愛猫が抱っこを嫌がると悩む飼い主必見!抱っこ好きにする方法やおすすめの抱っこ紐3選をご紹介

猫 抱っこ

柔らかそうな毛並みと、愛くるしい表情を見せる猫を目の前にすると、抱っこしたい衝動に駆られ、思わず手が伸びてしまう人も多いのではないでしょうか。一方で、猫のなかには、抱っこをされるのが苦手な子もたくさんいます。スキンシップをとるために、なんとか抱っこしたいと願う方、必見!どうすれば抱っこをさせてくれるのか、解説していきます。

                                  

猫が抱っこを嫌うのはなぜ?

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猫といえば、飼い主の腕の中で、おとなしくしている姿を思い描く人も多いでしょう。しかし、すべての猫がそうだとは限りません。なかには、抱っこをしようと手を広げた瞬間、一目散に逃げ出してしまう子もいます。

では、なぜ抱っこを嫌う子がいるのでしょうか。考えられる理由は、以下の4つです。

体勢が気に入らない

安定感のある抱っこの仕方でないと、猫は安心して体を預けることができません。抱っこの仕方がどこかぎこちなかったり、体勢が不安定だったりすると、本能的に危機感を感じて腕の中から逃げようとします。

一度「この人の抱っこは安心できない!」とインプットしてしまうと、抱き上げることすら許してくれないかもしれません。

嫌な思い出がある

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抱っこ中に落とされたことがあるなどの嫌な思い出があると、それがトラウマとなってしまう子もいます。また落とされるのではないか、と思うだけで恐怖を感じ、人間に抱っこされることを嫌うようになります。

抱っこされる気分じゃない

猫の種類にもよりますが、犬に比べてマイペースな子が多い傾向があります。甘えたいときとそっとしておいてほしいときがあるだけでなく、自分から甘えてきたのに、抱っこしようとすると逃げてしまう気分屋さんな子もいます。

抱っこされる気分でないときに、無理矢理持ち上げられそうになると、いくら大好きな飼い主が相手でも不快感を抱いてしまう恐れがあります。それが引き金となり、以後なかなか抱っこさせてくれなくなるかもしれません。

飼い主から不快なニオイがする

タバコやお酒、香水など、その子にとって不快なニオイと感じると近づくのを嫌う子もいます。抱っこ自体は嫌いではありませんが、不快なニオイを感じるのであれば近寄りたくないというのが猫の気持ちなのでしょう。

タバコを吸った直後は抱っこさせてくれない、香水をつけると逃げてしまう、などの様子が見られたら、それはその特定のニオイに反応しているのが原因だと考えるのが自然です。

抱っこを嫌うときの猫の行動

おとなしく抱かれているかと思いきや、どこか様子がおかしいと感じることはありませんか?それは、腕の中で猫が抱っこを嫌って不機嫌になっているサインかもしれません。そんなときに猫がよく見せる行動を4つ紹介します。

爪で引っ掻く

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普段はしまい込んでいる爪をとがらせ、「離せ!」と言わんばかりに引っ掻いてくることがあります。

優しい子であれば、爪を立てずに飼い主の胸や顔を押して降りようとしますが、飼い主以外の慣れていない人間の抱っこや、そのときに気が立っていたりする場合、攻撃的になると考えられます。

指や腕などに噛みつく

爪で引っ掻くのと同様に、なんとか腕から逃れようと攻撃的になった結果、指や腕に噛みついてくることがあります。

甘噛み程度であれば可愛いものですが、なかには力いっぱい噛んでくる子もいるため、気をつけなければ大ケガを負うことになります。そうなる前に、猫の異変を感じたら無理強いせずに降ろしてあげましょう。

暴れる

とにかく体をよじって暴れます。一目で抱っこが嫌なのだと分かるため、飼い主も素直に離してくれると思っての行動でしょう。そのまま無理矢理抱っこしていると、落下事故にもつながるため、こちらも嫌がっているのが分かったら降ろしてあげましょう。

尻尾を振る

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猫は感情を尻尾の動きで表現することが多々あります。牙や爪を立てずとも、尻尾の動きで威嚇したり、不機嫌だと伝えようとします。

猫が尻尾を振るのは、機嫌が悪い、不快だと思っているサインです。そのまま無視していると、猫パンチをくらう可能性があるので、そうなる前に降ろしてあげてくださいね。

猫の上手な抱っこの仕方

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愛猫とコミュニケーションをとるためにも、抱っこをしてあげたいと思う飼い主も多いはずです。しかし、抱き方を間違えると、それがトラウマとなり、抱っこ嫌いになってしまう可能性があります。

