犬も口臭が発生する!ニオイの原因を知って正しいケアを始めよう

犬も口臭は発生する!原因を知って正しいケアを始めよう

口臭というと、私たち人間にのみ関係があるように思えますが、動物からも口臭は発生します。ペットとして飼っている犬についても、口臭が発生する可能性があります。愛犬から口臭がすると、ショックを受けてしまう方もいるかもしれませんが、口臭の原因を知ったうえで正しくケアを行なうと改善することが可能です。

犬に口臭が発生する原因とは?

犬に口臭が発生する原因は、犬ならではの特徴も挙げられます。

口内が不潔になっている

犬も口臭は発生する!原因を知って正しいケアを始めよう

犬は、人間よりも口内が不潔になりやすい状態です。フードやおやつ以外にいろんなものをつまみ食いしてしまうことがあったり、人間のように自分で歯磨きをするわけでもありません。そのような日々を繰り返す中で、口内が不潔になってしまいます。

口内が不潔になってしまうと、歯周病になりやすかったり、歯垢が溜まりやすくなったりします。さらに、犬は人と比べて歯垢が歯石になるスピードが速いとされています。3歳以上の犬のおよそ8割が歯周病を抱えているとも言われているほど、口内環境が悪化しているケースが多いのです。

口内の乾燥

犬といえば舌を出して息をしていて、舐められたときに唾液が付くといったイメージはありませんか?犬の口内にはたくさんの唾液が分泌されていますが、場合によっては唾液が少なくなり口内が乾燥してしまいます。

たとえば、水分をあまり摂取しなかったときや、鼻炎などの鼻づまりを起こしていることによって口呼吸になっているときなど、日常生活のちょっとした変化によって口内の乾燥を招きます。口内の唾液が少なくなり、唾液が濃縮される関係で生臭さや魚臭さを感じることもあります。

愛犬の唾液の量やニオイなどは、健康チェックの一部としてまめに確認しておくとよいでしょう。

食べ物によって口臭が発生している

犬の口臭が気になるとき、その原因が食べ物にある場合があります。犬が主食とするのはドッグフードであり、そのドッグフードの質によって口臭を招く恐れがあるので注意しましょう。

酸化したフードは魚臭い口臭を招く

犬も口臭は発生する!原因を知って正しいケアを始めよう

ドッグフードは大袋に入って販売されていることが多いため、一度開封したらすぐになくなることはありません。封をして、必要な分量ずつ使うという流れになるでしょう。ただ、一度開封されたドッグフードは、ウェットタイプもドライタイプも、空気に触れることで徐々に酸化していきます。

酸化して劣化したドッグフードを食べることで、口内に残った食べかすがいつもと違うニオイを放つようになるのです。このことにより、犬の口臭が気になり始めるでしょう。

劣化したドッグフードは、犬の健康を害する恐れもあるので気をつけましょう。下痢や嘔吐などを伴うこともあるため、いつも新鮮で高品質なフードを与えるよう心がけることが大切です。

胃腸の調子が悪くなっている

胃腸の調子が悪いときにも、犬の口臭は発生します。口臭が酸っぱいと感じるときは、胃腸に不調が起きているサインと思ってよいでしょう。

たとえば、胃炎を発症している場合には、胃酸の分泌が活発になるため、胃酸特有の酸っぱいニオイを感じるようになります。

風邪気味であったり、体が疲れを感じているときにも、胃腸から上がってきた酸っぱいニオイが口からすることがあります。

腎臓疾患を抱えている

口臭が発生する原因には、胃腸の不調も挙げられるとお話しましたが、腎臓疾患を抱えているときにも口臭が発生することがあるという点を知っておきましょう。

腎臓や肝臓が正常に働かないことで、本来外に排出されるべき老廃物が蓄積されていき、体中を巡ることでようになり口臭へと変わります。アンモニアのようなニオイがすると表現されることもあり、独特のニオイが発生するので異変をすぐに感じ取ることができるでしょう。

