一人暮らしでペットは飼える?生活の注意点とおすすめの犬・猫の種類を紹介!

一人暮らしでペットは飼える?生活の注意点とおすすめの犬・猫の種類を紹介!

ペットがいる暮らしに憧れるけれど、一人暮らしで面倒が見切れるか不安に思う方も少なくないのではないでしょうか。特に犬や猫を飼った経験が全くない方は、生活の想像がつかず踏み切れないことかと思います。この記事では、一人暮らしでペットを飼う際の注意点や、おすすめの犬・猫の種類をご紹介します。ご自身の生活と照らし合わせて、無理なくペットと一緒の生活が実現できるよう、参考にしてみてください。

一人暮らしでペットは飼える?

一人暮らしでペットを飼っている方も、実際に数多くいます。しかし、一人でペットを飼うことは、気をつけなければならない点や、大変なこともたくさんあります。どの様な点に注意が必要か見ていきましょう。

ペット可の物件か確認が必要

まず絶対的な条件として、今お住まいの物件や引っ越し先の物件が、ペットの飼育が可能か確認が必要です。ペット不可の物件でペットを飼ってしまうと、管理会社や大家、近隣住民とのトラブルになりかねません。また、ペット可の物件であっても、ペットの種類や飼育数が制限されている場合もあります。ペットの飼育が許可されているか、許可されている場合はその種類や飼育数に制限はあるか、しっかりと確認することが大切です。

一人暮らしでペットは飼える?生活の注意点とおすすめの犬・猫の種類を紹介!

一人暮らしでペットを飼えるアパートも増えてきている

近頃では、一人暮らしでペットを飼えるアパートやマンションも増えてきています。中には、ペットを飼うことをコンセプトに設計された物件もあります。ペット可の物件は、賃貸住宅の全体の約12%程度といわれています。初期費用が比較的高くついてしまうことや、希望のエリアに該当物件がないことも少なくありませんが、根気よく探してみましょう。また、通常の賃貸物件の他に、ペット可のシェアハウスも近年では登場しています。賃貸物件で希望の物件が見つからなかった際は、シェアハウスも視野に入れて探してみると良いでしょう。

一人暮らしでもペットはなつく?

一人暮らしでもきちんと愛情をもって接すれば、ペットはなついてくれます。ペットを一人にさせてしまう時間が長く心配になることかと思いますが、逆にいえばペットにはあなたしかいないのです。できる限り一緒に過ごすことは大前提ですが、限りある時間の中でもペットに愛情を伝えることはできるでしょう。ペットの性格によってなつく期間は異なりますが、焦らずゆっくりと距離を縮めていきましょう。

きちんと世話ができるかしっかり考えよう

物件の条件や環境が整っても、最後に大切なのはきちんと世話ができるかどうかです。毎日ご飯をあげることができるか、ペットにかかる費用は継続して賄えるか、万が一ペットが病気にかかったときはその世話をしてあげられるか、長期間家を空けるときにペットを預ける先はどうするか、など、自身の生活と照らし合わせてしっかり考えましょう。

ペットは一度飼い始めたら、簡単に手放すことはできません。ペットを飼う前に生活の隅々までしっかりとイメージすることが、ペットにとってもあなたの生活にとっても大切なことといえるでしょう。

一人暮らしのペットで犬を飼いたい!おすすめの犬種は?

一人暮らしのペットとして、犬を飼う際の注意点を詳しく見ていきましょう。一人暮らしで飼いやすいとされる犬種もご紹介するので、参考にしてみてください。

一人暮らしで犬を飼う際の注意点

毎日のお散歩を考慮しよう

お散歩の頻度の目安は犬種によって異なりますが、基本的には毎日お散歩に連れて行くことを前提に考えましょう。犬にとってお散歩は運動のみならず、次のような効果が期待できます。

  • 社会性を身につける
  • 認知症の予防
  • 飼い主とのコミュニケーション

まず、家の中にいては体験できない数々が、外の世界にあります。風景の変化や、さまざまな匂いを嗅ぐこと。見知らぬ人とすれ違うことや、他の犬とのコミュニケーション。これらを通して、犬は環境への適応や社会性を身につけていきます。

加えて、社会性を身につけ好奇心が刺激されることは、認知症の予防にも繋がるといわれています。お散歩をすることで、身体と精神面どちらにも良い効果が期待できるのです。

そして、お散歩は犬と飼い主の大切なコミュニケーションのひとつです。家の中で遊ぶこともコミュニケーションになりますが、お散歩で一緒に歩いたり立ち止まったり、季節を感じたりすることは、犬にとっても飼い主にとってもより楽しい思い出となります。家の中では見れない愛犬の一面も、たくさんあることでしょう。
こうしたお散歩のメリットも踏まえて、毎日お散歩に連れて行くことを念頭に置いておきましょう。

一人暮らしでペットは飼える?生活の注意点とおすすめの犬・猫の種類を紹介!

