オリジンは、高品質なドッグフードと人気の高いブランドです。愛犬の健康のため、愛用しているという方も多いのではないでしょうか。では、具体的にどういった点が優れているのか、その人気の秘密について解説していきます。ドッグフード選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
オリジンはどんなドッグフードブランド?
画像引用:オリジン公式
オリジンは、高品質なペットフードを製造するチャンピオンペットフーズ社のブランドです。質や美味しさ、安全性に関してだけでなく、生産者や消費者からの信頼を大切にしています。
動物にとって本当に大切な栄養は何か、どうすれば日々の健康をサポートできるかを考えて作られたペットフードは、高品質ゆえに価格設定が高めのブランドではないでしょうか。
そのため、多くのペット愛好家からは「高嶺の花」とも言われているようです。では、なぜオリジンのドッグフードは他ブランドに比べて優れていると言われるのか、その理由はブランドのこだわりにあります。
オリジンのこだわり3つ
オリジンは、高品質ドッグフードを作るために以下の3つにこだわっています。
- 犬に必要な栄養を考える
- 地元産の食品を使用
- 管理を自社で一貫する
犬にとって本当に必要な栄養は何なのかを考え、ライフステージごとに適切な栄養バランスを構成しています。そのため、商品のバリエーションも豊富で、愛犬に適したものを選びやすいのが嬉しいですね。
地元の信頼できる生産者から食材を仕入れているため、品質を一定に保つことができます。生産者と製造者が絶対的な信頼関係にあることで、最高品質のドッグフードを作りを可能にしているようです。
自分たちで作り上げたドッグフードだからこそ、すべて自分たちのキッチンで管理しよう、というのがブランドの考え方です。自社商品を知りつくしているので、最高品質を維持したまま消費者のもとに届けることができます。
数々の受賞歴を誇る
オリジンドッグフードは、国際的な賞を数多く受賞しています。ドッグフードの質やビジネスの業績だけでなく、自社キッチンの有為性も評価されており、その実績が確かな信頼度を築き上げてきたと言っても過言ではありません。
大切な家族だからこそ、安全性が高く信頼できるドッグフードを与えたい・・・そんな愛犬家のニーズに自信を持って応えられるのが、オリジンの強みのひとつなのです。
リニューアルして進化を続けている
常に最高品質を目指し、ドッグフード業界のトップブランドの地位を確立しているオリジンですが、消費者のニーズや技術の進歩など、時代の流れに合わせて現在も進化を続けています。最近は2017年に大きなリニューアルが行なわれ、以下の点が変わりました。
- 原材料がカナダ産からアメリカ産に変更
- 添加サプリメントの減量
- 「肉80~85%」から「肉85%~90%」へ
- 価格の値上がり
- じゃがいもなどの高GI値食材や糖質の多い野菜をなくし、低GI値食材のみを使用
「アメリカ産で大丈夫?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、仕入れの際はカナダ産のときと同じ基準で行なっているため、決して品質を落とすことはありません。今までと変わらず、安心して食べさせることができるドッグフードと言えるでしょう。
オリジンのドッグフード作りにおける原則5つ
オリジンがドッグフードを作るうえで、以下の5つのことを原則として定めています。
タンパク質が豊富
タンパク質には植物性と動物性の2種類があります。大豆をはじめとした植物性タンパク質はヘルシーで原価が安い反面、肉食動物の犬にとって負担が大きく、消化不良を起こす恐れが考えられます。
それに対し、鶏や豚などの動物性タンパク質は犬の体に適しているため、効率よく栄養を吸収しやすいのがメリットです。以上のことを考えると、犬に適しているのは動物性タンパク質だというのが明らかですが、コストがかかるため他食材でかさ増しをするドッグフードもたくさん見られます。
その点オリジンは動物性タンパク質を贅沢に使用しているため、犬の体に負担をかけにくい高品質なドッグフードと言えるでしょう。
新鮮な肉を多く使用
オリジンドッグフードには生肉が豊富に含まれており、鮮度は抜群です。栄養価が高いだけでなく、肉本来の旨味も感じられるため、必然的に食いつきも良くなります。
肉の種類が豊富
ドッグフードに使われる肉は鶏や豚が一般的ですが、オリジンではラムやバイソン、マトンなど様々な動物の肉が使用されています。魚介フードであれば、サバやカレイ、ニシンなど豊富な種類の魚肉を使用しており、すべて人間用食材として認定されている天然魚ばかりです。
バラエティ豊かな肉を使用することで、いろんな肉の味を楽しむことができるでしょう。
WHOLEPREY肉比率
肉食動物は、獲物の肉だけでなく、内臓や骨なども丸ごと食すことで必要な栄養を摂取します。そのため、本来はビタミンやミネラル類を添加する必要はありません。
しかし、多くのドッグフードは内臓や骨などを使用せず、不足する栄養素をサプリメントによって補おうとします。
それに対しオリジンは、内臓肉や軟骨を新鮮な肉に混ぜ込むことで、肉食動物としてもっとも適した栄養の取り方をドッグフードで再現しています。肉、内臓、骨の比率をバランス良く組み込み、サプリメントを使用しなくても自然の獲物から栄養を摂取できるのです。
もちろん、栄養価の低い正肉以外を混ぜ込むミートミールと違い、栄養バランスを考えて肉比率を決めているので心配はいりません。
低炭水化物と低GI
