犬が納豆を食べるのはOK?得られる効果やおすすめのサプリ5選

犬が納豆を食べるのはOK?得られる効果やおすすめのサプリ5選

納豆は、犬に与えても大丈夫な食品と言えるでしょうか?人間が食べる食品は基本的には犬に与えない方がよいとされていますが、与えてもOKなものとNGなものとを理解して、愛犬の健康維持に努めたいですね。ここでは、納豆を与えても大丈夫なのかという点から、期待できる効果や注意点などについて紹介します。

犬に納豆は与えても大丈夫

犬が納豆を食べるのはOK?得られる効果やおすすめのサプリ5選

犬に納豆は与えても大丈夫とされています。大豆を発酵させて作られた納豆は柔らかくなっているので消化しやすく、愛犬の胃腸に負担をかけずに食べさせることができます。

納豆の成分をチェックしてみよう

納豆は、ネバネバ感があり、においにも特徴のある食品ですが、体にとって必要な栄養素が豊富に含まれています。そんな納豆の成分について、以下にまとめてみました。

  • ナットウキナーゼ
  • 納豆といえばこの成分と言われるのが、ナットウキナーゼです。納豆独自の酵素であり、血栓を溶かすという働きがあります。血液や血管を健康的に保ってくれることから、心筋梗塞のリスクを下げる効果も期待できます。いつまでも元気に過ごすため、ナットウキナーゼは大いに役立ってくれるのです。

  • ビタミンK
  • 納豆に多く含まれるビタミンKは、カルシウムの吸収をより高めたり出血した際に早く血を固めてくれるという働きを持っています。体調が悪いときには不足しやすいビタミンでもあるため、納豆から摂取するのは効率的と言えます。

  • 食物繊維
  • 納豆には食物繊維がたっぷりと含まれており、下痢や便秘などの改善に役立てることができます。腸内環境を改善していくことができるので、免疫力も高まっていくでしょう。野菜から食物繊維を摂取しようとした場合には想像以上にたくさんの量を食べる必要がありますが、その点納豆なら少量でもたっぷりの食物繊維を摂取できるというメリットがあります。

  • 大豆サポニン
  • 抗酸化作用に優れた成分である大豆サポニンは、体内で発生する活性酸素を除去してくれます。ここから老化防止や免疫力アップにつながります。納豆にはたくさんの大豆サポニンが含まれているので、定期的に食べてアンチエイジングができるのも嬉しいですね。

納豆は犬にとっても栄養豊富な食べ物

納豆に含まれる栄養素を見てみると、私たちが健康的に暮らすために必要な成分が多く含まれていることがわかります。これらの栄養素については犬にとっても有益となるため、犬にも納豆は与えて大丈夫と言えます。

少量食べるだけでもしっかり栄養を摂取できるので、愛犬が納豆を喜ぶようなら少量ずつ与えながら体調面の変化を見てみましょう。

犬に納豆を与えることで得られる効果6つ

犬が納豆を食べるのはOK?得られる効果やおすすめのサプリ5選

犬に納豆を与えることで得られる効果としては、6つの点が挙げられます。嬉しい効果があるため、ぜひ愛犬に納豆を与えてみましょう。

肝臓によい

納豆には解毒作用があり、肝臓の調子を整えてくれる働きがあります。肝臓病を患っている犬にも与えることができる食品として利用されることもあるほどです。納豆に含まれるビタミンB群が、皮膚や粘膜を健康的に保ってくれるだけでなく、肝臓の解毒作用を高める力を持っています。

また、レシチンという成分が肝臓の脂肪を減らしてくれるので、脂肪肝にもおすすめとなっています。このように、納豆には肝臓の調子を整えてくれる栄養素がしっかりと含まれているのです。