一人暮らしでペットを飼うと旅行が大変

一人暮らしでペットを飼う際の大きな問題のひとつが、旅行や出張です。丸一日程度であれば食事や水、トイレなど問題がないケースが多いですが、長期の場合ペットを一人家に置いていくわけにはいきません。家族や知人に預けたり、ペットホテルやペットシッターを利用しましょう。

無駄吠えをしないよう躾が大切

犬は何かを伝えたいときに「吠える」行動をとります。人間都合で”無駄吠え”と言ってしまう場合が多いですが、そこにはきちんと意味があるのです。しかし、犬の鳴き声は意外と大きく、近隣トラブルに発展しかねません。犬が何かを欲求するときに吠えてしまわぬよう、躾けることが大切です。

エアコンやお水など、環境整備は最低条件

犬が快適に過ごせるよう、最低限次のような環境を整えましょう。

  • エアコンなどで常時温度調整をする
  • いつでも綺麗な水が飲める
  • コンセントや鋭利なものなど危険物は隠す

特に夏・冬は室内の温度調整が必須です。夏場で暑い室内で過ごすことで、熱中症になってしまう可能性もあります。外出時は特に、エアコンなどで温度調整を徹底しましょう。さらに、犬自身でも温度調整ができるよう、冷感シートやブランケットなどを用意してあげると良いでしょう。同時に、水分補給も犬の体温調節に必須です。長時間家を空けることがある際は、自動水やり機や水の循環器など、いつでも綺麗な水が飲めるよう環境を整えましょう。

そして、犬にとって危険があるものは隠すことも大切なポイントです。留守番中にコンセントを噛んでしまったり、鋭利なものに引っかかってしまう可能性もあります。さまざまなケースを想定し、犬にとって安全な環境を心がけましょう。

一人暮らしでおすすめの犬種3選

比較的初心者でも飼いやすいとされている、一人暮らしでおすすめの犬種3種と、その特徴をご紹介します。

チワワ

最も小さな犬種といわれている「チワワ」。体格に比例して鳴き声もさほど大きくないので、躾が済むまでの間も飼いやすい犬種といえるでしょう。運動量も比較的少ないので、散歩の必要量から見ても一人暮らしのペットとしておすすめの犬種です。

チワワ

【画像】:ポペットフレンズのぽんたくん

シーズー

穏やかでおっとりとした性格の子が多い「シーズー」。無駄吠えが少なく躾がしやすいといわれており、お年寄りにも人気がある犬種です。やわらかい毛質のため絡まりやすく、小まめなお手入れが必要ですが、抜け毛は少ない犬種です。

シーズー

【画像】:ポペットフレンズのポチャッコくん

トイ・プードル

社交性ある性格の子が多い「トイ・プードル」。頭が良く賢いことから、躾がしやすい犬種です。覚えが良いので、きちんと躾ければ無駄吠えもすぐに解消されるでしょう。抜け毛はほとんどありませんが、1ヶ月に1回ほどのトリミングが必要です。

トイプードル

【画像】:ポペットフレンズのモコちゃんチャチャちゃん

一人暮らしのペットで猫を飼いたい!おすすめの猫種は?

一人暮らしのペットとして、猫を飼う際の注意点を詳しく見ていきましょう。一人暮らしで飼いやすいとされる猫種もご紹介するので、参考にしてみてください。

一人暮らしで猫を飼う際の注意点

ストレスが溜まらぬよう、十分なスペースを確保

外をお散歩させる必要はありませんが、猫が室内で自由に動けるよう十分なスペースを確保してあげましょう。猫は高いところに登ったり、狭いところに入り込むことを好む習性があります。市販のキャットタワーを置くなど、猫が身体を動かして遊べる環境を整えましょう。

また、猫は縄張りを守り、見張る習性があります。そのため、窓の外を見張ることは猫の習性のひとつといえます。それと同時に、窓の外から得られる視覚的情報や物音などの刺激が、猫のストレス解消にもつながります。十分なスペースを確保するとともに、窓の外が見れる環境も整えてあげると良いでしょう。

一人暮らしで猫をペットにする際はインテリアも配慮しよう

先にご紹介したように、猫は高いところにも身軽に登っていきます。登った際に落下する可能性がある小物や、猫の足が引っかかってしまいそうな配線などは、猫の安全のため控えましょう。そして、猫は爪とぎをする習性があります。猫の爪でボロボロになってしまう素材のものは、控えた方が賢明でしょう。環境に順応してくると、猫専用の爪とぎで爪をといでくれるようになります。猫の成長度合いに合わせて、インテリアも工夫すると良いでしょう。

一人暮らしでペットは飼える?生活の注意点とおすすめの犬・猫の種類を紹介!

