ハムスターの飼い方とは?種類によっても異なる飼育法をチェックしよう!

ハムスターの飼い方とは?種類によっても異なる飼い方をチェックしよう

小動物ブームの中でも特に人気となっているのが、ハムスターです。小さな子どものいる家庭で飼われることもあり、小さな生き物を育てたい、ふわふわとして可愛いものを飼いたいというときにはぴったりです。そんなハムスターは、寿命が短い生き物です。正しい飼い方を知り、種類ごと、季節ごとの注意点についても知っておきましょう。

ハムスターの飼い方の基本

ハムスターの飼い方とは?種類によっても異なる飼い方をチェックしよう

ハムスターを飼う上で、基本の飼育方法を知り、正しく準備などを行ないましょう。

ハムスターの費用ってどれぐらい?

ペットショップやホームセンターなどでよく見かけるハムスター、貼られている値札を見るととてもリーズナブルなペットと言えます。

ハムスターの種類によって値段は幅があるものの、10,000以上する生体はいません。平均すると、1,000~3,000円ほどとなっています。種類だけでなく、病気の有無、月齢などによっても値段に差が出てきます。

他のペットと比べると低価格で購入できるという点から、つい衝動買いしてしまうという場合もありますが、飼い方や必要なものなどをきちんと把握した上でしっかりと責任を持って飼うようにしましょう。

ハムスターを飼うのに必要なものとは

ハムスターは、ペットの中でも手軽に購入できる生き物です。しかし、生体を飼うだけでは、家で育てることができません。そこで、ハムスターを飼う上で必要なものを、あらかじめ揃えておきましょう。必要なものとして、以下が挙げられます。

ケージ

ハムスターを扱っているお店であれば、必ずケージもそばに売っているでしょう。机の上などに置けるコンパクトなものが多く、ポップな色合いで可愛らしいケージも増えています。

プラスチック製やガラス製、水槽タイプに金網タイプなど、ケージのタイプにも種類があるので、慎重に選びましょう。

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寝床

ハムスターは夜行性で、昼間はゆっくり眠って過ごします。そこで、ケージの中にはハムスターの寝床になるものを置いてあげる必要があります。

陶器製やプラスチック製、デザインがおしゃれなものなどたくさんあるので、手入れがしやすく、ハムスターにとって快適に過ごせそうなものを選ぶとよいでしょう。

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トイレ

ハムスターのケージの中には、寝床ともうひとつ欠かせないものがあります。それが、トイレです。ハムスターはきちんとしつけをすると、トイレの場所を覚えてくれます。大きすぎるとケージ内で場所を取ってしまうので、ハムスターの体が中で動けるくらいのサイズにしておくと安心です。

また、周りが囲まれているタイプのトイレを選んでおくと、砂が飛び散るのを防ぐこともできます。トイレはまめに洗って清潔にしておきたいので、手入れのしやすさも大事です。

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床材

ハムスターのケージの中には、全体に床材を敷いてあげる必要があります。広葉樹や針葉樹のウッドチップや紙などの種類があるので、価格や手入れのしやすさなどを考えて選んでみましょう。

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回し車

ハムスターといえば、ケージ内の回し車でカラカラと走っているイメージを抱くでしょう。ハムスターが運動をするためにも、回し車は欠かせません。その回し車にも種類があり、ハムスターが怪我をしにくいもの、音が気にならないものなどを選ぶと、ハムスターも人も快適に過ごせるでしょう。

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ここまで紹介した5つのものは、ハムスターを飼う上で必ず必要なものです。その他に、寒さ対策に便利なヒーター、かじり木などを用意するのもよいでしょう。ケージの管理がしやすく、ハムスターにとっても快適に過ごせる空間を作るのがポイントです。

ハムスターはどこで飼うのがいい?

ハムスターの飼い方とは?種類によっても異なる飼い方をチェックしよう

小さなケージを用意して飼うハムスターは、ケージを設置する場所も慎重に選ぶ必要があります。高温多湿で直射日光が当たる場所では弱ってしまうので、エアコンがあり、静かな場所、そして床に直接置くのではなく棚の上に置くなどの準備が必要です。

家の中にハムスターのケージがちょうど置ける棚があるか、温度は安心できるかどうかといった点に注目して、よりよい部屋を選びましょう。

食事やおやつの選び方について

ハムスターの飼い方とは?種類によっても異なる飼い方をチェックしよう

ハムスター用品を扱っているコーナーに行くと、可愛らしいおやつや食事などが種類豊富にあります。しかし、大事なのは見た目よりも栄養価が高くハムスターの体にとって良いものを選ぶことです。

そこで、原材料に注目し、添加物の有無などをチェックしましょう。基本の食事はペレットで十分です。栄養素についてもしっかり考えて作られており、低脂肪、高タンパクになっているものを選ぶことをおすすめします。

また、私たちが食べる野菜もハムスターに食べさせることができます。ニンジンやさつまいも、カボチャ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜が大好きなので、きれいに洗って食べやすくカットしたものをあげるようにしましょう。

MEMO
おやつは与えなくても大丈夫です。与える場合には、ハムスターのおやつとして販売されているものを利用しましょう。独断で人間が食べるおやつを与えるのは危険です。

トイレのしつけ

ハムスターは、きちんとしつけるとトイレの場所を覚えてくれるので、掃除などの手入れが楽になります。

ハムスターは実はきれい好きな動物なので、ケージ内が激しく汚れるということはないでしょう。しかし、トイレではない場所におしっこをされてしまうと、床材に染み込んでいき臭いが気になることがあります。