「もともと肉食動物の犬にとって、炭水化物は必要ないのでは?」と思う方も多いでしょう。しかし、犬は長い歴史のなかで人間と生活をともにし、純粋な肉食ではなく雑食をする体に進化しています。
もちろん、一番大切なのはタンパク質ですが、健康維持のために多少の炭水化物は必要なのです。オリジンでは、必要以上に炭水化物を摂取しなくて済むよう、低炭水化物と低GI値の食材にこだわっています。
犬の体に負担をかけるとうもろこし、じゃがいもなどの高GI値食材を使わず、レンズ豆やヒヨコ豆のような低GI値食材を使用し、GI値を制限することで、血糖値を安定させ健康的な体を作ることができます。
オリジンとアカナの違い
オリジンとアカナは、どちらもチャンピオンペットフーズ社が製造しているペットフードブランドです。どちらも「生物学的に適正なドッグフード」をコンセプトに作られているため、商品の内容やこだわりが似ており、違いが分からない方も多いでしょう。
しかし、よく見るとこの2つには以下のような違いがあります。
オリジン | アカナ | |
原産国 | アメリカ | カナダ |
肉の含有量 | 85%~90% | 50~65% |
タンパク質量 | 38%~42% | 27~34% |
穀類 | 不使用 | 使用シリーズもある |
値段 | 3,240円/kg | 2,862円/kg |
種類(ドライタイプ) | 8種類 | 20種類 |
肉の含有量が多いせいか、値段はオリジンの方が少し高めです。また、種類のバリエーションも大きく異なります。オリジンは圧倒的に種類が少ないですが、その分愛犬に適したドッグフードを絞り込みやすいメリットもあります。
オリジンドッグフードの種類
質にこだわったオリジンドッグフードにはいくつかの種類があります。肉や野菜果物などの割合も公開されているため、目的に合わせたドッグフード選びがしやすいですね。では、具体的にどのような商品があるのかを紹介します。
ドライドッグフード
ドライタイプのドッグフードは、以下の8種類があります。すべて「肉85%、野菜果物15%」で構成されています。
パピー
新鮮な鶏肉、七面鳥肉、天然魚、卵をメインに構成されています。豊富に含まれる良質なタンパク質が、子犬の成長をしっかりサポートしてくれるでしょう。
パピーラージ
構成はパピーと同じですが、大型犬のパピー用としてその大きな体を支えるために、筋肉量を増やすことを意識したタンパク質を豊富に含んでいます。
また、発育中の骨や関節にストレスがかからないよう、カロリーも抑えられているのがパピーラージの特徴です。
オリジナル
全ライフステージ対応で、ダックスフントからグレートデンなど、サイズも様々な犬種が食べることができます。愛犬に適したものが分からないと悩む方は、この商品を与えてみることをおすすめします。
6フィッシュ
ニューイングランド沖で漁獲される新鮮な天然魚を使用しています。魚介の風味をしっかり感じられるので、食欲がない子でも興味を持ってくれるかもしれませんね。
フリーズドライされたタラのレバーが、ドッグフードの旨味をより強めてくれます。
レジオナルレッド
アンガスビーフやイノシシ肉など、様々な動物の肉をブレンドして作られた商品です。それぞれの旨味を感じられる贅沢感がたまりません。
しかし、肉類にアレルギーを持つ子は、アレルゲンとなる肉が入っていないかを事前に確認しておくことが大切です。
ツンドラ
ヤギ肉や鹿肉、鴨肉などの脂肪分が少ない肉が豊富に使用されています。ジビエが多いので、少々野性的なニオイを感じられるかもしれませんね。
アレルギー性も低いため、アレルギーの子でも安心して食べられるのではないでしょうか。
シニア
シニア犬向けの商品で、筋肉維持と体重維持を目的に作られています。淡泊な鶏肉や天然魚などを使用し、低GI炭水化物が19%に抑えられています。
フィット&トリム
肥満傾向の子向けに作られた商品です。タンパク質が豊富ですが、炭水化物やカロリーが制限されているため、ヘルシーで食べやすくなっています。
フリーズドライドッグトリート
加熱調理を行なっていませんが、約-51℃で急速冷凍することで、食材の鮮度や栄養を維持させることができます。食材の旨味をダイレクトに感じることができるため、犬にとって最高のおやつとなるでしょう。
肉100%なので、安心して愛犬に食べさせることができるのも嬉しいですね。オリジンのフリーズドライトリーツは、以下の4種類があります。
オリジナル
画像引用:オリジン公式
鶏肉、七面鳥肉、天然カレイのトリーツです。肉と魚の両方の旨味が凝縮され、贅沢感が得られます。
フィッシュ
画像引用:オリジン公式
新鮮な天然魚を丸ごと使用したトリーツです。肉にはない魚介のあっさりした味にや
みつきになる子も多いでしょう。
フリーランダック
鴨肉100%のトリーツで、淡泊な旨味がぎゅっと凝縮されています。
ワイルドボア
イノシシ肉と豚肉をブレンドして作られたトリーツです。商品名のとおり、野性的な旨味を感じられそうですね。
フリーズドライドッグフード
オリジンでは、フリーズドライ加工されたドッグフードも製造しています。一般的なドッグフードのように加工調理や添加物を加えるなどの作り方ではないため、一味違う上質さを感じられるでしょう。
まだ商品は1種類しかありませんが、全犬種対応のおすすめ商品です。
アダルトドッグ
画像引用:オリジン公式
肉と魚をバランスよく混ぜ、肉90%、野菜果物10%で構成されています。素材の味を十分に感じられるので、選り好みをする子でも食べてくれることが期待できます。
ただ、加熱調理をしていないため、管理には十分注意が必要です。食べ残しが出たときは必ず冷蔵庫保存し、3日過ぎても食べられなければ捨てるようにしてください。
オリジンドッグフードの気になる評判は?
