家族みんなで犬を可愛がっていると、犬用グッズが可愛くてつい購入してしまうということもあるでしょう。そのなかで、犬にとって欠かせないものといえば「ベッド」です。愛犬が体を伸ばしてくつろぐためのベッドは、使用感やお手入れのしやすさなどから選びたいですね。そこで、犬用ベッドの選び方を押さえて、愛犬に快適な空間を作ってあげましょう。
犬にベッドは必要?その理由をチェック
ペットショップに行くと必ず置いてある猫や犬のためのベッドは、見た目が可愛らしくふわふわとしているため見るとつい買いたくなってしまいますが、そもそも犬にベッドは必要なのでしょうか?
快適に眠るためには欠かせない
犬も、人間と同じように、夜になったら眠りにつきます。しっかり睡眠を取ることで1日の疲れを取り除くことができるため、翌日からまた元気に活動できます。
朝までゆっくり眠りたくても、冷たくて硬い床では体が痛くなってしまいます。また、カーペットや人間のベッドの上では、広すぎて落ち着かないということもあります。
このような理由から、夜に快適な睡眠を取るために、犬用ベッドは欠かせないといえます。犬のために考えて作られたベッドのため、毎日ぐっすりと眠って疲れを取り除くことができるでしょう。
暑さや寒さ対策ができる
犬用ベッドがあると良い理由には、暑さや寒さ対策ができるという点も挙げられます。進化を遂げてきた犬用ベッドは、冬に暖かく保ってくれるものや、夏に涼しく過ごせるよう熱を放出する仕組みのものなど、さまざまな商品が登場しています。
季節に合わせてより快適なベッドを見つけておくと、愛犬は寒い冬も暑い夏も安心して過ごすことができるでしょう。
体の負担を和らげ、くつろげる場所になる
犬は自由に体を伸ばしてくつろいでいるように見えますが、やはりきちんとした作りのベッドで眠る方が、体の負担を和らげ、疲れを取ることができます。
犬用ベッドの多くは、犬の体がちょうど収まるくらいのサイズに作られているものが多いため、ゆったりくつろぐことができるでしょう。
よりリラックスして過ごすためにも、犬にとってベッドは必要といえますね。
しつけがしやすくなるというメリットも
犬に専用のベッドを与えていると、しつけがしやすくなるというメリットも挙げられます。
ケージになかなか入ってくれない、ひとりで留守番させることが多く心配、といった悩みを抱えている飼い主にとっては、お気に入りのベッドが見つかることでケージの中でおとなしく過ごしてくれるようになります。
ベッドがある場所が自分にとって落ち着く場所と認識できれば、家を空けている間も安心でしょう。犬がのんびり過ごすことができ、飼い主も安心して外出できるというのは嬉しいですね。
犬用ベッドにある4つの種類を見てみよう
犬用ベッドと呼ばれる商品には、主に4つの種類があります。少しずつ特徴が異なります。愛犬ぴったりなベッドを見つけるため、種類ごとの特徴を把握しておきましょう。
すっぽり入ることができるドーム型
犬小屋のようにすっぽりと体が収まるドーム型は、屋根と両側が囲まれたような形になっており、安心して休むことができます。すっぽり収まって眠るのが好きな犬にとっては、快適に過ごせるベッドと言えるでしょう。
一方、暗いところや狭いところが苦手な犬にとっては、恐怖やストレスを感じてしまうので、ドーム型が合うかどうかは愛犬の性格から判断する必要があります。
シンプルなボックスタイプ
ベッドのなかでも一番シンプルなのが、ボックスタイプです。浅い箱のような形をしており、犬がゆったりと体を伸ばして横になれるようなサイズ感のものが多いです。
ケージやサークルの中に置きやすく、リビングや寝室などでも設置しやすいのが特徴です。愛犬が気に入って自分のベッドと認識してくれれば、どこに置いてもベッドの中で過ごしてくれるでしょう。
ボックスタイプのベッドには縁がついているため、縁部分に顎や頭を乗せて、のんびりくつろぐことができます。
トンネルのような筒タイプ
ドームタイプと似たこちらの筒タイプは、トンネルのように中が空洞になっています。保温性があるため、寒い冬にぴったりです。
好奇心旺盛な子犬にとっては、ベッドというよりおもちゃという感覚になるかもしれません。ドーム型に比べると中の状況がわかりやすいため、飼い主が愛犬の様子を伺うのにはおすすめです。
ただし、犬用ベッドではドーム型やボックス型が多くなっているため、筒タイプのベッドはお店によっては置いていない場合もあります。
手入れが簡単で使いやすいマットタイプ
マットタイプのベッドは、ボックスタイプの淵がなくなったような形です。小さなラグのようにも見えるマットタイプのベッドは、日々のお手入れがしやすいというメリットがあります。
ただし、犬にとっては少々落ち着かないと感じるかもしれません。囲いがなく、薄いクッションを敷いただけという感じのためなので、ベッドに体を預けることはできません。
愛犬の特徴や性格から、マットタイプのベッドが使えるかどうか吟味しましょう。
犬用ベッドを選ぶ4つのポイント
犬用ベッドにはいくつか種類があるなかで、より愛犬が快適に過ごせるもの見つけてあげる必要があります。そこで、犬用ベッドを選ぶ上で押さえておきたいポイントを4つ紹介しましょう。
