肥満な愛犬は要注意?ダイエットを成功させるための食事と運動

肥満になってしまった愛犬…ダイエットさせないと思っても、間違ったダイエットは犬の負担となる場合があります。犬に取ってもダイエットは大切ですが、正しい方法でもダイエットをしてあげましょう。ダイエットを成功させるための食事や運動、また注意点も含めてご紹介します。

犬にもダイエットは必要?

ダイエットをしなければいけない理由

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犬も人間と同様に、ダイエットが必要です。「少しぽっちゃりしているほうが可愛い」と肥満の状態でいると、病気のリスクを高めることとなってしまい、寿命が短くなる原因となってしまいます。

心臓や呼吸器系の負担も出てきますし、高血圧や糖尿病にもかかりやすくなります。また、太ることで身体にも負担がかかりますし、動きたくなくなるので散歩や運動を嫌がるようになります。運動しないとさらに肥満となり、悪循環を生んでしまいます。

犬が太ってしまう理由

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健康な犬が肥満になってしまう原因の多くは、「食事」です。食事を与え過ぎたり、カロリーの摂り過ぎにより、適正体重以上に太ってしまいます。

愛犬に適した食事の量の他に、おやつを与え過ぎていたり、飼い主さんが食べているものを欲しがっている姿に負けて、ついつい分け与えていませんか?犬は自分で食べ物を制御することはできません。与えた分だけ食べてしまうのでどんどん太ってしまうのです。

犬の体調管理は飼い主さんの責任

人間の場合だと、自分で肥満であることを自覚し、食事の内容や体調管理を行うことができますが、犬の場合には全て飼い主さんの責任となります。犬を太らせているのが飼い主さんであるなら、犬を健康な状態にするのも飼い主さんなのです。

犬の1kgと人間の1kgは違う

愛犬のダイエットを行う前に、注意してほしいのは体重のパーセンテージを理解することです。当たり前ですが、体重3kgの小型犬が0.5kgダイエットを行うのと、体重50kgの人間が0.5kgダイエットするのとでは全く違いますよね。

同じ0.5kgですが、人間にとっては1%程度の減量でも、犬にとっては15%の減量です。人間に置き換えると、7.5kgの減量です。それを踏まえたうえでダイエットを行いましょう。

肥満度をチェックする方法

犬が肥満かどうかをチェックするのに「ボディ・コンディション・スコア(BCS)」というものがあります。体型をみたり、直接身体に触れることで肥満度を測ります。

  • 理想(BCS3)
  • 過剰な脂肪もなく、肋骨が触れる。腰のくびれもあり、お腹も吊りあがっている。

  • やや肥満(BCS4)肥満(BCS5)
  • 肋骨が容易に触れず、腰のくびれはない。お腹が垂れさがっている。

犬のダイエットの流れ

目標体重を決める

現在の体重と適正体重を把握し、かかりつけの獣医さんと相談しながら目標体重を決めて、スケジュールを立てていきましょう。極端な食事制限や急激なダイエットは犬に取って大きなストレスとなり、よく吠えるようになることがあります。

また、犬のダイエットは短期間でなく長期的なスパンで考えることが必要です。なので目標体重も、中間目標、最終目標と区切っていくと達成しやすくなりますよ。

食事量を決める


間食を含めて、1日に食べる量を決めましょう。犬がおねだりしてきたらあげるというのでは、きちんと管理ができなくなります。1日の総食事量を決め、朝に○g、間食○g、夜に○gなど配分を考えてください。総食事量が変わらなければ、食事の回数を多くしてもいいでしょう。

運動をする

毎日の散歩は必ず行うようにしましょう。しかし、肥満度の高い場合には無理は禁物です。過度な運動は心臓や足に負担となるので注意してください。運動量を増やすというよりが、散歩の時間を長くする、距離を伸ばすなど楽しく運動できるように工夫しましょう。

散歩中に公園に立ち寄ってボールで遊んだり、階段や坂道を上るのもいいですね。その際は、犬の様子をみながら、疲れた様子だと木陰で休憩するなどしてあげてください。

犬のダイエット方法

人間の場合には、ダイエットというと運動をメインにしたり、食生活を変えたりと様々な方法がありますが、犬の場合は食事がメインとなります。

食事について

食べ物の量を減らす

犬にあげているドッグフードの量が多いと感じたら、少しだけドッグフードを減らしてみましょう。ドッグフードに記載されている犬種別、体重別の適正量はあくまでも目安であり、必ず与えなければいけない量ではありません。個体によっても差があるので、心配な場合は、かかりつけの獣医さんに相談して、量を決めましょう。

ダイエット用のフードにする

市販されているドッグフードのなかに、ダイエット用のドッグフードがあります。ダイエットを始めたら、そちらに切り替えてもいいですね。また、ドッグフードと一緒に野菜も混ぜてあげることで、満腹感を得られるようになります。

ただ、ダイエットを始めたからと急に切りかえるのではなく、慣れるまでは今まで食べていたドッグフードとダイエット用のドッグフードを少しずつ混ぜ、時間をかけて切り替えていくようにします。