血液がサラサラになる

納豆を適度に摂取していると、血液がサラサラになるというメリットもあります。ナットウキナーゼが血液をサラサラにしてくれ、血栓ができるのを予防してくれます。血液の流れが悪くなることで発症する病気もあるため、日頃から納豆を食べて血液をサラサラにしておくと安心ですね。

整腸作用

納豆には、おなかの調子を整えてくれるナットウキナーゼと食物繊維が豊富に含まれています。ストレスやいつもと違う環境などによって、おなかの調子を崩しやすい子もいます。そうなると、下痢や便秘を繰り返すようになり、犬自身にとっても辛い状況が続いてしまいます。

このようなおなかの不調を改善するためにも、整腸作用のある納豆は有効と言えるのです。スムーズに排便できると、体内に老廃物を溜めずに済むので毛艶なども健康的になっていくでしょう。フードや水分の少なさなどから、便秘の悩みを抱えている子も多いといいます。

納豆を美味しく食べながらお腹の調子を整えられるのは、一石二鳥と言えますね。おなかの調子は体の免疫力にも大きく関わってくるので、整腸作用のある納豆をぜひ食べて整えてあげましょう。

皮膚病の改善

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犬は、手足や耳などの部位で皮膚病を発症することが多いです。犬がかかりやすい皮膚病には様々な種類がありますが、掻きむしって症状が悪化する前に対策を取ることが重要です。悪化すると、傷が深くなり化膿するなどのトラブルも招きます。

そこで、日々の食事に取り入れられるのが納豆です。皮膚の状態を強化するのに欠かせないアミノ酸は、タンパク質が分解されて生成されます。そのため、タンパク質が豊富な納豆を食べていると、皮膚病改善に効果が期待できるのです。

納豆は発酵された大豆ということで、消化にもよいです。胃腸に負担をかけることなく摂取できるので、手軽に取り入れたい食品と言えるのです。

肥満予防

納豆は、犬の肥満予防にも効果が期待できます。納豆に含まれるタンパク質が、脂肪の蓄積を防ぐとされています。さらに、新陳代謝を高めてくれることから、痩せやすい体にも近づけるのです。

犬にとっての肥満は生活習慣病のひとつとされ、そのまま放置していると様々な病気を招きます。日頃から納豆を食べて肥満予防をしておくことで、その他の病気の予防にもつながると言えるのです。

最近では、肥満気味または肥満の犬が増えている傾向にあるため、納豆の有効成分で愛犬の体型維持に努めましょう。

骨を丈夫にしてくれる

納豆にはビタミンKが含まれると紹介しましたが、骨を強化してくれる働きも持っています。ビタミンKがカルシウムの吸収をより高めてくれるということから、納豆を食べると骨が丈夫になるのです。

犬にとって骨が丈夫であることは、健康の証とも言えるでしょう。骨や関節をいつも健康に保つためにも、納豆に含まれるビタミンKは有効なのです。

ビタミンのなかでもビタミンKを配合している食品として、納豆はおすすめです。年齢を重ねても健康的な骨を維持するために、納豆は取り入れていくとよいでしょう。

犬に納豆を与える際の注意点4つ

犬が納豆を食べるのはOK?得られる効果やおすすめのサプリ5選

これまでにお伝えしたとおり、納豆は、犬にも積極的に与えていきたい食品と言えます。納豆から期待できる効果は、犬の健康にも大きく関わっています。しかしながら、納豆を好きなだけ与えるのはよくありません。ここでは、犬に納豆を与える際の注意点を4つ紹介しましょう。

大豆アレルギーに要注意

どんな食品においても、アレルギー発症の可能性は潜んでいます。納豆に関しては、大豆アレルギーの心配があります。元から大豆アレルギーである犬には、大前提として与えることができません。また、納豆を食べ始めてからアレルギーを発症する恐れもあるので、いきなりたくさんの量を与えるのも控えましょう。

