犬に牛乳を与えてもいいの?安心して与えられるおすすめ商品3選

犬に牛乳を与えてもいいの?安心して与えられるミルクとはどんなもの?

テレビやマンガで、犬を拾ってきて家にある牛乳を飲ませているシーンを見たことがある人はいるでしょう。犬は牛乳が好きだというイメージがあるので、人が飲んでいる牛乳をあげてしまう人もいるのではないでしょうか。実際に犬に牛乳を与えてもいいのでしょうか。

犬に牛乳を与えない方がいいとされる理由

この乳糖とは牛乳の甘い成分のことで、牛乳だけでなく人間や犬の母乳にも含まれています。

母乳を飲んで育つ子犬のときは、乳糖を分解するラクターゼという酵素が身体の中に存在しています。しかし、成長するにつれてこのラクターゼが少しずつ減っていくのです。

そのため、犬は成長するに伴って乳糖を分解することができなくなっていき、牛乳を飲むと下痢をしやすくなってしまいます。このように、乳糖に耐性がなくなっていくことを乳糖不耐性といいます。

このようなことから、成犬には牛乳を与えないほうがよいといわれています。体質によってお腹を壊さない子もいますが、飲ませてみないと乳糖不耐症かどうかは分かりません。

人間でも牛乳を飲んだらお腹の調子が悪くなる人もいるように、犬も体質によりますが犬のほうが人間よりもお腹を壊しやすいのです。

栄養バランスが犬向きではない?

  • 結石ができやすい
  • 牛乳には豊富なカルシウムが含まれています。カルシウムは骨や歯を形成するために必要な栄養素で、筋肉や脳の働きにも大きな役割があります。その働きからすると、どんどん摂取したほうがいいもので、犬にもたくさん飲ませた方がいい気がします。

    しかし、カルシウムは他の食材に含まれているシュウ酸という成分と結びつき、結石を作ることがあります。つまり、カルシウムを摂りすぎると、尿道結石ができてしまうということになるのです。

    もし尿道結石ができてしまうと、結石が尿道をふさいでしまうので、おしっこの出が悪くなります。また、一回の尿量が減ったり、症状がひどくなると尿が出なくなることがあります。

    トイレへ行くのにおしっこが出ない、おしっこに血が混じるようになると重症ということです。そのままにしておくと、急性腎不全になったり尿毒症を起こして最悪の場合、命を落とすこともあります。

  • 牛乳を飲むと犬が太る?
  • 栄養分が高い牛乳ですが、その分カロリーが高く100mlあたり約67kcalのカロリーがあります。犬に与えるにはカロリーが高いため、与え続けると肥満になってしまう可能性があります。

アレルギーが起きることがある

犬のなかには牛乳にアレルギー反応を起こす子がいます。少しの量でもお腹を壊したり、肌が赤くなったりひどくなると、毛が抜けたり脱毛になることもあります。皮膚が赤くなり痒くてしょっちゅう掻いている、お腹を壊した場合はアレルギーを疑ってすぐに動物病院へ連れていきましょう。

犬には他の乳製品ならあげていいの?

無糖ヨーグルトは下痢になりにくい

人間用の牛乳よりもヨーグルトやチーズのような乳製品のほうが、下痢を起こしにくいということはあります。これらは、製造の過程で乳糖のほとんどが分解されるため、乳糖が原因でお腹を壊す子は、ヨーグルトなどのほうがお腹にはいいということになります。

ただ、ヨーグルトやチーズは乳製品なので、アレルギーがある犬の場合は与えないほうがいいでしょう。もしも犬にヨーグルトやチーズを与える場合は、無糖ヨーグルトや塩分が少ないチーズにすることをおすすめします。

あげるなら犬用のミルクにしよう

犬に与える牛乳で一番気にしなければならないのは、乳糖が分解されているかどうかです。前述したように、犬には乳糖を分解する力が人間に比べると劣っています。

犬用の牛乳は乳糖を分解する成分が含まれているものや、元々乳糖が入っていないものがあるので、犬にとっては安心です。

人間の牛乳を与えるよりは、犬の身体に合わせて作られている牛乳を与えるほうが安全なのは明白です。

おすすめの犬用ミルク

森永 ワンラックドッグメンテナンスミルク

原料を吟味した国産品の犬用ミルクです。犬の健康や栄養バランスに適した栄養素が入ったミルクなので、安心して与えることができます。

脂肪の代謝や脳の機能に関わるL-カルニチンや、お腹の健康を守ってくれる動物用のビフィズス菌が配合されています。また、ビフィズス菌を増やす働きをするミルクオリゴ糖も入っているので、ワンちゃんのお腹の調子を整えてくれます。

さらに、ワンちゃんのお腹に配慮し、乳糖は牛乳の6分の1の量になっています。太りすぎないようにカロリーを抑えるなど、ワンちゃんの身体を第一に考えたミルクになっています。