だからこそ、正しい方法で愛猫を抱っこしてあげることが大切です。猫を飼い始めたばかりの人や、愛猫が抱っこ嫌いで困っているという人は、正しい抱っこの手順をしっかり理解しておきましょう。

  1. まずは、猫をリラックスさせてあげましょう。安心感を持ってくれるようになるまで、撫でたりマッサージをします。
  2. 上半身から持ち上げます。まるで割れ物を扱うかのように、そっと大切に持ち上げるのがポイントです。いきなりがばっと力任せに持ち上げるとびっくりさせてしまうため、気をつけましょう。
  3. 下半身を支えます。しっかり腕の中に包んであげることで猫も安心し、抵抗することなく抱っこさせてくれるでしょう。
MEMO
どんなに気をつけて抱っこしても、愛猫の気分によっては抱っこがうまくいかないことがあります。その際は、中断して一旦離してあげましょう。タイミングを見計らって再度挑戦すれば、次はスムーズに抱っこできる場合もあります。

猫を抱っこするときのコツ

猫を上手に抱っこする手順は前述したとおりですが、より成功率を上げるためいくつかのポイントをご紹介します。これらを実行することで、抱っこ嫌いの猫も安心して抱っこさせてくれるかもしれません。ぜひ、実践してみてください。

座った体勢で抱っこしよう

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安定感のある抱き方をすると、猫は安心して体を預けてくれます。慣れた人は立ったまま抱っこしても十分安定感があるかもしれませんが、慣れない人は、うっかり愛猫を落としてしまうという事故を招く可能性もあります。

それを防ぐために、猫を抱っこするときは、座った姿勢で抱っこすることを心がけましょう。降りたいときはすぐにイスやソファーに降りられるので、落下のリスクも避けられ、猫自身も安心できるかもしれませんね。

猫のタイミングで降ろしてあげよう

可愛い猫をいつまでも抱っこしていたい衝動にかられてしまうという人もいるでしょう。しかし、猫のなかには長時間の抱っこを嫌う子もいます。最初は抱っこを許しても、飼い主がなかなか降ろしてくれないとなると、抱っこ自体を嫌うようになる可能性があります。

MEMO
猫は気分屋なので、その気分に合わせてあげることがポイントです。降りたそうにするときはそれに従うことで、抱っこに対してストレスを感じるようなことはないでしょう。

抱っこしながら撫でてあげよう

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抱っこは猫とのスキンシップのひとつです。ただ抱きしめるだけでなく、頭や体を撫でながら抱っこしてあげることで、飼い主の腕の中が「居心地が良い」と感じてくれるようになる可能性があります。その意識を植え付けることができれば、以後も抱っこがしやすくなるでしょう。

猫の抱っこ嫌いを克服するための方法4つ

一度抱っこを嫌いになってしまうと、警戒心が強い猫は一切近寄ろうとしてくれない場合もあります。これでは、お互いにコミュニケーションが取りづらいですよね。

では、抱っこ嫌いになってしまったら、その後一生抱っこを諦めなくてはならないのでしょうか?

実は、猫の抱っこ嫌いは克服が可能です。もちろん、完全に克服して抱っこ好きになるまでには時間がかかりますが、根気強く続けていくことで、徐々に改善されていくことが期待できるでしょう。

具体的な克服方法を4つ紹介するので、ぜひ試してみてください。

猫のペースに合わせる

抱っこのタイミングを飼い主本位に決めてしまうと、猫は嫌がって逃げてしまうかもしれません。そのため、抱っこを好きになってもらうためには、猫が「抱っこしてほしい」と思うタイミングを考えてあげることが大切です。

MEMO
頭をすり寄せてきたり、膝に手を置いてくることがあれば、それは飼い主に甘えたいサインかもしれません。そうなるまではじっと待ち、サインを待ってから抱っこに挑戦しましょう。

寒い時期を狙う

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寒いと、暖をとろうと近寄ってくる猫もたくさんいます。そのタイミングで抱っこしてあげることで、腕の中の暖かさを感じ、抱っこ嫌いが克服される可能性があります。「寒いから抱っこしてもらって寝よう」と思い、自分から寄ってくるようになるかもしれませんね。

