冬になると、フローリングから冷気を感じ、寒さに震えるペットの姿を見て心を痛める方も多いでしょう。そんな寒さからペットを守ってくれる暖房器具が、ペット用ホットカーペットです。電気や湯たんぽなど様々なタイプがあるため、生活スタイルやペットの好みを考えて選ぶことができます。今回は、厳選したおすすめ商品を紹介するとともに、ペット用ホットカーペットの選び方について解説します。
目次
ペット用ホットカーペットの選び方
ペット用ホットカーペットを選ぶ際には、見ておくべきポイントがいくつかあります。ペットに最適なものを選びたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
温め方で選ぶ
カーペットをどのようにして温めるのか、その方法は以下の3つがあります。それぞれの特徴を理解し、どれがペットにとって良いかを選んであげましょう。
- 電気マットタイプ
- エコマットタイプ
- 電子レンジタイプ
電気を使うホットカーペットは、リモコンで温度調整が可能なだけでなく、一定の温度を保ちやすいというメリットがあります。最近は何段階にも温度調整ができるものや、タイマーをセットできるものもあるようなので、寒い夜にずっとつけておきたい場合にとても便利ですよね。
しかし、コードを噛んだり、カーペットを引っ掻いて中の熱源をむき出しにしてしまう恐れがあり、それらの損傷は感電ややけどなどの事故を招きます。そのため、いたずらをしても大丈夫なようにカバーをつけたり、小まめに劣化していないかチェックしたりすることが大切です。
断熱素材で作られたエコマットタイプは、フローリングからの冷気がペットに伝わらないようシャットアウトしてくれます。電気を使わないため、電気代やコードの損傷などを心配する必要もありません。また、外出先や車の中など、いつでも使用できるのも嬉しいですね。
しかし、熱源を持たないため、ヒーターのような温かさを感じるわけではありません。自身の体温を保温し、冷気から守ることで温かさを感じる仕組みで、温かいと感じるまでに時間がかかるかもしれませんね。
いわゆる湯たんぽタイプで、保温材を電子レンジで温めて使います。数分で温まるので、欲しいときにすぐ準備することができます。また、ドライブや屋外のハウスなどにも使用できるので、いろんな場面で幅広く活躍してくれるでしょう。
しかし、保温性が商品によって異なり、温かさがあまり持続しないと感じる場合もあるようです。電子レンジタイプを購入する際は、どれくらいの持続時間が期待できるのかをしっかり確認しておきたいですね。
ペットのサイズに合ったものを選ぶ
体全体を温めるのであれば、ペットの体型にあったサイズを用意する必要がありますが、枕のように使うのであれば、小さいサイズでも十分です。
どういった使い方をしたいのか、またどんな場所で使おうと思っているのかを考え、ペットに適したサイズを選んであげましょう。
お手入れのしやすさで選ぶ
温かいホットカーペットは、ペットにとってお気に入りの場所となるでしょう。しかし、頻繁にいる場所だと、その分汚れるのも早くなります。心地よい温かさに、ホットカーペットの上で用を足してしまう子もいるかもしれません。
そのため、小まめにお手入れができるものを選ぶ必要があります。丸洗いOKのものや、撥水加工で拭き掃除ができるものなど、お手入れがしやすいものがたくさんあるので、必ずチェックしておいてくださいね。
電気代をチェックしておく
電気マットタイプの使用時間や頻度が多い方にとっては、どれくらいの電気代がかかるのか気になりますよね。ホットカーペット選びは、機能性やデザイン性だけでなく、電気代を重視するのもひとつの方法です。
そのため、電気マットタイプを考えている方は、省エネ商品がどれかにも注目したいですね。
おすすめのペット用ホットカーペット10選!