食事をあげる回数を多くする

犬は1回の食事の量を多くするよりも、少ない量でも何度も食事の頻度が増えることに喜びを感じます。現在、1日2食とするなら、1日3食、4食と食事の回数を増やしてみましょう。もちろん、食べる量は1回あたりを減らしてあげてくださいね。

人間の食べ物は与えない

人間の食べ物を与えている場合には、すぐにやめるように家族全員に周知してください。主な食事はドッグフードだとしても、一口あげる、ちょっとだけあげるということが重なると、犬に悪い影響を与えてしまいます。

特に人間の食べ物は、塩分や脂分が多く含まれているため、犬には適しません。また、玉ねぎやチョコレートといった犬にとっては中毒症状を引き起こす食べ物も含まれていることがあるので、絶対にやめてください。

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早食いをしない

犬の早食いは、食べた物を十分に噛まずにすぐに飲み込んでいるので満腹感を得られるようになるまで時間がかかります。ですので、犬の早食いを防ぐための食器を利用してみましょう。

これは食器い突起がついているもので、食べにくいように工夫されています。食べるまでに時間がかかると、少しの量のドッグフードでも満腹感を得られるようになるので、ぜひ活用してみてください。

運動について

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出不精を解消する

犬も太ってくると、身体が重たく感じるのか外に行きたがらなくなります。そうすると、狭い部屋の中で過ごすだけなので、身体を動かす機会が少なくなりますます太る原因となります。まずは、外に出て少しずつでもいいので散歩に行くようにしましょう。ただし、肥満で動きたくない場合には脚が痛い、腰が痛い等病気の可能性もあるので、注意してあげてください。

散歩の時間を増やす

出不精から外に出るようになったら、いつもの散歩時間を少しずつ伸ばしてみましょう。のんびりした散歩を増やす程度で、長時間走るといった過度な運動や散歩は身体に負担をかける可能性があります。休憩をはさみながら、芝生や草むらをウロウロしたり犬にとって満足する散歩にしましょう。

食材について

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たんぱく質~豆腐・おから~

良質なたんぱく質は、少量で満腹感を与えてくれるものです。いつもの食事の量の1/3を豆腐やおからに変えるだけで、摂取エネルギーを減らすことができます。おからパウダーもかけるだけなので便利ですよ。

ただし、まれに大豆アレルギーの犬もいるので、与える際には少しずつ様子を見ながら行ってください。また、食事の際にあげる量を多くし過ぎるのもいけません。食べ過ぎは、消化不良を起こし、胃腸の負担となってしまいます。

野菜

食物繊維やビタミン、ミネラルを多く含んでいる野菜類もおすすめです。特に葉物野菜やキノコ類、もやしなど細かく刻んで火を通し、ドッグフードと一緒にあげてみてください。や人参といった根菜は、糖分を多く含んでいるので控えるといいでしょう。

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肉類~鶏ささみ~

肉類も大切な栄養源ですが、ダイエット中は低カロリーな鶏ささみがおすすめです。いつも豚肉や牛肉を使用しているのを鶏ささみに変更してみてください。

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犬のダイエットの注意点

飼い主さんが「ダイエットをやり遂げる」という強い意思を持つ

犬のダイエットは、全て飼い主さんにかかっています。最後までやり遂げられるか、途中で挫折してしまうかも飼い主さん次第です。

ダイエットをしている愛犬がかわいそうに思えたり、人間のご飯をおねだりする様子に負けてしまってはダイエットは成功しません。「全ては愛犬の健康のため」と強い意志を持ち、リーダーシップを持って行うようにしましょう。

ストレスを与えない

ダイエットは犬にとって、大きなストレスになりかねません。毎日楽しみにしているご飯やおやつが少なくなり、満腹感もなくなってしまうと空腹感から吠えるようになったりと、ストレスが行動に表れてきます。犬のダイエットの成功の秘訣は、ダイエットだと気づかないぐらい、一切ストレスを感じない方法で行うことです。

急激に食事の量を減らさない

犬のダイエットにとって食事の量を減らすことは重要ですが、急激に減らしてはいけません。犬にとってもストレスとなりますし、今までとっていた栄養が急になくなると栄養不足を招いてしまうこともあります。

急に運動量を増やさない

肥満を解消するための運動は大切ですが、急に運動量を増やしてはいけません。肥満の状態だと急な運動をすることで、足や腰の負担となり怪我をしてしまうこともあります。運動量を増やす前に、食事によって体重を減らしましょう。運動は負担にならない程度の散歩で十分です。休憩もせず、ずっと走るなど極端な運動は行わないようにしましょう。

ダイエットに成功して、愛犬の健康を守ろう

犬のダイエットは人間のダイエットとは違い、飼い主さんの行動が大きく関係してきます。人間の場合なら、自分の判断で行い自分で食事の量や運動量を調整することができますが、犬の場合はそうはいきません。

また自分で伝えることができないので知らない間にストレスをためたり体調不良を引き起こしたりということがあります。肥満の犬にとってダイエットは大切ですが、決して無理をさせず、かかりつけの獣医さんと相談しながら行うようにしましょう。愛犬の健康を守るのは飼い主さんしかいません。愛犬が元気に長生きできるよう、しっかり見守ってあげてくださいね。