うんちのようなニオイがするときは食糞をしているかも

犬の口臭の原因や特徴を見ているときに、うんちのようなニオイがすると言われることもあります。便秘の状態が長く続くと、老廃物が全身を巡る関係で便のような口臭がするといいますが、犬の場合は食糞をしている可能性が高いです。

愛犬の口からそのようなニオイを感じたら、食糞をしていないかよくチェックしておきましょう。

犬の口臭を消す方法を知って改善を図ろう

犬も口臭は発生する!原因を知って正しいケアを始めよう

犬の口臭は、飼い主のまめなケアにより少しずつ改善されていきます。犬の口臭を消すのに有効な方法をチェックしておきましょう。

犬も食後の歯磨きは忘れずに

私たち人間は、食後に歯を磨きます。犬たちが食後の歯磨きを自分でしているのを見たことはありませんが、歯磨きを丁寧に行なうことで口臭の予防ができます。

食べかすが口内に残ったままになることで雑菌が繁殖し、口臭が気になる原因になります。そこで、飼い主さんが歯ブラシを使って丁寧にブラッシングをしてあげましょう。歯磨き粉までは必要ないとされていますが、犬用の歯ブラシで細かい部分も丁寧に磨くことで口臭対策ができます。

歯ブラシの上手な使い方や犬の歯の磨き方がわからないという場合には、動物病院などで実施されている歯磨き教室というものに参加してみるのもよいでしょう。

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動物病院で定期的に歯の汚れを取ってもらおう

犬も口臭は発生する!原因を知って正しいケアを始めよう

愛犬の歯磨きを習慣にしながら、動物病院で定期的に歯の汚れを取ってもらう方法もおすすめです。人間が歯医者に行って歯のクリーニングを受けるのと同じ感覚で、愛犬の健康を守るために歯の掃除をしてもらいましょう。

歯ブラシを嫌がるときはタオルや歯磨きガムなどもおすすめ

  
愛犬に食後の歯磨きをしてあげることで、口臭対策になるのは理解できるけど、歯ブラシを嫌がってさせてくれない・・・と困っている方もいるでしょう。そんなときは、愛犬が喜んで遊びながら歯の手入れができるグッズを用意してみましょう。

タオルを噛んだり引っ張ったりしているだけでも歯についた汚れは取れていきますし、歯磨きガムという商品を使うと、美味しく噛みながら歯のケアができるので便利です。

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ドッグフードの見直しとサプリメントの利用

   
ドッグフードの酸化や劣化によって発生することがある口臭には、ドッグフードの見直しとサプリメントを活用してみましょう。ドッグフードは変質しにくいものを選び、いつも新鮮な状態で愛犬に与えられるようにしましょう。

また、サプリメントについては、犬にとってはおやつ感覚で噛んで食べられるので、喜んでくれるでしょう。

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水分補給はこまめに行なう

水分不足によって唾液の分泌が減り、口臭を感じる場合もあります。そこで、水分補給をこまめにできるように、ケージの中にはいつも水を置いておく、一緒に過ごしているときにはまめに水を与えるといった方法を取ってみましょう。

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口臭ケアができるスプレーも使ってみよう

   
犬の口臭ケアができるグッズにはさまざまなものが挙げられますが、口臭の改善に効果が期待できるスプレーも存在します。1日1~2回ほど、愛犬の口内に向かってスプレーを吹きかけるという簡単な方法で、気になる口臭対策ができます。

スプレーを吹きかけられることを嫌がる犬がいるかもしれないことと、スプレーに入っている液体のニオイや味が好みではないということがあるので、その点については一度使ってみないとわかりません。

気に入ってくれた場合には、手軽に口臭対策ができるので助かるでしょう。

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犬の口臭対策ケアを始めよう!

犬の口臭は、本人に注意して改善されるというものではありません。なぜ口臭が発生しているのかという原因と、愛犬が喜んでさせてくれる口臭ケアグッズを用意してみましょう。

また、動物病院で定期的に歯の様子を見てもらって、汚れを除去してもらっておくと、さらに効率よく口臭が改善されていくでしょう。愛犬の健康のためにも、ぜひ口臭チェックをしてあげてくださいね。