中型犬をケージに入れる6つのメリットとは?入れるときのポイントやおすすめ商品5選

中型犬を飼われている方は、来客や外出時など、ケージを活用するシチュエーションが案外多いのではないでしょうか?愛犬をケージに入れることには様々なメリットがあります。ただし、ずっとケージに入れっぱなしにしているとストレスが溜まってしまうかもしれません。今回は、愛犬がケージの中で快適に過ごすためのポイントと、中型犬におすすめのケージを紹介します。

中型犬をケージに入れる6つのメリット

愛犬をケージに入れることで、飼い主にも愛犬にも様々なメリットがあります。

【画像】:ポペットフレンズのさん太くん(左)

犬が安心できる

犬の祖先である狼は、身を守るために狭いところで身を隠して過ごしていました。そのため、犬は狭い空間を好む傾向にあります。

狭い所に入れるのはかわいそうだと思ってしまいますが、逆にケージに入れてあげることで、飼い主の外出中や来客中などの不安を感じやすい状況でも愛犬は安心して過ごすことができます。

誤飲やいたずらを防ぐことができる

飼い主が愛犬からずっと目を離さないことはなかなか難しいでしょう。しかし、飼っている方はご存知のとおり犬はなんでも口に入れたがる傾向にあるため、目を離した隙に様々なものを誤飲してしまう恐れがあります。

命を落とす危険もあるため、飼い主の目が届きにくいときはケージに入れておくことで誤飲の危険から守ってあげましょう。また、いたずらを回避することもできます。

外出時に安心できる

医療機関やトリミングサロンへ出かけるときに、慣れているケージがあれば犬が安心できるというメリットがあります。

また、最近は愛犬と一緒に遊びに行ける場所も増えたため、移動の際に慣れたケージを使うことで、いつもと違う環境へのストレスを軽減することができます。

粗相を防ぐことができる

犬は様々な理由で粗相をしてしまうことがあります。トイレが苦手な犬は食事の後ケージに入れておくことで、家の中で粗相をしにくくなるでしょう。

犬が粗相をしてしまう主な理由は以下のとおりです。

トイレでしてはいけないと思っている

トイレトレーニング中に、トイレから少しずれた場所で粗相をしたことを怒られたことがある犬は、その辺りではトイレをしてはいけないと誤解している可能性があります。

この場合、最初からトイレトレーニングをやり直すことをおすすめします。犬が食後に落ち着きがなくなった際はトイレサインだと考えられるため、トイレに連れて行ってあげてください。

うまくトイレができたら大げさなくらいに褒めてあげましょう。また、少し場所がずれてしまった場合には、怒らずに何度か様子をみるように注意しましょう。

自分の臭いがする

犬の嗅覚は、人間の約1億倍と言われています。そのため、掃除をしても一度粗相をした場所には臭いが残り、再び粗相をしてしまう可能性があるのです。

粗相をする場所が毎回同じ場合は、漂白剤などを使って徹底的に掃除し、犬が嫌う臭いのスプレーなどを使用して愛犬が寄り付かないようにしましょう。

トイレが汚れている

犬にも人間と同じように汚れたトイレを嫌う感覚があるようです。トイレが汚いときに粗相をする場合はトイレの掃除回数を増やしてあげましょう。

粗相をすると構ってもらえると思っている

犬は飼い主に構ってもらうことを好む傾向にあります。以前粗相をした際に「こら、ここでしちゃだめだよ」などと優しく声をかけた場合は、それを構ってもらっていると勘違いし、構ってもらいたいときに粗相をしてしまう可能性もあります。

このようなときは粗相をしてからしばらくは愛犬を無視して、粗相をしても構ってもらえないということを理解させましょう。

トイレとケージやハウスの場所が近い

犬は糞尿の臭いで敵に居場所を悟られることを恐れ、自分の住処では糞尿をしない習性があります。

そのため、トイレをケージやハウスの側に置くと、そこまで自分の住処だと思ってしまい、そこでトイレをしなくなります。可能な限り犬の住処とトイレの場所を離してあげましょう。

ストレスを感じている

犬はストレスを感じると粗相をしてしまうことがあります。

粗相のほか、あくびが多かったり、よく体を舐めていたらストレスを感じているサインのため、原因を探り取り除いてあげましょう。

不安分離を防ぐことができる

犬との過剰接触は、飼い主と離れることへの不安を大きくしてしまうことがあります。

不安分離」と呼ばれる症状を発症してしまうこともあり、飼い主の不在中にものすごい勢いで吠え続けたり、届く範囲のものを手当たり次第破壊するなどの様々な困った行動を起こす恐れがあります。

また、不安分離は、脈拍が不必要に早まったり、ストレスホルモンが分泌されたりと愛犬の身体にも悪影響を及ぼしてしまいます。

子犬の頃から愛犬を定期的にケージに入れて慣れさせることで、飼い主がそばにいない環境でも不安にならないようにしてあげましょう。ケージでも安心して過ごせるようになれば、不安分離は起こりにくくなると考えられます。

また、すでに不安分離になってしまった場合もケージを使用し、愛犬と触れ合わない時間を作りましょう。中に飼い主の臭いがするものを入れると、安心してケージに慣れやすくなります。徐々にケージに入れる時間を長くしていき、最終的にはひとりでも過ごせるようにしてあげるとよいでしょう。

