数多くのドッグフードが販売されていますが、人気ランキングなどでよく見かけるブランドに「アカナ」があります。実際の評判はどうなのか、その人気の理由が気になりますよね。そんな愛犬家のために、今回はアカナを徹底解説していきます。ドッグフード選びの際は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アカナのドッグフードの特徴
画像参考:Pet Care Education
アカナは、ペットフードブランドのなかでも特に有名なブランドのひとつです。そのため、犬や猫を飼っている人であれば、一度は耳にしたことがある、という人も多いのではないでしょうか。
では、アカナとは具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
アカナってどんなブランド?
アカナは、カナダ生まれのペットフードブランドです。25年以上にわたってドッグフードの研究・製造を行ない、そのなかで確かな信頼を獲得し続けてきました。
現代では、無添加で安全性が高いドッグフードの需要が高まっています。
そして、そのニーズに応えられるドッグフードだからこそ、多くの人から支持されているのでしょう。ドッグフードだけでなく、キャットフードも製造するアカナですが、その特徴は以下の3つです。
原材料にこだわっている
愛するペットのため、より安全性の高いものを望むのは当然のことです。
しかし、アメリカの製造メーカーのなかには、利益を得ようとするあまり、本来の品質とは関係なく「新鮮」や「生」という魅力的な言葉を乱用しているケースがあります。
これでは、安心してドッグフードを選べませんよね。そこで、アメリカには米国飼料検査官協会(通称:AAFCO)と呼ばれる機関が、栄養基準や食品に対する様々な定義を設けています。
アカナも「新鮮」や「生」という言葉を多く使用しているブランドですが、きちんとAAFCOの基準を満たしているため、その品質は信頼度が高いと言えるでしょう。
また、原材料は地元産にこだわり、カナダの広大な自然のなかで育まれた良質なものを使用しています。そのため、添加物を加えずとも、新鮮な食材の味を感じられる美味しいドッグフードと言えます。
商品を自社管理している
ドッグフードメーカーのなかには、原材料の調達、調理、製造、品質管理などの工程を、他社と連携を取りながら行なっているところもあります。
作業を分担することで効率をアップさせたり、製造会社の負担を減らしたりする、という意味では、分担することも得策と言えるでしょう。
しかし、アカナはこの工程すべてを自社で一貫しています。
消費者からすれば、どんな流れでドッグフードが手元に届いくか分からないため、製造元が責任をもって全て管理している方が安心ですよね。その安心感も、アカナが信頼を得ている理由のひとつかもしれません。
受賞歴ありの実績を誇る
アカナのドッグフードは、その品質の良さから数々の賞を受賞しています。その明確な実績から、いかに優れたドッグフードなのかが分かりますね。
アカナドッグフードの栄養バランス
犬種や年齢などにおいて、犬が本当に必要とする栄養が変わります。そのタイミングごとに一番ベストなものをと考えて開発されているため、アカナのドッグフードは種類が豊富で、それぞれの栄養バランスも異なります。
しかし、どの商品にも言える特徴が、以下の3つです。
- グレインフリー
- 低炭水化物
- 必要な栄養のバランスも良い
現代の犬は、人間と生活をともにしてきたことから雑食傾向にありますが、もとは肉食動物でした。
そのため、穀類は消化しづらい傾向があるだけでなく、アレルギーのリスクもあるため、犬には負担が多いと最近では特に懸念をされています。
しかし、アカナのドッグフードは、クラシックタイプ以外はすべて小麦、とうもろこしなどの穀類不使用で製造されているため、穀類のリスクを心配する必要がありません。
クラシックタイプにはオーツと呼ばれる穀類が使用されていますが、低アレルギーで体への負担も少ないので、過度に心配する必要はないでしょう。
コストを下げるため、肉や魚などの動物性食品を減らし、エネルギー源となる炭水化物を増やそうとするメーカーもあります。
しかし、犬はもともと肉食動物のため、重要なのは動物性食品で、エネルギー源となる炭水化物は、体の調子を整える程度で十分なのです。
そのため、質にこだわるアカナドッグフードは、犬の体に負担をかけないよう、炭水化物の量を最小限に抑えられています。
良質なタンパク質はもちろん、体の調子を整えるためのビタミンやミネラル類もバランスよく含まれています。
添加物によって栄養バランスを整えるのではなく、野菜やフルーツ、ハーブなどの天然食品を使用しているので、安心して食べさせられるでしょう。
また、ライフステージや犬種による特徴をもとに、様々なバランスで構成されているため、商品のバリエーションも豊富です。愛犬に合ったものを選びやすいのは、飼い主にとっては嬉しいですよね。
粒の大きさはどれくらい?