ペットが快適に過ごせるよう、おすすめのホットカーペットを10個紹介します。多くのペット愛好家から支持されている人気商品ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
電気マットタイプ
電気マットタイプは、長時間一定の温度を保つことができるため、寝ている間も快適で、朝方に寒さで震えて目が覚めるということもありません。電気代がかかるのが少々気になるところではありますが、温かさをキープしやすいことから他のタイプより人気が高いようです。
扱いやすいようにするために温度調整のリモコンはシンプルなものにしたり、コードへのいたずら防止を行なったりしている商品が多く見られ、実用性の高さも感じます。そんななかで、特におすすめしたい商品は以下の4つです。
Sedhoom ペット用ホットカーペット
40cm×30cmの大きなホットカーペットなので、しっかり全身を温めることができます。ペットに噛まれる恐れがあるコードは、スチール製保護管の耐噛みとなっているため、いたずら好きの子がいても安心ですね。
温度は25~55℃まで自由に調整ができ、ランプの付き方で加熱中か恒温状態かを瞬時に見極めることができます。温かくなるのも早いと好評のホットカーペットです。
アイリスオーヤマ ペット用ホットカーペット
肉球マークが可愛いペット用ホットカーペットです。大手企業アイリスオーヤマ株式会社の商品なので、安心感を感じられますね。このホットカーペットは、2面で温度に差があります。
表面は約38℃の高温、裏面は約28℃の低温となっています。季節やペットの好みに合わせて使い分けられるのが嬉しいですね。
また、わずかな温度変化に反応して温度を調整してくれるので、無駄な電力を使うことはありません。省エネ商品を探している方には、特におすすめと言えるでしょう。
デスクパネルヒーター
3面の折りたたみ型ヒーターです。「コ」の字に立てることで周辺の空気を温かくすることができます。寝転がっている子も座ってのんびり過ごしている子も、体全体が温まって気持ちよく過ごせるでしょう。
特に、寒い冬はトイレに行くのが億劫になり、我慢をする子も多いようなので、ペットシートの周りに立てておくのもおすすめです。温かい空間でトイレができるだけでなく、周りの視線もシャットアウトしてリラックスできるでしょう。
また、ペット以外にデスクワークなどで足元が冷える方にもおすすめです。デスク下に立てておけば、まるでコタツに入りながら作業をしているような温かさを感じられますよ。
EVELTEK ペット用ホットカーペット
バラのおしゃれなデザインが印象的なホットカーペットで、おしゃれなインテリアに合わせやすく、防水、防塵、感電防止などの機能性も抜群です。
また、丈夫なオックスフォード生地で作られているため、大切に使えば長く活躍してくれるでしょう。洗濯はできませんが、防水生地となっているので拭き掃除ができます。
お手入れ方法は、濡れた布で拭き、風通しの良い場所で乾燥させるだけです。これなら忙しくてもすぐにできるので、いつでも清潔な状態でペットに使ってあげられそうですね。
エコマットタイプ
電気も電子レンジも使わないエコマットタイプは、もっとも省エネなホットカーペットと言えるでしょう。感電ややけどの心配もないので、安心してペットに用意してあげられますね。
しかし、熱源を持たないエコマットタイプは、電気マットや湯たんぽのような温かさを感じられないため、どれくらいの保温力があるかが非常に重要となります。そこで、しっかり温かさを感じられるおすすめのホットカーペットが以下の3つです。
アイリスオーヤマ あったかぬくもりマット
ビーンズ型のシンプルなホットカーペットです。フローリングの冷気をシャットアウトしてくれる発砲マットが入っており、外側は柔らかい手触りのファー素材となっています。
裏面は滑り止めがついているので、マットが滑ったことでペットが怪我をするのを防止します。色はイエローとピンクの2種類で、部屋の雰囲気に合わせて選べるのも嬉しいですね。
マルカン スーパーホットマットレギュラー