納豆を食べたあとに、かゆがったり、いつもと違う様子を発見したら、大豆アレルギーを起こしている可能性があります。また、かゆがるだけでなく、下痢や嘔吐を伴うケースもあるので注意が必要です。症状が治まらない、いつもと様子が違うと感じたら、動物病院を診察して早期対応をしてあげましょう。

栄養の過剰摂取

納豆は、栄養価に優れた食品です。犬にとっても健康維持に有効と言える栄養素がたくさん含まれていますが、過剰摂取にはならないよう注意しましょう。

納豆には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。そのため、たくさん食べ過ぎると、中毒を引き起こす恐れがあります。嘔吐したり体重が減ったりといった異変が見られるようになるので、栄養豊富な納豆の与えすぎには注意が必要です。

例えば、1パックすべてを犬に与えるのは、食べ過ぎになってしまいます。愛犬の体のサイズによっても適量が異なりますが、まずはパックの4分の1程度から始めましょう。

付属のタレは使わないように

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納豆にはからしと付属のタレがついていますが、愛犬に与える際には何もかけずに納豆だけを与えるようにしましょう。付属のタレには、いろんな添加物や調味料が使用されています。

そのなかには、犬にとって害となるものも含んでいる恐れがあるので、使用しないよう注意しましょう。もちろん、香辛料となるからしも犬にとってはよくないので、愛犬に納豆を与える際は、すぐにからしとタレを取り除いておくと安心です。

細かく刻んで与えよう

納豆には、大粒や中粒などのサイズがありますが、愛犬に与えるときは細かく刻んで与えるようにしましょう。元から刻んであるひきわり納豆が便利でおすすめです。ひきわり納豆以外に、小粒もよいでしょう。粒が大きいまま与えると、おなかに負担をかけることになってしまいます。

また、小さく刻むことでたくさん食べることができ、満足感も得やすいです。消化を早めるためにも、納豆は細かく刻んでおきましょう。

犬におすすめのサプリ5選

犬が納豆を食べるのはOK?得られる効果やおすすめのサプリ5選

犬に納豆はおすすめのため、私たちが食べる納豆を少量与えることは可能です。しかし、ネバネバとして与えるのが大変だったり、もっと手軽に納豆の栄養素を与えたいというときには、納豆に関するサプリがおすすめです。では、厳選した5つのサプリをご紹介しましょう。

納豆菌をたっぷり摂取できるPOCHI サプリ納豆

犬が納豆を食べるのはOK?得られる効果やおすすめのサプリ5選
画像引用:POCHI

POCHIというプレミアムドッグフード専門店から発売されている「POCHI サプリ納豆」は、少量与えるだけで納豆菌をたっぷり摂取することができます。納豆特有のにおいや粘り気が少なくなったフリーズドライタイプのサプリとなっているので、おやつやフードのトッピングなどに活用できます。ネバネバと糸を引くこともなく、食べやすくなっています。

国内で製造されたサプリで、原材料は納豆のみのため、添加物などの心配もありません。ネバネバというよりは、カリカリした納豆という触感に仕上がっているので、食感を楽しみながら食べることができるでしょう。愛犬の健康維持のために納豆を与えたいというときには、手軽に利用できるサプリです。

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乳酸菌がたっぷり!トーラス ヨーグル3

納豆の有効成分だけでなく乳酸菌も効率よく摂取できるのが、「トーラス ヨーグル3」です。1粒に2億の乳酸菌を配合し、お腹の調子を整えてくれます。乳酸菌だけでなくオリゴ糖も配合しているため、便秘や下痢といったお腹の不調も改善できるでしょう。

さらに、納豆に含まれるナットウキナーゼやイソフラボン、レシチンといった成分も含まれているため、健康維持におすすめです。納豆のネバネバ感を感じることなく有効成分を摂取できるというメリットがあります。