アカナのドッグフードは、商品によって粒の大きさが異なります。なかには1cm以上の大粒もあり、噛めるのかと心配する人もいますが、そこはきちんと食べられるよう計算されているので大丈夫です。
基本的に全て犬のために考えられている粒の大きさは、以下の2パターンに分かれます。
- 小型犬用は小粒
- 成犬・シニア犬は大粒
小型犬や子犬は、顎の力が弱いため、サイズは小粒となっています。大体0.5cm程度で、適度に噛み応えを感じられるでしょう。
成犬やシニア犬は、しっかり噛めるよう大粒となっています。特に、大型犬は噛まずに飲み込む傾向があるため、噛ませるために1.5cm程度の幅がある三角形状のものもあります。
商品バリエーションが豊富
アカナは商品バリエーションが豊富なので、初めての購入を考えている人からすると、どれを選べば良いか分かりませんよね。
そこで、アカナドッグフードのシリーズについて理解を深めていただけるよう一通り解説をします。
大きく分けて以下の5つのシリーズがあり、そこから更に商品が展開されているため、まずはシリーズそれぞれの特徴を押さえておきましょう。
アカナ クラシック
クラシックには、スチールカットオーツが使用されています。グレインフリーを基本とするアカナドッグフードのなかで、唯一穀類を使用しているシリーズです。
しかし、低GI値食品で体への負担が少なく、血糖値を安定化させる効果が期待されているため、安心して食べさせることができます。
クラシック商品は、以下の3種類があります。
- プレーリーポールトリー:鶏肉や七面鳥肉に加え、巣に産み落とされた全卵を使用
- ワイルドコースト:北バンクーバー島太平洋沖から水揚げされた天然魚を丸ごと使用
- クラシックレッド:地元牧場で飼育されたビーフ、豚肉、ラム肉を使用
それぞれ動物性食品の種類は異なりますが、その含有量は50%の割合となっています。
アカナ ヘリテージ
アカナの伝統と言われる人気のシリーズです。そのため、信頼する地元の農家、漁師、牧場主などのこだわりがしっかり感じられるでしょう。
多くの信頼を勝ち取ってきた、アカナの自信作と言えます。ヘリテージの商品は、以下の8種類があります。
- パピー・スモール・ブリード
- パピー&ジュニア
- パピー・ラージ・ブリード
- アダルト・スモール・ブリード
- アダルト・ラージ・ブリード
- スポーツ&アジリティ
- ライト&フィット
- シニア・ドッグ
スポーツ&アジリティは、牧羊犬や競技犬などに必要な筋肉、持久力を養うため、タンパク質に重視した内容となっています。
動物性食品を75%使用し、残りは低GIフルーツや野菜などで栄養バランスを整えています。
その他の商品は、すべて鶏肉、天然魚、卵で構成されていますが、それぞれ割合が異なるため、ライフステージや生活環境に適切なものを選ぶ必要があります。
アカナ レジオナル
肉:野菜=7:3の割合で構成されているシリーズです。様々な種類の肉をブレンドしており、動物性タンパク質が豊富なので、健康維持に必要な筋肉をしっかり保持できるでしょう。レジオナル商品は、以下の4種類があります。
- グラスランド:ラム肉、カモ肉、卵、七面鳥肉、ノーザンパイクの5種類の動物性食品を使用
- ワイルドプレーリー:鶏肉、七面鳥肉、卵、ウォールアイ、マスの5種類の動物性食品を使用
- パシフィカ:新鮮な状態で届けられる太平洋ニシン、イワシ、カレイなどの魚を使用
- ランチランド:ビーフ、ラム肉、豚肉、バイソン肉、ウォールアイの5種類の動物性食品を使用
これだけ様々な動物性食品を使用できるのは、牧場主や漁師としっかりとした関係が築けているからこそでしょう。
肉が豊富と言っても、それぞれ使用している肉の種類が異なるため、愛犬に適したものを与えてください。
アカナ シングル
食物アレルギーが心配な犬を対象に作られたシリーズです。低アレルギー食品を中心に使用し、栄養が偏らないよう配慮されています。
すべて全犬種、全ライフステージ対応となっているので、生涯を通して使用できますね。シングル商品は、以下の4種類があります。
- グラスフェッドラム:ラム肉50%に、消化を助けるリンゴ、スクワッシュ、カボチャを使用
