猫とネズミは昔から敵対関係と言われていますが、猫とハムスターを一緒に飼うことはできるのでしょうか?また、猫とハムスターを一緒に飼うときに気を付けるべきポイントはあるのでしょうか?今回は、猫とハムスターの相性と飼うときの注意点をご紹介します。
目次
猫とハムスターの相性
猫とハムスターを一緒に飼うことは可能ですが、相性が良いとは言えません。猫の性格や育つ環境によっては何もせずとも仲良くしてくれますが、基本的には飼い主さんが色々と注意してあげることが大切です。
猫から見たハムスターは?
ハムスターはネズミの一種であることから、猫にとって捕食対象となる可能性があり、仲間として認識することが難しい場合があります。もともとネズミ駆除を目的として飼われるようになったという背景もある猫は、ネズミの一種であるハムスターを攻撃する可能性が高いのです。
ハムスターから見た猫は?
ハムスターを猫と一緒にさせると、猫の大きな身体や臭い、動きなど様々な要因でストレスを感じます。また猫の鋭い爪や牙は、ハムスターの本能的にも、とても恐怖に感じるでしょう。
猫とハムスターは仲良くできる?
「猫とハムスターを一緒に飼いたい!」と思っている方は多いのではないでしょうか?できることなら仲良く共存してもらいたいものですね。しかし、猫とハムスターを仲良く一緒に飼うには、お互いに慣れることが必要です。
猫が小さい時から慣れさせる
子猫の時からハムスターに慣れさせておくと、攻撃対象として認識しにくくなり、一緒に飼いやすくなります。特に、生後2週間~2ヶ月頃の幼少期が重要で、この頃からハムスターに慣れさせると仲良くなりやすくなります。生後2週間~2ヶ月頃は「社会期」と呼ばれており、警戒心がほとんどなくスキンシップもとりやすい時期のため、慣れさせたいものはこの時期に接触させておくと、成長してからも違和感を感じることなく環境を受け入れることができます。
なお、その「社会期」を過ぎてしまうと警戒心が高まり、もともと単独行動の多い猫にとって、ハムスターが攻撃や捕食の対象となってしまう可能性があります。
別々の部屋で飼う
猫とハムスターを一緒に飼う場合は、身体の大きさの違いもあることから少し配慮しなければなりません。「うちの猫は大丈夫!」と一緒の部屋で飼ってしまうと、猫がハムスターを傷つけてしまう可能性が大いにあります。そのため、必ずゲージに入れて別々の部屋で飼いましょう。
ゲージの中で動き回るハムスターは、猫の狩り本能をくすぐります。「捕まえたいのに捕まえることができない…」という状況は猫にとっても大きなストレスとなるため、そういった状況を作らないためにも部屋を別々にして猫とハムスターを会わせないことが重要です。
ハムスターのゲージをしっかり固定する
家の中を自由に行き来できる猫がハムスターのケージに気づいた場合、猫がフタを開けたりゲージを壊したりして、猫がハムスターに危害を加えては大変です。ゲージのロックが緩んできたら、新しいものに変えたりゲージをしっかりと固定したりして、猫とハムスターの接触がないようにしましょう。
また、猫はじゃれているつもりでも、ハムスターにとっては大きなストレスであったり、傷つけててしまうことがあります。ハムスターを守るためにも、ゲージに猫を近づけないための対策や管理をしっかりとしておくことが大切です。
猫がハムスターを食べたりしない?
もしハムスターが脱走してしまったり猫の目に留まったりすると、猫が危害を加え、最悪の場合食べてしまうという可能性もあります。
そんな悲しい事態を防ぐためにも、猫とハムスターを家で一緒に飼うときの注意点やポイントを知っておきたいものですね。
猫とハムスターを一緒に飼うときの注意点
猫とハムスターを一緒に飼うときの注意点ですが、先ほどもご紹介した通り、別々の部屋で飼い、しっかりと固定したゲージの中にハムスターを入れることが大切です。また、猫の行動範囲内にハムスターを置かないことを意識しましょう。
子猫のうちから飼っており、猫がハムスターのいる環境に慣れていても、何かの拍子に危害を加える可能性もありますし、お互いがストレスを感じることなく生活できる環境を与えてることが重要です。
注意点を守れば仲良く飼える
猫とハムスターを仲良しな状態にするのは難しいですが、危害を加えることなく一緒に飼うことは可能です。身体の大きさが異なり自然界では敵対している動物同士を一緒に飼うためには、飼い主側の配慮がとても大切です。猫とハムスターを一緒に買う際は、注意点を必ず守りましょう。