小型犬用ケージの選び方やポイントとおすすめ商品5選!

愛犬が安心してゆっくり休める場所であるハウス選びはとても重要です。ケージやサークルなど形状が違うものや大きさも様々ですので選択に悩んでしまうこともあるでしょう。今回は特に小型犬を室内で飼う場合を想定したハウス選びの注意点や、おすすめのケージやサークル等をご紹介いたします。

小型犬のハウス

ハウスの形

小型犬を室内飼いする場合、ハウスは大きく分けるとこの3つになります。

ケージ

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ケージとは側面の囲いだけではなく、天井と床面がある形状のものです。寝るためだけでなく、食事やトイレする場所も確保されるくらいの大きさが一般的です。床面の取り外しが簡単で掃除がしやすいものや、折りたたみが可能なものなど便利な商品も出ています。

また部分に取っ手がついている商品もあり、愛犬と車で移動するときなどでも移動がしやすい商品もあります。屋根がついているため脱走の心配もありません。

サークル

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ケージとは違い側面の囲いのみや、側面と床面があって天井がない形状のものです。ケージと同じく折りたたみが可能なものもありますが、中に愛犬を入れたまま持ち運びするなどは基本的に難しいでしょう。また天井がないために柵の高さが低いと脱走してしまうこともあります。

しかし、天井がないことで他のハウスに比べると形を自由に変えられるなどのメリットもあります。広いサークルの中にクレートを置くなどの併用した使い方もおすすめです。

クレート

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クレートとはケージやサークルとは違い、トイレや食事をする場所などはなく寝床のみです。バリケンネルやキャリーなどとも呼ばれることもあります。持ち運びが容易であり掃除も簡単です。落下物から愛犬を守ってもくれます。

また巣穴のように犬を完全に囲い込み、狭いスペースが犬にとっては安心できます。基本的には犬しか入れませんので、食事の場所やトイレの場所を別で設ける必要があります。

素材

各素材のメリットとデメリットを理解して、愛犬や環境にあったものを選びましょう。

金網タイプ

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ケージやサークルでよくみられるタイプです。まず、なんといっても頑丈です。金網自体に被覆が施してある商品が多いので、尿などがかかってもすぐに錆びるということもありません。また汚れも拭き取りやすいというメリットもあります。

しかし、噛み癖がある犬などは金網の被覆を噛んで剥がしてしまうこともあり、そこから錆が発生してしまうこともあります。

木製タイプ

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室内に設置する場合など、インテリアに馴染みやすいですものが多いです。しかし、犬が噛んだりした際に壊れやすく、尿などのニオイが染み込みやすい素材でもあります。

プラスチックタイプ

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ブラスチックですので金網タイプのように錆びることはまずありません。また木製タイプほどニオイが染み込みづらい素材でもあります。色合いや質感に温かみがある商品が多いです。しかし、柔らかい素材ではありますので犬が噛んだ場所が壊れやすいというデメリットもあります。

布タイプ

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他の素材に比べ商品数は多くはないようですが、布タイプのサークルなどもあります。質感的に温かみがあったり、柔らかみのある可愛らしい商品もあったりします。またコンパクトに折りたためるサークルもあります。しかし、ニオイや汚れに弱点もあります。決まった場所でトイレをするなど、しつけができた犬であれば、そういった弱点もさほど気にならないのかもしれません。

金属タイプ

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ステンレスやアルミなど錆ににくい素材でできているものが多く、非常に頑丈なのが特徴です。しかし、小型犬よりも大型犬用のサイズが大きな商品が多いです。重量もありますので室内ではなく屋外向きと言えるでしょう。

室内での配置場所

私たちが一緒に暮らしている家犬の祖先は穴を掘って生活していた穴居性の動物です。まずはその点を考慮しながらどこに配置するのかを決めると良いかもしれません。配置場所の主なポイントはこちらになります。

人間の動きが激しくない場所

人間が動くたびに犬も反応してしまうので落ち着いて休むことができません。人間がよく出入りする場所の近くなどは避けるようにしてください。

窓際は避ける

窓際は特に夏の直射日光や温度の上昇などで愛犬が熱中症になる恐れがあります。また犬が穴居性であることを考慮すると、明るすぎる場所はおすすめできません。

愛犬の状態がわかる場所

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ケージ内で具合が悪くなっていたり、水を欲しがっていたりなど、そういったことにすぐに気づいてあげられる場所が良いでしょう。

愛犬がひとりぼっちにならない場所

犬はもともと群で生活していた動物ですので、ひとりぼっちになることが苦手なことが多いです。人間が動きが激しい場所は避けなければいけませんが、人目が届かない場所に隔離されてしまうような場所も避けた方が良いでしょう。

小型犬におすすめのケージ・サークル5選!