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ドギーマン わんちゃんの国産牛乳

ドギーマンのワンちゃん用の牛乳は九州産の生乳を使い、香料や人工着色料を使用しないで作られています。また、脂肪分が気になる飼い主さんには低脂肪タイプもあります。

ドギーマンの「ペットの牛乳」というシリーズは、乳糖が含まれていないタイプのシリーズですので、ワンちゃんのお腹に安心です。ミルクを飲んでお腹をこわしてしまう子にはこちらのタイプを与えてあげるといいでしょう。

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犬が牛乳を飲んでしまったら

下痢をしたら様子を見てひどい場合は病院へ

もしも犬が人間用の牛乳を飲んでしまったらどうしたらいいのでしょうか。まずは慌てず様子を観察しましょう。

もし、下痢や消化不良の症状が出たら動物病院へ連れていきましょう。人間でも同じですが、お腹を壊したり吐いたりするのは犬にとっても辛いことです。動物病院で薬をもらったり、点滴をしてもらうなどの治療で早く回復することがあるので、症状が出たらすぐに連れて行ってあげてください。

動物病院へ連れて行くときは、スムーズな診察をしてもらうため、以下の項目を獣医師に伝えるようにしましょう。

  • 犬が牛乳を飲んだ時間
  • どのくらいの量を飲んだのか
  • 症状が出始めたのは何時何分頃からか
  • どのような症状が出ているのか
  • 皮膚を痒がっていないか
  • 症状が出てから今まで変化はあるのか

飲んだら危険な量はどのくらい?

犬にどのくらいの量の牛乳を与えたら危険なのかですが、もしも犬に牛乳に対するアレルギーがある場合は、ほんの少量飲んだだけでも症状が出ます。

アレルギーの症状はさまざまなものがありますが、多くの場合は皮膚が赤くなり痒みを引き起こすことが多いようです。痒くなった部分を犬が掻いてしまい、皮膚が真っ赤になったり、ひどいときはただれてしまうことがあります。

牛乳を飲んでアレルギー反応を起こしてしまう場合は、乳製品全般にも注意が必要です。ヨーグルト、チーズ、バターなどを口にしないように気をつけてあげましょう。

また、牛乳に含まれる乳糖が原因で下痢や消化不良を起こしてしまう場合も、少量の牛乳でも症状がひどくなることがあります。少しだから大丈夫なのではないかと思っていても、犬の体質によって重症化することもあるので、充分注意しなければなりません。

犬に安心して牛乳を与えるには

飼い犬のアレルギーや体質を把握しておく

犬に牛乳を与えるときには、犬の体質やアレルギーの有無を知っておかなければなりません。

お腹をくだしやすいことがないか、乳製品アレルギーではないかはもちろんですが、病気の種類によっては牛乳を与えないほうがいい場合もあります。何かの持病がある場合は、牛乳を与えてもいいのか獣医師に相談しましょう。

犬用牛乳かヤギミルクを与える

犬に与える牛乳で適しているのは、犬専用に売られているミルクかヤギミルクです。ヤギのミルクは牛乳に比べると栄養価が高く、アレルギーが起きにくい特徴があります。ヤギミルクに含まれるタンパク質のアミノ酸バランスが、母犬の母乳に近いため犬に与えるのに適しているのです。

少量から与える

犬に牛乳を与えるときは、いくら犬用のものであってもそれが身体に合うかは分かりません。はじめのうちは少量から与えるようにすることが大事です。犬のために作られた牛乳だと、犬の身体に合わせたものですが、中にはお腹を壊したり皮膚が赤くなることがあるので、あげ始めはしっかり様子を見ましょう。

与える量や与え方を変えてみる

はじめは少量から与え始めて、犬の体調を観察しましょう。お腹を壊したり、吐いたりしないようでしたら量を増やしていきます。そのときに注意するのは、お腹や吐き気だけでなく皮膚の様子も確認することを忘れないようにしましょう。

皮膚が赤くなっていたり、犬がかゆがって皮膚を掻いていないかもしっかり見ましょう。
様子を観察して大丈夫そうだったら、少しずつ量を増やしていったりアレンジを加えてみるのもいいでしょう。

牛乳を飲ませるだけでなく、ドッグフードに牛乳をかけてふやかしてあげると食欲不振の子に栄養を摂らせることができます。手作りのご飯に犬用の牛乳を混ぜてアレンジシてみるのもいいのではないでしょうか。

犬のためには犬用のミルクを!

現在は市販でいろいろなタイプのミルクが売られています。犬用の牛乳を選ぶときは、ワンちゃんの体質や年齢に合わせて選ぶことをおすすめします。

人間と犬では身体の大きさだけでなく、からだに必要な栄養素が異なります。そのため、人間が飲む牛乳を与えるよりも犬のために作られた牛乳のほうが、犬の身体に合わせた栄養素が含まれています。愛犬の健康のためには、犬用の牛乳を与えてあげるのがベストです。