犬は柑橘類を食べても大丈夫!与える際の注意点3つをしっかり留意しておこう

犬が柑橘類を食べても大丈夫!柑橘類の効果と、与える際の注意点3つ

みかんやグレープフルーツなどの柑橘類は、一年中購入することができる身近なフルーツです。柑橘類の甘みを好む犬が多いため、人が食べているのを見ると欲しがるのではないでしょうか?柑橘類には様々な栄養が含まれているため、上手にあたえれば愛犬の健康維持に繋がります。犬に柑橘類を与える際のポイント参考にして、愛犬に柑橘類を与えてみましょう。

犬が柑橘類を食べても特に問題はない

犬が柑橘類を食べても大丈夫!柑橘類の効果と、与える際の注意点3つ

柑橘類には、犬の健康に影響を及ぼす成分が入っていないため、食べても特に問題はありません。愛犬が欲しがった場合は与えてみるとよいでしょう。

柑橘類は、ビタミンCや水分など、愛犬の健康に役立つ成分が豊富で、価格も手ごろなため、飼い主と一緒に食べられるおやつとしておすすめです。ただし、マーマレード入りチョコレートなどの加工品は、犬にとって有害である可能性があります。

下記では、犬が中毒症状を起こす成分を紹介します。これらが含まれている食材は、絶対に与えないようにしましょう。

テオブロミン

テオブロミンは、カカオに含まれる成分です。神経を興奮させる作用がありますが、犬の身体はテオブロミンを分解しにくいため、中毒症状が起こります。

軽度だと落ち着きがなくなったり、ふらついたりする程度ですが、重度になると下痢や嘔吐が起こります。最悪の場合死に至るため、食事やおやつの後にいつもと違う様子があったらすぐに医療機関へ連れて行きましょう。

カカオは、チョコレートや、ココアの原材料となります。犬に柑橘類入りのチョコや、ココアを与えることは絶対にやめましょう。

アリルプロピルジスルフィド

たまねぎなどのネギ類に含まれる、アリルプロピルジスルフィドには、犬や猫などの動物の赤血球を破壊する作用があります。赤血球が破壊されると、重度の貧血になります。

また、酸素を全身に上手く届けられなくなるため、呼吸困難にも繋がるのです。犬がネギ類を食べてしまうと、命を落とす危険性が高いため、ネギ類は犬の届かない高所や、冷蔵庫へしまうなど、細心の注意を払う必要があります。

また、ネギ類を切った包丁やまな板には、アリルプロピルジスルフィドが付着しているため、そのまま柑橘類に使用すると、中毒症状が起こります。ネギ類に使用したものは、すぐに洗い、犬の届かないところへ片付けましょう。

キシリトール

キシリトールは、ミントのガムや歯磨き粉に含まれる成分です。犬がキシリトールを食べると、インスリンが大量に分泌され、低血糖症に陥ります。嘔吐や下痢が現れた場合は、急いで医療機関へ連れて行ってください。

キシリトールの中毒症状は、1時間以内に悪化し、最悪の場合は死に至ります。犬に柑橘類味のガムを与えることは絶対に避けましょう。

ナッツ類

犬が柑橘類を食べても大丈夫!柑橘類の効果と、与える際の注意点3つ

柑橘類をヨーグルトに入れて与える際、ナッツを入れることは避けましょう。腹痛・身体の震え・嘔吐などの中毒症状がでます。

摂取量が多すぎる場合は死にいたる可能性もあります。ナッツの中毒症状は、まだ、原因物質が解明されていません。特別な解毒剤も開発されていないため、犬には絶対に与えないようにしましょう。

犬が柑橘類を食べるメリット

犬が柑橘類を食べても大丈夫!柑橘類の効果と、与える際の注意点3つ

犬が柑橘類を食べることには、下記の3つのメリットがあります。また、犬は飼い主と一緒に何かをすることを好む動物のため、一緒に柑橘類を食べることで、犬との絆がより深まるでしょう!

水分が補給できる

柑橘類の80%以上は水分でできています。したがって犬に柑橘類を与えると、水分補給ができるのです。犬の1日の必要水分量は、下記の式で求めることができます。

  • 【犬の1日の必要水分量】
  • 犬の体重の0.75乗×132

0.75乗は下記の方法で求めるとよいでしょう。

  • 【犬の体重の0.75乗を求める方法】
  • 1.体重を3回かける
    2.√(ルート)ボタンを2回推す

例えば、5キロの小型犬であれば、1日に約442mlの水分が必要になります。この量は、コップで約2杯半程度です。

犬が必要量の水を飲まない場合は、柑橘類をあげることで、水分不足の改善に繋がるでしょう。

また、夏場や冬の乾燥しやすい時期は、脱水がおこりやすいため、脱水症状防止の一助となります。柑橘類は、老化や病気などで水分補給がままならない犬にもおすすめです。甘みが強い果物であれば、口にしてくれる可能性があります。

ストレスの軽減に繋がる

犬が柑橘類を食べても大丈夫!柑橘類の効果と、与える際の注意点3つ

柑橘類に多く含まれるビタミンCには、ストレスの軽減や、病気に対する免疫力を高める効果があると言われています。

また、ビタミンCは、細胞と細胞の間を繋ぐコラーゲンの生成に使われるため、犬の皮膚や粘膜を健康に保つことの一助となります。鉄の吸収を助ける作用も期待されるため、貧血気味の犬には、鉄分が豊富なレバーなどのおやつと一緒に、柑橘類を与えてみましょう。