こちらの「トーラス ヨーグル3」は、7歳以上のシニア犬におすすめとなっています。定期的に摂取しておくことで、年齢とともに感じやすい不調にも悩まなくなるでしょう。

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酵素を補給できるTBA菌酵素納豆菌

「トーラス ヨーグル3」と同じ会社から発売されている犬用のサプリに、「TBA菌酵素納豆菌」という商品があります。原材料には、TBE菌、ユッカエキス、オリゴ糖とシンプルになっており、1mlに100万個以上の納豆菌を配合しています。

豊富な納豆菌から酵素が生成され、おなかのなかで増えながら働いてくれます。納豆菌のチャンピオンを独自に培養したというTBA菌によって、通常の納豆を食べるよりも確実に有効成分を摂取できるようになりました。

TBA菌は、ドライフードに含まれる穀物を消化し、栄養を効率よく摂取できるよう働きかけてくれるという役割も持っています。ドライフードの上に2~4回押してかけるだけでよいので、毎日の食事の際に手軽に利用できるでしょう。

この量の目安は、犬のサイズや体重などには関係がありません。どんな犬にも、同じ量与えることで効果が期待できます。毎日続けて摂取することで健康面で嬉しい変化が見られるようになるでしょう。

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安心の無添加 ドクターズチョイス おいしい納豆菌

納豆菌を効率よく摂取できる注目を集めているのが、「ドクターズチョイス おいしい納豆菌」です。安心の無添加となっており、愛犬に毎日与えても安心でしょう。

納豆菌がしっかり腸にまで届き、便の臭いや状態なども改善できます。腸内環境が整うので、毛並みや皮膚の状態も健康的になっていくでしょう。原材料には、とうもろこしや大麦が使用されているので、穀物アレルギーである場合には食べることができないので注意が必要です。

無添加ではあるもののグレインフリーではないので、愛犬のアレルギーの状況に応じて選ぶようにしましょう。「ドクターズチョイス おいしい納豆菌」は、いつものドッグフードに少量混ぜるという使用方法で、愛犬の健康を維持できます。納豆特有の臭いもそこまで強くはないので、美味しく食べることができるでしょう。

ふりかけとしても食べられるつぶ「納豆」

栄養面で優れた納豆をより手軽に美味しく食べられるのが、この「つぶ納豆」です。ドッグフードの食いつきがイマイチという場合にも、犬が喜ぶ風味に仕上げてあるのでしっかり食べてくれるでしょう。

ひきわりタイプの納豆なので、犬の体に負担をかけることなく食べやすいサイズになっています。消化もスムーズに行なってくれます。1gに1億個以上の納豆菌を配合しているため、粒のひとつひとつが濃厚で美味しく感じられるでしょう。

原材料は納豆菌、割り大豆、ビール酵母の3つのみとなっており、保存料や防腐剤などは一切使用していない無添加のふりかけです。おやつの時間にそのまま食べる以外に、いつものフードの上にふりかけて食べることもできます。通常の納豆よりも時間をかけて熟成しているため、小さな粒に栄養価がぎゅっと詰まっているのも特徴です。

与え方に注意しながら愛犬に納豆を与えよう

納豆は、犬に与えてもOKな食べ物となっています。意外にも納豆好きの犬は多く、栄養価も豊富であるため、定期的に摂取しながら健康維持ができるでしょう。市販の納豆を与える際には、量に注意したり、タレなどを使用せずそのまま与えることが大切です。また、大豆アレルギーを起こしていないかという確認も行なう必要があります。

納豆をもっと手軽にいつもの食事に取り入れたいという場合には、納豆菌を配合したサプリが便利ですね。食べやすいサイズになっており、フードにふりかけて食べるタイプの商品もあるので、より手軽に美味しく納豆を食べることができるでしょう。

納豆からは生活習慣病の予防や便秘改善、血液をきれいにしてくれるなどの効果が期待できます。その他にも、骨の強化や皮膚病の改善、肝臓の機能強化などにも有効です。ぜひ、愛犬が気に入って食べてくれるサプリなども利用しながら、納豆パワーを実感してみましょう。