ブランドのこだわりを強く感じるオリジンドッグフードですが、日々与えるドッグフードとしては気軽に試せる価格ではないため、実際に利用している方の意見が気になりますよね。
そこで、オリジンドッグフードを愛犬に食べさせている方の良い意見と悪い意見の両方を紹介します。購入しようか悩んでいる方は、参考のひとつにしてみてください。
良い口コミ
質にこだわっているだけあって良い口コミが目立ちます。特によく見られるのは、以下の3つです。
- 皮膚の調子が良くなった
- 食いつきが良い
- 給与量が少しで済む
消化に良いドッグフードなので、内側から健康的になったという意見が多く見られます。皮膚の調子が良くなったり、毛並みがきれいになったりなど、目に見える形で変化を感じられると好評です。
動物性食材を豊富に使用していることから、嗜好性がを高く感じられます。その美味しさに魅了され、他のドッグフードよりしっかり食べてくれると感じる方も多いようです。少食な子や選り好みをする子には、ぜひ食べさせてみたいですね。
栄養が豊富なので、少量でも十分な栄養を補給できます。そのため給与量が少量で済み、多少値段が高くても家計にダメージを与えるほどではないと感じる方も多いようです。
悪い口コミ
どんなに質にこだわっていても、体質的に合わない子もいます。そのため、オリジンドッグフードを食べたことで以下のようなデメリットを感じる方もいるようです。
- 体臭を強く感じる
- 価格が高い
肉が豊富に含まれていることから、体臭を強く感じるようになったという意見もあります。なかには軟便になり、目やにが出るようになった子もいます。
体質的に合わない子もいるため、どんなに優良なドッグフードでも、始める場合は少量から試すことが大切だということでしょう。
一般的なドッグフードより消費量が減るとは言え、それなりの出費があることも事実です。安いドッグフードであれば1kg500円前後で購入できるものもあるため、値段を比較するとどうしても高く感じてしまいます。
オリジンドッグフードはどこで買うのがおすすめ?
オリジンドッグフードを購入する際は、気を付けなければならないことがいくつかあります。これらのポイントを踏まえたうえで、おすすめの購入方法を紹介します。
一番安心なのは公式サイトからの購入
オリジンのドッグフードは、オフィシャルショップから購入することができます。正規品なので安心感はピカイチですね。また、アウトレットセールも行なわれているので、通常よりお得に購入することも可能です。
新規購入の方であれば、愛犬が食べなかったときのために全額返金保証キャンペーンを行なっています。せっかく高いお金を出して購入したのに、愛犬にドッグフードが合わなければ残りが全部無駄になってしまいますよね。
しかし、オリジンは気軽に試してもらえるよう保証をつけているので、興味がある方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
最安値はAmazonと楽天
Amazonや楽天などのショッピングサイトにもオリジンの商品があります。最安値商品を手に入れられるのは魅力的ですが、正規品でないものが多いため、購入する際は注意が必要です。
「激安」を売りにしているところには注意
値段が高いということは、それだけ質が良い証拠であることがほとんどです。そのため、「業界最安値」や「激安」などの売り文句でアピールしている商品は、何らかの欠陥がある可能性が高いと言えます。
もちろんなかには販売元の工夫や努力から、質が良いものもあるかもしれませんが、購入後にトラブルのリスクが高いともいえるため、しっかり商品説明に目を通してから購入するようにしましょう。
オリジンのドッグフードはペットのことを第一に考えたドッグフード
ドッグフード業界のなかには、残念ながら利益を第一に考え、品質を二の次にしている製造会社もたくさんあります。そんななかでオリジンは、ペットが本当に必要としている栄養は何なのかを考えてフード作りを行なっているため、信頼度は他のドッグフードと比較しても抜群です。
もちろん、高品質のため価格は少々高めに設定されていますが、オリジンのこだわりを考えれば納得できるでしょう。愛犬の健康を第一に考えたいという方は、ぜひ一度オリジンのドッグフードを検討してみてはいかがでしょうか。