猫にとって安全な環境を整えよう

猫が登った際に倒れてしまう可能性があるものや、不安定なインテリアは設置しないことを心がけましょう。猫が転倒したり挟まれたりと、思わぬ事故につながります。

また、外出時は窓の鍵を必ず締めましょう。特にスライド式の窓は、猫が自分で開けて外に出てしまう可能性があります。目が届かない時間がある一人暮らしにおいては、猫にとって安全な生活環境を整えることが大切です。

一人暮らしでおすすめの猫種3選

比較的初心者でも飼いやすいとされている、一人暮らしでおすすめの猫種3種と、その特徴をご紹介します。

スコティッシュ・フォールド

温厚で穏やかな性格の子が多い「スコティッシュ・フォールド」。人懐っこく、人見知りが少ないことも特徴です。一人で落ち着いて過ごせる子が多いので、家を空ける時間が長い人も飼いやすい猫種といえるでしょう。

ブリティッシュショートヘア

賢くクールな性格の子が多い「ブリティッシュショートヘア」。名前の通り、比較的毛足が短い猫種です。ブラッシングなどのケアが手軽に済むことも、一人暮らしにおすすめな理由のひとつです。賢く落ち着いた性格で、お留守番中のいたずらも少ない猫種です。

sumile55さん(@sumile55)がシェアした投稿

マンチカン

人懐っこい性格の子が多い「マンチカン」。飼い主への愛情表現を惜しまず、近い距離感で過ごせる猫種です。行動も比較的穏やかで、一人のお留守番への慣れも早いといわれています。他の猫とも馴染みやすく、多頭飼いもおすすめの猫種です。

Sachi☆さん(@sacchin1128_bb)がシェアした投稿

犬・猫以外で一人暮らしで人気のペット3選

犬・猫以外で人気のあるペットの種類をご紹介します。どのペットもそれぞれに飼うポイントが異なりますが、犬・猫と比較するとこれからご紹介する3種は、一人暮らしでも飼いやすいケースが多いです。犬・猫は現実的でないけれど動物と一緒に生活を送りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

一人暮らしのペット入門には「お魚」

水槽の中で飼育が完結するお魚類は、一人暮らしのペット入門におすすめです。水温や水質の管理など種類によって注意する点は異なりますが、一度しっかり抑えることができれば、一人暮らしでも問題なく育てることができるでしょう。
熱帯魚や金魚、メダカなど、多様な種類から選べることも魅力のひとつです。懐かないイメージを持たれることが多いですが、エサをあげる仕草に集まってきたり、交流もしっかり楽しめます。

一人暮らしでもゲージ内で安心のペット「爬虫類」

魚類と同じく、その多くがゲージ内で飼育が完結する「爬虫類」も、一人暮らしで人気のペットです。トカゲやイグアナ、ヘビなどが代表的です。動物独特の臭いも少なく、大きな鳴き声もないので、一人暮らしで飼いやすいペットといえるでしょう。

たみーさん(@taiwan_tammy)がシェアした投稿

一人暮らしのペットで人気上昇中「うさぎ・ハリネズミ」

近年特に人気が上昇しているペットとして「うさぎ」や「ハリネズミ」があげられます。室内の温度調整は必須ですが、ゲージ内で飼育ができ、お留守番も問題なくできます。外に連れ出すことも可能なので、さまざまな場所でたくさんの時間をペットと過ごしたい人におすすめです。

Ayakaさん(@aykmick)がシェアした投稿

ペットと幸せに暮らせるよう、現実的な準備が必須!

ペットと一緒に暮らすことは憧れだけでは難しく、現実的な準備が必要です。一人暮らしでは一人で全ての世話をするため、それが顕著に現れるといえるでしょう。
一人暮らしでペットを飼うと大変なこともありますが、ペットと一緒の生活はたくさんの喜びや幸せに溢れています。ひとつずつ問題をクリアにし、万全な状態でペットとの暮らしをスタートさせましょう。

Poppet フレンズ