どのような経緯で保護猫となったのか、1匹でも多くの命を救うことが求められています。保護猫を飼いたいという場合に行くべき場所、実際に保護猫をお迎えした家族のエピソードなどを紹介します。
目次
保護猫とは
動物を守護する団体に一時的保護された猫
保護猫とは、動物を守護する団体に保護されたり、動物病院に持ち込まれてきた猫のことを指します。
飼い主を失い、路頭に迷っている猫たちのの飼い主を少しでも増やしていけるように、という活動が行なわれています。団体に引き取られた保護猫も、最終的には殺処分という結果が待っていることもあります。
現在では保護猫の数が少しずつ減っているとも言われていますが、殺処分という悲しい結末を避けるためにも団体や病院によって猫たちが保護されています。
保護猫はどこで保護されるのか
保護猫と呼ばれる猫たちは、行く場所を失い路頭に迷っているところを発見されて保護されるケースが多いといわれています。
公園やお店の近くなどにいる猫を、動物愛護団体や保健所が保護するという流れになります。
野良猫や捨て猫など、団体などによって保護された猫たちはすべて保護猫です。街中や公園など、さまざまな場所で保護されています。
保護猫はボランティア団体によって飼育されている
街中のさまざまな場所で見つかり保護された猫たちのその後はどのように飼われているのでしょうか？保護猫たちは、主にボランティア団体によって飼育されています。
保護猫を飼育しているボランティア団体も増えており、たくさんの人が保護猫の世話をしています。餌を与えたり、予防接種や検診などを受けたり、日々の手入れなど、さまざまなケアを行ないます。
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保護猫たちの里親になるには？
無事にボランティア団体などに保護されて飼育されている猫たちは、いつまでも同じ場所でずっと暮らせるわけではありません。
引き取り手を見つけ、新しい家族と楽しく暮らせるように、保護猫の数を減らしていく必要があります。猫を飼いたいと検討している方を始め、少しでも多くの命を救うために、保護猫たちを引き取る方法も知っておきましょう。
大阪や東京など全国で保護猫を引き取る会がある
保護猫を引き取って家にお迎えしたいというとき、大阪や東京などでは保護猫を引き取る会というものが開催されています。動物愛護団体やボランティア団体などが集まって、保護猫たちを会場に連れてきて、新しい飼い主を探すのです。
どれくらいの保護猫がいるのか、どんな種類の猫たちがいるのかを実際に知ることができ、引き取り手が決まっていく猫も多いです。団体や協会の人と話して、保護猫のことを知るきっかけにもなるので、大切な場と言えます。
保護猫カフェでは猫を家族に迎えることも可能
猫カフェブームがあったなか、最近は保護猫カフェといって保護猫だけがいるカフェもあります。保護された猫たちの飼い主を探すために保護猫カフェは誕生しました。実際に訪れる人々に保護猫たちと接してもらうという機会を設けています。
飼いたいと思う保護猫がいたら、カフェのスタッフと話し合い、数日間新しい家族と過ごすことができます。
その後、正式に家族の一員として迎えたいとなれば、無事に保護猫の飼い主が見つかり新しい家族として成立します。少しでも保護猫の命を守るため、保護猫カフェで新しい飼い主を見つけようという動きが見られています。ぜひ足を運んでみてくださいね。
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保護猫の譲渡会も全国で開催されている
動物愛護団体などによって行なわれている保護猫の引き取り手を探す活動は、引き取る会の他に譲渡会というものもあります。里親を見つけるために、譲渡会を定期的に開催して、保護猫たちを紹介しています。
保護猫の状態を知ることができ、飼育にあたっての注意点や1匹ずつの性格などについても直接聞くことができるので、譲渡会で新しい飼い主の元へ行く保護猫も多いです。
元保護猫「あずきちゃん」の家族との出逢い
保護猫だったけれど、今では素敵な家族と一緒に暮らしているという話が増えてきているのは、とても喜ばしいことです。
そんななか、ある1匹の元保護猫ポペットフレンズの「あずきちゃん」についてご紹介します。当時の様子や運命的なご家族との出逢い、今現在のあずきちゃんの様子などを詳しくお伝えします。
産まれて間もなくの境遇は
元保護猫だったあずきちゃん、幸運なことに殺処分寸前で優しい家族と出会うことができました。
当初は産まれて間もない状態で、まだ目も見えていないほどだったようです。おしっこやうんちも自分ですることができず、哺乳瓶でミルクを飲ませてもらわないといけないという状態でした。