骨粗しょう症の予防になる

柑橘類に含まれる「β―クリプトキサンチン」は、骨粗しょう症の予防になります。

また、ビタミンCと一緒に摂取することで、さらに骨粗しょう症のリスクを減らすことができるため、柑橘類は老犬の健康維持におすすめです。

また、β―クリプトキサンチンは、発ガン物質を減らすというデータもあるため、ガンの予防にも役立ちます。

犬に柑橘類を与える方法

犬に柑橘類を与えるときは、与え方と量を必ず守るようにしましょう。正しい与え方をすることで、犬の健康促進に役立ちます。

皮・筋を全て取り除く

犬が柑橘類を食べても大丈夫!柑橘類の効果と、与える際の注意点3つ

犬に柑橘類を与えるときは、必ず皮や筋を全て取り除くようにしましょう。これらは消化不良の原因となり、嘔吐や下痢を引き起こします。

また、柑橘類の皮は硬いため、間違えて飲み込んでしまうと、喉に詰まる恐れがあります。皮は、犬が届かないところに捨てましょう。

少量を与える

犬に柑橘類をあげるときは適量を守りましょう。人間にとって大きなカロリーではないものも、身体の小さな犬にとっては高カロリーとなり、肥満に繋がります。犬に与える柑橘類の量は、人間の体重と比較して決めるとよいでしょう。

小型犬の体重は、4~10kgで、人間の約1/10ほどになります。したがって、犬に与える量は、人間が食べる量の1/10までが目安となるのです。

例えば、みかんの過食部分は約100gのため、約10gが、犬にとってのみかんの適量となります。約10gは、おおよそ1房~2房です。犬に柑橘類を与えるときはこの量を目安とするとよいでしょう。

また、柑橘類の実は、手で割いて、少しずつ与えるとよいでしょう。犬は、骨のような硬い食べ物以外は、あまり咀嚼せずに飲み込んでしまうため、一度に全て与えるのではなく、1房を細かく割いて、回数を増やしてあげた方が喜ぶようです。さらに、細かくすることで、犬の消化の手助けとなります。

ヨーグルトに混ぜて与える

犬が柑橘類を食べても大丈夫!柑橘類の効果と、与える際の注意点3つ

犬は、牛乳などの乳糖が含まれたものを摂取すると、お腹を壊しやすくなります。しかし、ヨーグルトは、乳糖の一部が分解されているため、お腹を壊す心配は、ほぼありません。

ヨーグルトは腸の健康に役立つため、積極的に取り入れたい食材です。柑橘類と一緒に与えることで、犬の健康をさらに促進できるため、おすすめです。犬は糖質を必要としないため、ヨーグルトを与える際は無糖のものを選びましょう。

犬に柑橘類を与える際の注意点3つ

犬に柑橘類をあ与えるときは、3つのルールを必ず守るようにしましょう。

量を守る

犬に柑橘類を与えるときは、一日1~2房程度を目安としましょう。大量の柑橘類を与えると、肥満や、消化不良の引き金となります。

また、犬は、甘い味を好むため、柑橘類をあげ続けると、他のおやつや、ドッグフードを食べなくなってしまうこともあるのです。ドッグフードは、犬の身体を考えて作られた食事です。

ドッグフードを食べないことは、犬の健康に悪影響を及ぼす恐れがあるため、ただちに改善する必要があります。ドッグフードを完食するまでは、他の食べ物を一切与えないようにするとよいでしょう。

また、犬には学習能力があるため、一度貰えたものは、また貰えると考え、おねだりをします。ここで、毎回犬の言うことを聞いて好きな食べ物を与えていると、犬は「飼い主は自分の言うことを聞いてくれる」と思ってしまい、上下関係が崩れるきっかけとなってしまいます。

犬が柑橘類を食べることは、絶対に必要なことではありません。犬と良好な関係を築くためにも、毎日柑橘類を与えることは避けたほうがよいでしょう。

缶詰やドライフルーツなどの加工品は与えない

犬が柑橘類を食べても大丈夫!柑橘類の効果と、与える際の注意点3つ

缶詰やドライフルーツなどの加工品には、糖質や添加物が大量に含まれています。これらの成分は、犬の健康に悪影響を及ぼすため、与えないほうがよいでしょう。

また、砂糖に含まれるショ糖で、虫歯を引き起こす可能性があります。虫歯になると、歯の痛みから食事を食べなくなってしまう犬もいるため、注意しましょう。

犬が柑橘類の加工品を欲しがる場合は、ペット用のものがおすすめです。

柑橘類の臭いを嫌う犬もいるため無理に与えない

犬が柑橘類の臭いを嫌う原因は、皮に含まれる「柑橘精油」です。

柑橘精油は、常温で気体になりやすく、空気に混じって肌や粘膜に付着すると刺激になります。レモンやみかんに顔を近づけたときに、目がしみたり、鼻がツーンとする方もいるのではないでしょうか?これが柑橘精油の作用です。

犬の嗅覚は、人間の約1億倍と言われているため、柑橘精油は非常に大きな刺激となるのです。犬に必要な栄養は、すべてドッグフードで補えるため、柑橘類を嫌がる犬には、無理して与えないようにしましょう。

犬と一緒に柑橘類を食べて美味しい気持ちを共有しよう!

犬が柑橘類を食べでも、問題はありません。水分補給や健康維持に繋がるため、愛犬が欲しがった際は、おやつやご褒美として与えるとよいでしょう。

柑橘類のカロリーは、バナナやりんごなどに比べると低めですが、身体の小さな犬に人間と同じ量を与えると高カロリーになるため、1日1房~2房までを目安に、適量を与えてください。また、犬に与える際は、消化不良を防ぐため、皮や筋はしっかりと取り除きましょう。

柑橘類は一年中販売されており、手軽に購入することができます。飼い主と一緒に柑橘類を食べれば、愛犬ももっと美味しく感じることでしょう!