そうなれば、抱っこ嫌いは克服できたと思って良いでしょう。逆に、夏場の暑い時期はいつも以上に抱っこを嫌う可能性があるため、猫の方からおねだりしてこない限りは抱っこを控えましょう。

抱っこは愛情表現のひとつだと覚えさせる

猫からすれば、なぜ人間が抱っこをしたがるのか理解できないかもしれませんね。猫は、暖がとれる、撫でてもらえるなどのメリットがありますが、飼い主側からすれば猫を抱っこすることにメリットがあるわけではありません。

そのため、猫の方から催促していないにもかかわらず、抱っこをしてこようとする行為そのものが理解しがたいものなのでしょう。

しかし、飼い主は、愛猫が安心して身を預けてくれる姿を愛おしいと感じたり、撫でてあげたいと思ったりするからこそ、猫を抱っこしようとしますよね。

つまり、飼い主にとっては猫を抱っこすることにメリットを求めているのではなく、コミュニケーションをとりたいというシンプルなる行動と言えます。

おもちゃで遊んであげるのと同様に、愛情表現のひとつなのだと覚えさせることで、愛猫はその愛情を受け取ってくれるかもしれませんね。

抱っこされる楽しさを教える

抱っこが嫌なものだと覚えてしまっているのであれば、それを払拭するために、抱っこの楽しさを教えてあげましょう。

抱っこをすれば飼い主を独占できる、たくさん撫でてもらえる、マッサージをしてもらえるなどの楽しさを知ることで、抱っこ嫌いが直る可能性があります。

なかには、この楽しさを理解することで、抱っこ嫌いから抱っこ好きに変わり、自分からおねだりしてくるようになる子もいますよ。

猫を抱っこをサポートするおすすめの抱っこ紐3選!

猫を抱っこするために、安定した抱っこをサポートしてくれるアイテムを使うのもひとつの手段です。今回は、おすすめの抱っこ紐を3つ紹介します。

ペットスリング

紐の長さを調節できるペットスリングです。ストライプ柄が可愛らしく、普段使いしやすいと人気があります。

特殊形状のリングを使っているため、紐がずれてくる心配もありません。肩紐の幅が広く、肩への負担が軽減できるのもポイントです。猫はもちろん、犬にも使えるため、複数のペットを飼っている人には特におすすめです。

外出先だけでなく、自宅で猫を抱っこする際にも使ってみてはいかがでしょうか。布に包まれる感覚が気持ちよくなり、安心して抱っこ好きになってくれるかもしれませんよ。

【FUNDLE】ペットスリング シースルーグリーンラージサイズ

シースルーなので、中の様子がすぐに分かるのが嬉しいですね。暑い時期には涼しく快適に過ごすことができ、寒い時期には中にブランケットやタオルなどを敷いてあげることで暖かく過ごすこともできて良いでしょう。

デザインもシンプルかつスタイリッシュなので、飼い主のファッションにも合わせやすいのがおすすめポイントのひとつです。

【full of vigor】ドッグスリング 体験メッシュふた付き抱っこだワン

メッシュ生地のため、通気性が抜群で季節を問わず利用できます。ちょうど飼い主の胸の高さくらいにペットの体がくるので、抱っこしているような状態を維持できますよ。

なかなか抱っこをさせてくれない子は、このスリングを使って練習してみるのも良いかもしれませんね。デザインは5種類あり、どれも見た目がシンプルで使うシーンを選びません。様々な場面に活用できるため、愛猫に合わせて選んであげてはいかがでしょうか。

愛猫とたくさん触れ合って絆を深めよう

猫には、もとから抱っこが苦手な子もいれば、何らかのトラウマを抱えて嫌になってしまった子もいます。そんな子を無理矢理抱っこすると、余計に飼い主と愛猫との間に距離が生まれてしまう恐れがあります。

大切なのは、抱っこをするという行為そのものではなく、抱っこをすることで飼い主の腕の中に安心感を抱いてもらい、愛猫と信頼関係が築かれるということです。

そのため、嫌がる子を無理矢理抱っこするのではなく、愛猫の気分に合わせてあげたり、安心して抱っこできる体勢を考えタイミングを図ってあげることが重要です。

愛猫が抱っこを許してくれるまでは、おもちゃで遊んだり、頭を撫でてあげたりなどのスキンシップをたくさんとりましょう。心を開いてくれれば、自然と抱っこもできるようになるはずです。