【リッチェル】ペット用お掃除簡単サークル

床面がトレー式になっており、サークルの外に引き出せるようになっているのでお掃除がともて簡単です。また値段もお手頃なのでお財布に優しいのも嬉しいですね。

公式サイトはコチラ

【アイリスオーヤマ】コンビネーションサークル

複数匹の犬を買っている場合や、トイレ部分を別で設けたいときなど拡張する際に簡単に連結ができます。また工具不要で簡単に組み立てができるので女性の方でも安心です。
屋根も取り外し可能となっていますので、状況に応じて形が変えられる点もいいですね。

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【アドメイト】ヴィラフォートサークル

寝るスペースとトイレスペースが区切られているタイプです。各スペース間の床面が盛り上がっており、尿が広がらない形状となっています。また屋根も側面もそれぞれ開くようになっていますので、物の出し入れが容易でお掃除がしやすいものとなっています。

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【ALUMIS】折りたたみ式ペット用サークル(トレー付き)

フレームが天然木となっており、温かみがあり、インテリアにも馴染みやすいのではないでしょうか。またほぼ広げるだけで形ができてしまうので組み立ても簡単です。床面も引き出し式トレーとなっていますので、お掃除も楽です。オプションで屋根の取り付けも可能です。

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【マルカン】コンパクトケージ

コンパクトに折りたためるタイプのケージです。また屋根部分に取っ手がついており、持ち運びも容易です。サイズはS/M/Lの3種類です。

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オリジナルのケージが欲しい!そんなときはDIYに挑戦!

おしゃれで可愛いDIYハウスを紹介

市販のものは便利で使いやすいものも豊富にありますが、色や形などが決まっているのでオリジナル性には欠けます。そんな場合は自分で作ってしまうのもひとつの方法です。

ケージ飼いのメリットや注意点

ケージ飼いのメリット

ケージは犬が安心できる場所

犬は狭い所にいる方が安心するといわれています。これは犬が外敵から身を守る意識が本能的に働くためで、広い場所は外敵に襲われると恐れが高いと思い、安心して休める場所が定まらずにストレスに感じてしまう犬もいます。そういった場合はケージを用意してあげることでストレスを解消させてあげることもできます。

誤飲や破壊行動を防げる

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室外に限らず、室内で放し飼いの場合でも、飼い主さんが留守中に愛犬が食べてはいけないものを食べてしまったり、家具などを壊してしまうことがあります。ケージで過ごすことに慣れてしまえば留守中の事故や破壊行動を防ぐことも可能です。

来客時や移動時に対応しやすくなる

来客時にどうしても放し飼いにしておけず、ケージやサークルの中へ入れておかなければならいな状況もあるでしょう。また外出する際や災害時に移動が必要な場面で、ケージやサークルでの生活が慣れている犬はクレートなどに入ることへの抵抗も少なくなる傾向にあるようです。

ケージ飼いの注意点

設置場所の確保

ケージ飼いをする場合はケージを設置する場所を確保しなければなりません。飼い主さん自身の居住スペースが圧迫されてしまうこともあるかもしれません。

ケージ内だけでの生活

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ケージは犬にとって落ち着ける場所ではありますが、だからといってケージの中に閉じ込めたままではいけません。特に休めるスペースしかないケージの場合、ケージの中で遊んだり、動き回ることはほぼできないためストレスが溜まってしまいます。ケージは眠ったりゆっくりと休む場所であり、愛犬をケージの中だけで過ごさせることないように注意しなければなりません。

寝る場所とトイレの区別

愛犬がケージで生活するようになると寝る場所とトイレの区別がなくなってしまうことがあります。子犬の場合もですが、しつけがされていない成犬を飼う場合などもケージ内のいたる所に排泄してしまいます。

区別がなくなってしまうと非常に不衛生となり愛犬が病気になってしまう恐れも十分にあります。ケージ内にトイレの場所を設けて、愛犬が寝る場所と区別できるように教えてあげなければなりません。

ゲージ飼いに向かない犬もいる

大型犬は体の大きさからケージを窮屈に感じてしまいます。また体の大きさだけでなく、テリア種などで体が小さい犬でも、もともとの活発な性格から限られた空間が嫌になってしまう犬もいます。そういった場合は無理にケージに入れるようなことはせず、徐々にケージにならしたり、多めに運動をさせるなど、ストレスが溜まらないような配慮が大切です。

  • ケージ飼いに注意が必要な犬
  •  大型犬・闘犬・牧羊犬・レトリバー種・テリア種など

愛犬と安らげることが大事

犬のハウスについてご紹介しましたが、一番大事なのは大切な愛犬が安らげることです。犬の気持ちになりながら、ハウスの形や配置場所を考えてあげることも大事でが大切です。。押しつけるのではなく、愛犬にあった環境づくりを心がけましょう!