- フリーランダック:カモ肉50%に、消化を助ける梨、スクワッシュ、カボチャを使用
- ヨークシャーポーク:豚肉50%に、消化を助けるスクワッシュとカボチャを使用
- パシフィックピルチャード:天然イワシ50%に、消化を助けるスクワッシュとカボチャを使用
動物性食品と、消化をサポートする食品がバランスよく配合されているため、安心して与えられますね。
アカナ シングル・トリーツ
シングル・トリーツには4種類の商品があり、すべてシングルシリーズと同じ商品名です。
使用食品の割合は異なりますが、使う食品はほぼ同じで、アレルギー持ちの子でも安心して食べられるでしょう。
しかし、このシリーズの違うところは、すべてフリーズドライで製造されている、というところです。そうすることで、食品の美味しさだけでなく、栄養もしっかり封じ込めることができます。
よく見られる口コミ評価
高品質で信頼度も高いアカナですが、やはり気になるのは、実際に愛犬に食べさせてみた飼い主の声ですよね。
ここでは、アカナの口コミ評価で多く見られる声を紹介します。購入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
食いつきが良くなった
原材料に人一倍こだわっているブランドなので、その美味しさは抜群なようです。
「他のドッグフードは食べなかったのに、アカナなら食べた」という声や、「一時的に食欲が落ちていたけれど、食べてくれた」などの声がよく見られます。
涙やけが治った
犬の目元に黒い線が入ることがありますよね。今まではなかったのに、突然目の下にクマができたような状態になり、びっくりしたことがある、という人も多いのではないでしょうか。
これを「涙やけ」と言いますが、ドッグフードが合っていないのが原因のひとつとして考えられます。
アカナには、涙やけを治すような成分が含まれているわけではありませんが、良質な食品を使っているおかげか、「涙やけが治った」という声も見られます。
もし、愛犬が涙やけになってしまった場合は、一度ドッグフードを見直してみるのもいいかもしれませんね。その際は、アカナを検討してみてはいかがでしょうか。
体調を崩すことが減った
添加物をほとんど使わず、犬に適しているかを最優先に考えて作られているため、食べるだけで元気になる子も多いようです。
体調を崩しやすかった愛犬が元気になった様子を見て、喜びの声をあげている人もたくさんいます。
しかし、すべての犬に相性が良い万能なドッグフードなどありません。なかには、アカナを食べて腹痛や下痢を起こす子もいるようなので、初めて食べさせる際は、注意して見てあげてください。
愛犬に合ったアカナドッグフードの選び方5選
毎日の食事は、愛犬の健康を大きく左右するポイントとなります。そのため、美味しさも重要ですが、より安全で健康に良いものを食べさせたいですよね。
しかし、どんなに高品質なアカナドッグフードでも、適した選び方をしなければ、その恩恵を十分に感じられないでしょう。
では、愛犬にとって理想的なドッグフードを選ぶには、どういった点を見れば良いのでしょうか。
ライフステージに合わせる
商品によっては、全ライフステージ対応のものもありますが、それぞれのライフステージに合わせて栄養バランスや粒の大きさを変えている商品もあります。
そのため、愛犬の年齢や生活環境を照らし合わせ、適したライフステージの商品を選びましょう。
例えば、パピー期であればこちらのドッグフードがおすすめです。
ダイエット中はカロリーが低いものを選ぶ
基本的に、アカナドッグフードは高タンパクドッグフードです。筋肉の育成や維持に役立つため、運動と組み合わせれば効率の良いダイエットが期待できます。
そんななかでもカロリーを控えたい場合は、ラム肉やカモ肉などの赤身肉を使っている商品や、シニア用がおすすめです。
肉か魚かで選ぶ
アカナドッグフードは、動物性食品が50%以上のものがほとんどです。なかには、70%以上のものもあり、動物性食品特有の美味しさを感じられるでしょう。
しかし、使われている食品は、肉もあれば魚もあります。犬の好みで食いつきが変わるため、どちらが好きかを見極めて選んであげましょう。
