを防ぎます。付け直しがしやすいテープが使われているため、動き回る子や寝たきりの子でもスムーズに着脱することができるのも嬉しいですね。

汚れたオムツをそのままにすると、ムレや皮膚のかぶれの原因になります。また、猫は綺麗好きな動物のため、不潔な状態が続くことは大きなストレスです。なるべく早く取り替えてあげましょう。

排泄後に身体を拭いてあげる

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排泄後は身体に汚れがついていることがあるため、動物用のウェットティッシュや濡らしたタオルなどで拭ってあげることをおすすめします。濡れタオルを用意する際は愛猫が身体を冷やさないよう、ぬるま湯を使用しましょう。

ブラッシング

老猫になるとグルーミングの回数が減るため、長毛種は1日1回程度、短毛種は1週間に2、3回程度を目安にブラッシングをして毛並みを整えてあげましょう。

強く梳かすと毛が抜けたり、痛みを感じることもあるため、柔らかいブラシで優しく梳かしてあげてください。猫におすすめのブラシッシングアイテムを2点紹介します。

高級キャットブラシ柔らか豚毛(猫用ブラシ)

こちらのブラシは柔らかな高級豚毛を使っているため、老猫や皮膚の弱い子でも安心してブラッシングできるでしょう。専用の毛玉リムーバーが付いているため、ブラシの掃除が楽なのも嬉しいですね。

AMIR ペット ブラシ グローブ

こちらのブラシはグローブタイプになっており、手にはめて愛猫を撫でることでブラッシングできます。毛を梳かされているというよりも、撫でられている感覚が強いため、ブラッシングが苦手な子も気を許してくれるかもしれません。

ブラッシングが嫌いな子は、ブラッシングによって大きなストレスを感じてしまう恐れがあるため、どのように手入れをすべきか獣医に相談してみましょう。

歯磨き

老猫になると、歯周病や口内炎などの口内の病気にかかりやすくなります。歯磨きで歯石を取り除き、口内の病気や口臭を防ぎましょう。歯ブラシを嫌がる場合は一気に全箇所を磨かず、1日に1〜2箇所ずつ磨いていきましょう。

口腔ケアによって少しでも多く歯をきれいにしておくことで、食事がスムーズにできるようになります。餌がたくさん食べられることは愛猫の長生きに繋がりますよ。猫におすすめの歯ブラシを2つ紹介します。

マインドアップ 猫口ケア 歯ブラシ

こちらは猫の頭に合わせた小さなサイズの歯ブラシのため、愛猫の負担になりにくいでしょう。ヘッドは15°傾いているため、歯にフィットしやすくスムーズに磨くことができます。

歯みがきが終わった後は、雑菌が繁殖しないようきれいに洗って乾燥させてください。

歯みがきシート

こちらの商品は、指に巻いて愛猫の口を拭くだけで歯垢が除去できるため、口臭や口内病を予防することができます。汚れが見えやすいため、口内の環境が把握しやすい点もメリットです。

歯磨きは、急に行なうと嫌がる可能性があるため、将来のことを見据え、子猫のうちから馴らしておくことが大切です。自分で歯磨きをするのが難しい場合は動物病院に連れて行きましょう。

爪切り

老猫は爪とぎの回数が減るため、爪が伸びてしまい怪我をしてしまう恐れがあります。月に1度は爪を切ってあげるとよいでしょう。猫におすすめの爪切りを2つ紹介します。

WeinaBingo ペット用つめ切り

こちらの商品はステンレス製の刃を使用しており、切れ味が非常に良いと評判です。また、ばねが使われているため、女性や子ども、お年寄りの方など、力に自信がない方でもスムーズに愛猫の爪を切ることができます。

爪切りにかける時間を減らして、愛猫のストレスを軽減してあげましょう。

二段階スピード ペット用電動爪切り

こちらの商品は電動爪切りです。猫の爪の厚さや大きさに合わせてスピードやポートが設定できるため、深爪や怪我のリスクが大幅に軽減できます。

充電はUSBメモリーを使えば1時間ほどで完了するため、電池が必要ないのも嬉しい点です。速やかに愛猫の爪を手入れしてあげることができるでしょう。

猫の介護が辛くなったらペットシッターに頼ろう

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介護の負担が大きくなってきた場合は、ペットシッターに1日数時間ほど世話を任せるのもおすすめです。

猫は環境の変化を苦手としますが、ペットシッターは自宅に訪問してくれるため、精神的な負担を減らすことができるのが大きなメリットです。

また、飼い主への負担も軽減できるため、上手に頼ってみてもいいかもしれませんね。

ひとり暮らしで猫の介護が難しくなった場合

ペットを飼育する際は最後まで面倒を見るのが基本ですが、病気などのやむを得ない事情で愛猫の看病ができなくなった場合は、知人や老猫ホームに託すという方法があります。

信用できる家族や知人に託す

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多くの猫は知らない人間を苦手とするため、家族や親しい友人など、なるべく愛猫に会ったことがある方に介護を頼んでみましょう。

愛猫を手放すまでの期間に余裕があれば、新しい飼い主に何回か会わせ、警戒を解いてあげることをおすすめします。

MEMO
愛猫を他の方に託す際は、現在の愛猫の状態や、性格、特徴、介護の方法など、なるべく細かく状況を伝え、介護がスムーズになるようサポートしてください。

老猫ホームを利用する

家族や知人に託すことが難しい場合は、老猫ホームを検討してみましょう。動物のプロが責任を持って愛猫の介護をしてくれるため安心です。

老犬&老猫ホーム ひまわり(茨城)

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■出典:rouken-kaigo

こちらでは、老猫や老犬の世話をしてもらうことができます。光溢れる広々とした空間で、優しいスタッフたちと一緒にのんびりと老後の生活を過ごすことができるでしょう。

同敷地内に「つくば獣医診療センター」があるため、体調を崩した時や怪我をしたときには万全のサポートを受けられるのが大きなメリットです。

施設は茨城県にありますが、県外のペットも入所することが可能なため、気になる方はホームページから資料請求してみましょう。

公式サイトはコチラ

愛猫の介護について知っておけば将来も安心!

老化や怪我で身体が不自由になったとき、愛猫が頼れるのは飼い主だけです。大切な愛猫がいつまでも安心して過ごせるよう、介護の仕方を学んでおきましょう。

介護をする際は、ペット用のおむつや老猫用のフードなどのアイテムを使うことでスムーズに取り掛かれますよ。インターネットショップやペットショップで比較的手ごろな価格で手に入るため、使用を検討してみてはいかがでしょうか?

愛猫の介護によって精神的・身体的に辛くなってきたら、知人や獣医に相談するとよいでしょう。

また、ペットシッターなどの利用もおすすめです。飼い主の悩みや負担を軽減することで、愛猫にも良い影響があるでしょう。ペットは必ず歳を取ります。大切な家族である愛猫との将来に備え、今から介護の計画を立てておくことをおすすめします。