保温性のある素材が何層にもなっているため、自身の体温だけでしっかり体を温めることができます。生地はあまりふわふわ感がないので、柔らかい素材を好む子であれば、ベッドなどの上に敷いてあげる良いかもしれませんね。
普通にベットで寝るより、温かく快適に眠ることができるでしょう。
ただ、お手入れは手洗いとなっているため、洗濯機を使用しないよう注意してくださいね。
Hero Dog ペットマット
90cm×60cmの大きなペットマットです。ふわふわと柔らかい触り心地なので、大型犬も快適に過ごせるでしょう。使用されているのはフランネル素材で、密度が高いことから毛羽が立ちにくい特徴があります。
マットを引っ掻く癖がある子でも、そのダメージに耐えられる丈夫さがあるので、飼い主としては安心ですね。また洗濯機OKなので、いつでも清潔な状態を保つことができます。
電子レンジタイプ
電子レンジタイプは、保温材の持続時間や温め方など、使いやすさを重視したものが多い傾向があります。できるだけ温かさを維持させられるよう保温性に優れたカバーを使用している商品も多く、寝る前に温めたものでも、朝方まで温かさを感じられるくらい保温力がある商品も見られます。
電気マットタイプに比べて商品が少ないですが、そのなかでおすすめしたい商品は以下の3つです。
ドギーマン 遠赤外線レンジでチンしてぽっかぽか アプリコット
オレンジのフリース生地に、白い星が描かれた可愛らしいカバーのマットです。保温材を電子レンジで加熱し、カバーに入れるだけなので、簡単に準備することができます。
フワフワとしたカバーから温かさを感じ、ペットも気持ちよく過ごせるでしょう。体全体が乗るほどのサイズではないため、枕のようにして使用したり、小屋やベッドなどに忍ばせたりして使います。
また、遠赤外線で体の芯までポカポカと温まるので、寒い冬を快適に過ごすための必須アイテムとなるでしょう。
マルカン ソフトでワイドな湯たんぽ気分
保温材がゼリー状なので、柔らかい感触を楽しむことができます。電子レンジで温めてカバーに入れると、そのふわふわとした触り心地の気持ち良さに眠ってしまう子もいるかもしれませんね。
室温や使用状況によりますが、最大8時間温かさを維持させることが可能です。これならば、寒い夜でもスムーズに入眠できるでしょう。
ペット用ゆたんぽ ユカホット
ブラウンとオレンジの2色があり、右下の肉球マークが可愛らしいペット用湯たんぽです。カバーがマジックテープになっているので、保温材の出し入れが簡単にできるのが便利ですね。また、折りたたんで持ち運びができるため、外出先でも使用可能です。
ペット用ホットカーペットを使用する際の注意点3つ
ペットにホットカーペットを使用した際、事故が起こるケースも珍しくはありません。そのため、安全に使えるよう以下の3つに注意しましょう。
低温やけどに注意
電気マットタイプや電子レンジタイプのように、熱源があるものは低温やけどをする可能性があります。温度が高すぎていたり、長時間同じ場所に熱を当てたりすることがないよう注意してあげましょう。
コードをかじらないよう注意
コードをかじると、うまくカーペットが温まらなくなるだけでなく、感電する恐れもあります。最近は噛み防止のコードが多くなっていますが、噛む力が強いと破損する可能性があるため、より安全性を高めるためにカバーをつけるなどの工夫をしましょう。
ホットカーペットの上でトイレをさせない
ホットカーペットの上が温かく快適だと、トイレまで行かずそのまま粗相をしてしまう可能性があります。しっかりトイレトレーニングができている子であれば過度に心配をする必要がないかもしれませんが、トイレトレーニングができていない子や、子犬・老犬などは注意が必要です。
ペット用ホットカーペットで冬を快適に過ごそう
ペット用ホットカーペットには、様々な種類があります。ペットによっては生地が気に入らない、温かくないなどの理由から使ってくれない子もいるでしょう。
そのため、ペットに合ったものを選んであげることが大切です。どんなものを買おうか悩んでいる方は、ぜひ上記で紹介した商品を検討してみてください。安全性が高く、多くのペット愛好家から支持されているものばかりなので、きっとペットに合った最適なホットカーペットを用意してあげられますよ。