可愛い愛犬とはなかなか離れがたいこともあるかもしれませんが、愛犬のためにも適度な距離を取って接することが双方の心身ストレスを軽減することに繋がります。

中型犬 ケージ

【画像】:ポペットフレンズのヒコ丸くん

ケージに入る練習をすることで信頼関係を確認できる

愛犬を自らケージに入るようにしつけることができれば、外出時や緊急時に役立ちます。また、愛犬が飼い主の言いつけを守ってくれるということは、信頼関係が構築できていると考えられます。

自らケージに入ることができたとき、またケージで留守番ができたときはたくさん褒めてあげることでケージに入ることは嬉しいことだと思わせてあげてください

愛犬が自らケージに入るようになるためのトレーニングは以下のとおりです。

STEP.1
ケージの扉を開けておき、愛犬がケージに興味を持つまで様子を見る
STEP.2
入るのを戸惑っている様子があれば、「ハウス」などと声をかけ入ることを促す
STEP.3
自ら入ることができたら、扉を開けたまま、「ハウスできたね」「おうち入れたね」などの簡単な褒めてあげたり、おやつをあげたりする
STEP.4
扉を閉め、ケージから離れる
STEP.5
しばらく様子をみて大人しくケージに入っていられたら、また「お利口だったね」などと簡単な声をかけたり、おやつをあげたりする

これを繰り返すことで自らケージに入ってくれるようになるでしょう。

また、ケージを嫌がる場合は、ケージの中に愛犬のお気に入りのおやつやおもちゃを入れておくことをおすすめします。自らケージに入る経験を重ねることで、ケージは怖いものではない、安心できるところだということが徐々にわかってくるでしょう。

ただし、自らケージに入ったところに急に鍵をかけて閉じ込めたり、嫌がる愛犬を無理矢理ケージに入れたりすると、ケージ自体に対する恐怖を持ってしまう可能性があるため、絶対にやめましょう。

ケージ自体が嫌いになってしまうと、入院するときやペットホテルを使用するときに非常に不便になります。いつケージに入る必要がでてもいいように、早いうちに愛犬のペースに合わせてしつけを行なうように心がけてください。

中型犬をケージに入れる際の2つのポイント

中型犬をケージに入れる際には下記のポイントを守りましょう。

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飼い主のにおいがするものを入れておく

犬は飼い主のにおいを嗅ぐと安心するようです。ケージに入れるときは犬の布団代わりとなるタオルや寝床などに触れてにおいをつけてあげましょう

運動させてあげる

本来、犬は餌を求めて走り回る動物のため、ずっとケージに入れていると運動不足になってしまいます。運動不足は筋力の低下や肥満に繋がるため、毎日、必ずケージから出して散歩をさせてあげることも大切です。

理想の運動量は、個体によって異なるため、なるべく愛犬が満足するまで散歩させてあげるようにしてください。中型犬であれば、最低でも1日30分は運動させてあげることをおすすめします。

中型犬のケージにおすすめの商品5選

中型犬におすすめのケージを紹介します。ペットショップやインターネットショップで購入可能のため、チェックしてみましょう。価格は約10,000〜60,000円です。

愛犬の2倍くらいの大きさのケージ

あまりに狭いケージだと、犬も窮屈さを感じてストレスになってしまいます。

また、ケージの中に寝床・トイレ・食事スペースを用意してあげる必要もあるため、身体の2倍くらいの大きさを目安にケージを用意してあげてください。

天井が空いているケージ

天井が空いているケージであれば、愛犬とスムーズにスキンシップを取ることができます。

犬は飼い主と触れ合うことを喜ぶため、頻繁に構ってあげることで、ケージに入っていてもストレスを感じにくくなるでしょう。

キャスターつきのケージ

中型犬のケージはサイズが大きくなるため、重たくなりますが、キャスターがついていれば組み立てや移動が楽になります。

また、抜け毛の多い犬種などケージの周りを掃除するときにも役立ちます。

飼育に必要なものが揃っているケージ

ケージにトイレや餌入れ、ベッドなどがセットになっている商品もあります。犬を初めて飼う方におすすめです。

おしゃれで頑丈なケージ

木製のケージはおしゃれでどんなインテリアにも馴染みやすいでしょう。

木製のケージは重さをかけると歪曲してしまう恐れがあるため、一部金属が使われているものなどを選ぶと長持ちするでしょう。

中型犬にあったケージを選んで愛犬を安心させてあげよう

柴犬やコーギーをはじめとする中型犬は、飼い主への愛情に溢れる性格の子が多いようです。少し怖がりな面もあるため、大好きな飼い主のにおいがする工夫をしたケージを用意し安心させてあげてください。

また、ケージに入れたときには、運動不足にならないようにも注意しましょう。犬にとって運動不足は大きなストレスとなります。そして犬が自らケージに入ったときはたくさん褒めて、喜ばせてあげましょう。

中型犬を室内で飼う場合には、ケージを上手く活用することで飼い主と愛犬双方が快適に生活をすることができます。ケージの購入を検討している方はぜひライフスタイルにあったものを選んでみてください。

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