アレルギーを確認する
グレインフリーなので、穀類によるアレルギーの心配はほとんどありません。
しかし、牛や豚、卵などを使用している商品が多いため、これらのアレルギーには注意が必要です。アレルギーを持つ子は、アレルゲンが含まれていないかを必ず確認してください。
お試しサンプルを使ってみる
画像参考:アカナ・オリジンフードの新堀商店
高品質で魅力的なドッグフードですが、難点を挙げるとすれば、その値段の高さでしょう。ペットショップやホームセンターに行けば、コスパの良い商品はたくさんあります。
そういった商品と比べると、アカナドッグフードは、こだわりが強い分価格も高めなので、どうしても高級品というイメージを持たれてしまいます。
ネットで高評価なのを見て買ったけれど、愛犬には合わなかったといった事態を避けたいため、気軽には手の出せない商品とも言えますよね。
それを防ぐためにおすすめしたいのが、アカナドッグフードのお試しサンプルです。
少量を低価格で購入できる特別な商品なので、愛犬との相性を見るのにぴったりですよね。グラム数によりますが、お試しサンプルは数百円程度で購入が可能です。
アカナドッグフードはどこで買う?
国産ではないアカナドッグフードは、販売店が限られています。つまり、取扱店かネットでしか購入ができないのです。では、どこで購入できるのか、紹介します。
正規品ならアカナファミリージャパン公式サイト
日本で正規品を取り扱っているのは、有限会社アカナファミリージャパンのみです。そのため、一番安心して購入できる方法と言えるでしょう。
最安値は楽天とヤフー
できるだけコストを抑えたい、という人であれば、最安値で購入したいですよね。そんなときにおすすめなのは、楽天とヤフーです。
商品によってはAmazonが最安値となることもありますが、基本的に最安値商品が多いのは楽天とヤフーの2社なのです。
そのため、購入前に必ずチェックしておくことをおすすめします。ただ、ネットで購入をする際には気を付けなければならないのが「正規品」と「並行輸入品」の違いです。
・正規品とは・・・製造元から正規のルートで輸入した商品です。商品の品質を下げないよう、温度管理や湿度管理をしっかり行なったうえで輸入されます。
そして、手元に届いてからもしっかりとしたアフターフォローが受けられるので、品質には絶対的な安心感を抱けるでしょう。
その代わり、コストがかかるため「正規品=高い」というイメージがつきやすくなります。
・並行輸入品とは・・・正規とは別ルートで輸入された商品です。安く仕入れられる代わりに、温度管理や品質管理への信頼度が低く、アフターフォローもありません。
最悪の場合、購入者の手元に届いたときには、ドッグフードが傷んでいた、ということも考えられるのです。
先程も紹介しましたが、日本で正規品を取り扱っているのは1社のみです。
そのため、ネットで販売されているものは、基本的に並行輸入品と思った方が良いでしょう。それを念頭に置いて、ネットショッピングを利用してください。
【楽天】
【Yahoo!】
安く買いたいならアウトレットのセール品もある
とにかくコストを重視したいのであれば、ネットショッピングサイトのアウトレットセール品を狙うのもひとつの手段です。
賞味期限間近のものが破格の値段で販売されているため、通常では考えられないような価格で手に入れることが可能でしょう。
犬を複数匹飼っていて、早く消費できる人や犬友さんと一括購入をして分配できる人は、こういった商品を購入した方がお得かもしれませんね。
愛犬の健康を守るため品質抜群のアカナドッグフードを食べさせてあげよう
アカナのドッグフードは、多くの愛犬家から支持されている高品質なブランドです。そのため、口コミ評価も非常に高く、ドッグフードの人気ランキングでは、常に上位に君臨しています。
少々値は張りますが、愛犬の健康を守るために、必要な栄養が豊富でその実績から長年愛犬家から人気があるというのは魅力的ですよね。
ドッグフード選びに悩んでいる方は、お試しサンプルも販売されているため、愛犬に食べさせてみてはいかがでしょうか。