運命の糸は新しく家族になるお姉ちゃんと繋がっていた
産まれて間もない状態で、殺処分寸前という運命が待ち構えていたあずきちゃん。しかし、あるご家庭の長女であるお姉ちゃんと運命の糸でつながっていたのです。
そのお姉ちゃんは猫を飼いたいという夢を持っており、「受験勉強中にそばに猫がいてくれたらもっと頑張れる」という思いを家族に伝えたことから、一同でお迎えしようという話になりました。
そう思い立った日はちょうどあずきちゃんが誕生した日であり、すぐに保護団体に連絡をして会いに行ったといいます。こんなにすぐに里親さんが見つかったのは初めてと言われるほど運命的な出逢いを経て、あずきちゃんに新しい家族ができました。
新たな家族に迎え入れられたばかりの様子
あずきちゃんとお姉ちゃんが運命的な出逢いを果たしてから、あずきちゃんが初めて家族の家へやってきたのは、出会ってから5日後のことでした。
トイレがまだ自分でできないため、排泄を促すために定期的にティッシュでツンツンと刺激をしてあげたり、哺乳瓶でミルクを飲ませてあげるなど、子猫であったあずきちゃんのお世話に家族みんなが関わりました。離乳食もしっかりと食べ、その後、すくすくと成長しました。
これが今のあずきちゃん
赤ちゃんの頃から家族に手塩にかけ大切に育てられてきたあずきちゃん。今ではすっかり家族の一員として、毎日楽しく暮らしています。そんなあずきちゃんの今の様子を詳しくご紹介しましょう。
「おはよう」や「ワンワン」と言える猫
あずきちゃんは、紛れもなく猫です。それなのに、「おはよう」や「ワンワン」と言えるという特技を持っているそうです。おしゃべりができて、ご家族と戯れる姿には貫禄すら漂います。あずきちゃんは自分のことを人間だと思っているかもしれませんね。
お風呂でリラックスするのが大好き
あずきちゃんはお風呂好きのため、浴室でリラックスして過ごすことが多いといいます。きっと、飼い主さんが入浴している際にも、そばにいるのかもしれません。
お風呂でまったりしながら、飼い主さんと一緒に過ごす時間も、あずきちゃんにとっては貴重であり至福のひとときなのでしょう。
仰向けでひたすら待つその真意は？
猫といえば、甘えているときや構ってほしいときに独特のしぐさを見せてくれます。あずきちゃんの場合は、撫でてもらいたくてひたすら仰向けで待つといいます。
この姿が見たくて、撫でるのを焦らしてしまいそうなほどかわいいあずきちゃん。ずっと仰向けの姿勢で待つのも大変だと思いますが、それこそがあずきちゃんの飼い主さんに対する愛情の表れだといえるでしょう。
モーニングコールだってお手の物
あずきちゃんは、モーニングコールもしてくれるとても愛らしい猫です。飼い主さんの瞼をペロペロと舐めて、起こしてくれます。なんて献身的な家族なのでしょう。朝に強い家族がいることは、それだけでも心強く頼もしい存在ですね。
大好きな飼い主に、大切なものを献上します！
大切な飼い主さんに、あずきちゃんは自分の大切なものも献上しちゃいます。あずきちゃんのために家族が用意したおもちゃ、本人にとってはとても大切なものでしょう。そんな大事なものを大好きな飼い主さんの枕元にたくさん持ってきてくれます。
おもちゃを持ってきてくれるその愛らしさと健気な姿に、飼い主さんはもちろん、聞いているこちらまで心を奪われてしまいますね。
あずきちゃんは、大好きなご家族に出逢うことができて本当によかったですね。もっと詳しくあずきちゃんの魅力を知りたい方は、ぜひこちらのインスタからかわいいあずきちゃんの姿をチェックしてみてください。
一匹でも多く、あずきちゃんのように幸せな猫が増えてほしいと願うばかりです。
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保護猫も大切な家族の一員に
保護猫は、不運な人生を辿ることになってしまう子たちが多い現実があります。
そのなかで1匹でも多くの保護猫が新しい環境で快適に安心して過ごせるように、飼い主さんを見つけようという動きも見られますが、やはり救えない命が一定数あるのもまた悲しい事実です。
素敵な家族の一員として、迎えてもらった保護猫も迎え入れたご家庭側も幸せな生活を送ってもらえるよう、保護猫とその団体の人たちが一生懸命活動をしているのです。
安易にペットショップなどで購入するのではなく、保護施設へ足を運んでみたり、保護猫カフェで運命の出逢いを求めてみるなど、愛あるみなさんの行動によってもっと多くの命が救われるようになることを願っています。
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