そのため、トイレのしつけにおいては、おしっこをする場所をしっかり覚えてもらいましょう。うんちは元々乾燥しているので、無理にしつける必要はありません。

平らで自分が落ち着く場所でおしっこをする習性があるので、そのポイントを押さえながらトイレの準備をしましょう。トイレの場所を覚えてもらうためにも、ハムスターがトイレをしやすい空間を作ってあげましょう。

ハムスターがかかりやすい病気とそのサインについても知っておこう

ハムスターは体が小さいため、病気になると治療が難しいです。そこで、ハムスターがかかりやすい病気を知り、見落とさないように症状も知っておきましょう。

ハムスターがかかりやすい病気には、結膜炎や寄生虫感染などが挙げられます。衛生環境が原因して、皮膚病や外耳炎にもかかりやすくなるので注意が必要です。

体が小さなハムスターは、些細な病気でも命に関わる恐れが出てくるので、日々の健康チェックもしっかりしながら、衛生面にも気をつけましょう。

ハムスターの飼い方による種類ごとのポイント!

ハムスターの飼い方の基本はどの種類にも共通していますが、種類ごとに飼い方のポイントもあるので押さえておきましょう。

ジャンガリアンハムスターの飼い方

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毛色とサイズ、くりくりした目が大人気のジャンガリアンハムスターは、ストレスが溜まるとケージを噛んでしまうことがあるので、金属製は避けましょう。怪我の原因にもなるため、プラスチック製にすることをおすすめします。

また、寒さに弱い種類のため、冬場の寒さ対策は必須です。ペット用のヒーターを用意したり、暖房器具がある部屋にケージを置くといった対策が必要になります。

ジャンガリアンハムスターは狭いところに潜り込むのが大好きなので、餌入れは陶器製で安定したものを用意しておくとよいでしょう。野菜が好きという特徴もあるので、主食となるペレットの他に野菜をあげてみましょう。

MEMO
ペレット以外の野菜を与えすぎるのはよくないので、数日に1回といった頻度にしておくと安心です。

ゴールデンハムスターの飼い方

ハムスターの飼い方とは?種類によっても異なる飼い方をチェックしよう

ハムスターの中でサイズが一番大きくなるゴールデンハムスターは、温厚で懐きやすいので子どものいる家庭でも安心して飼うことができます。

そんなゴールデンハムスターは、縄張り意識が強いので、ひとつのケージに1匹と決めて分けて飼育する必要があります。穴を掘るのが得意なので、床材は深めに敷いてあげるとよいでしょう。

餌を寝床に溜め込むという習性もあるため、餌入れにたくさん入れすぎないようにしましょう。

ブルーサファイアの飼い方

ハムスターの飼い方とは?種類によっても異なる飼い方をチェックしよう

ハムスターといえば、ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターが有名ですが、ブルーサファイアもグレーの毛色が特徴的で人気があります。

性格はおとなしく、懐きやすいです。さらに、グループで生活するのが好きなので、多頭飼いやオス・メスのペアで飼育することも可能です。知的なハムスターとして、人の話すことに反応するという一面も持っています。

餌入れなどは噛んでしまう恐れがあるので、陶器製にしておくと安心です。

季節によって注意したいハムスターを飼う環境

季節によってハムスターの飼育環境には注意が必要な場合があります。季節ごとの注意点を押さえておきましょう。

ハムスターの飼い方とは?種類によっても異なる飼い方をチェックしよう

近年の夏の暑さは、人間にとっても非常に危険なものとなっています。そんな中、元々暑さに弱いハムスターは、少し気温が高くなるだけでもぐったりとしてしまいます。夏の暑さ対策は必須です。

ハムスターのケージがある部屋は、エアコンをつけっぱなしにしておくと安心です。また、ハムスター用品として、ウェットタイルや涼しさを感じられる石などもあります。これらをケージの中に敷いておくと、暑さを感じたときにそこで過ごすことができます。

ハムスターの飼い方とは?種類によっても異なる飼い方をチェックしよう

暑さに弱いハムスターは、冬にも弱いという性質を持っています。小動物用品として、ペットヒーターという商品があり、そちらをケージの中に入れておくと暖かさをキープしてくれます。ヒーターの上に寝床を置いてあげると、寒い冬を快適に過ごすことができるでしょう。

また、ケージの下にダンボールを一枚敷いておくという方法も、寒さ対策におすすめです。直接棚の冷たい部分に置くよりも寒さを防ぐことができます。また、寒さを感じにくい部屋にケージを置くなどの対策もとっておくと、冬を乗り越えることができるでしょう。

春や秋

夏や冬に比べると気候が落ち着く春や秋は、過ごしやすい季節です。しかし、自律神経のバランスが崩れて不調を感じやすい季節にもなるので、春であれば冬場使っていたヒーターを徐々に弱めていく、秋なら徐々に冬の準備を始めるといったことに気をつけてみましょう。

いきなり環境を変えてしまうことで不調を引き起こす恐れがあるので、過ごしやすく感じる春や秋も注意が必要です。

ハムスターの飼い方を下調べすることが長生きの鍵!

ハムスターは、手軽に飼うことができる小動物として人気があります。寿命は1~3年と短い動物なので、少しでも長く一緒に過ごせるように、飼い方や季節ごとの注意点、ハムスターがかかりやすい病気などの知識を得たうえで飼うようにしましょう。