洗える生地で作られている
犬用ベッドは、毎日使っていると徐々に汚れてきます。そこで、生地が洗えるかどうかを確認しておきましょう。まるごと洗えるベッドなら、うっかり粗相をしてしまったり、毛がたくさん付着したりしていても、洗ってきれいにすることができます。
いつも清潔なベッドで過ごすために、定期的に洗えるような生地や作りになっていると便利ですね。オールシーズン使えるもの、洗ってもへこたれないものなどを基準に選んでみてください。
冬や夏といった季節に活用できるかどうか
犬用ベッドを選ぶ際、冬や夏に活用できるかも重要なポイントとなります。
冬であればドーム型で冷たい空気を防げるものが良いですし、夏場は少しでも風通しが良いベッドを選んだ方が、快適に過ごせます。1年を通して快適に過ごせるベッドを選びましょう。
また、季節によってベッドを使い分けるという方法もおすすめです。夏場は簡易的で涼しさを追求したベッドを使い、冬場は暖を取れるものに変えるなどの対策を取ってみましょう。
耐久性も要チェック
犬は、気に入ったベッドであればずっと使おうとしますし、噛みぐせやいつも同じような体勢で過ごすため、消耗しやすいという問題点があります。そのため、耐久性についてもしっかり確認しておきたいですね。
プラスチック製のベッドは汚れが付いてもすぐに落とせて便利ですが、傷が付いたりヒビが入ってしまうといったデメリットがあります。一方、ふかふかのベッドは破れたり形が崩れてしまうという問題点があります。
また、洗えるタイプのベッドは汚れの心配をしなくて済みますが、洗う回数が増えるにつれて型崩れしやすくなり、生地の質も変化していきます。
それぞれのベッドのメリット・デメリットを把握した上で、耐久性をしっかり確認しましょう。
機能性にも注目しよう
犬用ベッドは、毎日使うものです。愛犬が快適に利用できて、飼い主が手入れしやすいものを選ぶのが一番です。そこで、機能性について詳しく確認していきましょう。
たとえば、ベッドの中には、折りたたんで小さくできるタイプの商品もあります。スペースが限られている家では折りたためるベッドは便利でしょう。
その他、ケージの中にいつも敷いておきたい場合には、ベッドの底部分にタグのようなものが付いている商品がおすすめです。それを利用すればベッドを固定することができ、愛犬がケージの中から引っ張り出してくるという悩みを解消できます。
丸洗いできるベッドは、汚れが気になったときにいつでも洗え、清潔に保つことができます。
このように、犬用ベッドを選ぶ際は、機能性の細かい部分にまで注目して選ぶことが大切です。
犬用ベッドにおすすめの商品5選
犬用ベッドを調べていると、いろいろなタイプの商品がたくさんあります。ペットショップやホームセンターのペットコーナー以外にも、通販サイトで数多くの商品が売られています。
どの商品を購入すれば良いか迷っている人のために、その中からおすすめを5つ厳選しました。
洗濯できて滑り止めも付いている「【POBO】 ペットベッド」
見た目は一般的なベッドに見えるこちらのPOBO ペットベッドは、ベッドカバーを取り外して洗えるようになっています。したがって、ベッド本体が傷むのを防ぎながら、汚れが気になるカバーだけを洗濯することができます。
また、底には滑り止めがついており、防湿材料を使用していることからベッドに湿気が溜まるのを防止できます。
縫製が細かくされており、ほつれて中身が出てきてしまうこともないでしょう。3Dpp綿がたっぷり入っているため、いつも弾力のあるふわふわベッドで過ごすことができますね。
小型犬や猫にぴったりのサイズです。
冬にぴったりの「【プチリュバン】ペットベッド」
プチリュバンというメーカーから販売されているペットベッドはドーム型で、体が小さな小型犬〜中型犬や猫におすすめです。ピンクとブラウンの2色展開のため、メスかオスかで色を選んでも良いでしょう。
縫製がしっかりとされているため、ベッドをまるごと洗うことも可能です。中のクッションは取り外し可能で、代わりに毛布やタオルなどを入れることもできます。
このベッドは冬に大活躍する商品ですが、夏場など使わないときは折りたたんで収納することができるので助かりますね。
冬用のベッドではありますが、きちんと収納しやすく使い勝手が良いベッドと言えます。
夏に快適な「【アイリスオーヤマ】ペット用クールソファベッド」
ペットグッズを数多く展開しているアイリスオーヤマからは、夏場に快適なソファベッドがおすすめです。
ベッドというと暖かさを追求して作られたものが多い印象がありますが、こちらのベッドはひんやり感のある生地を使っているため、夏場も使用することができます。
ひんやりとしたクッション部分はとても柔らかいため、犬にとって寝心地も快適でしょう。
伸縮性があり冬は暖かく過ごせる洗える「【UK Elements】ペット用ベッド」
ふわふわで伸縮性があり、冬は暖かく過ごせるベッドとして、多くの飼い主がが購入しています。ユーケーエレメンツという英国ブランドから販売されており、洗濯機で丸洗いできる仕様のためとても便利です。
ベッドの高さは30cmあり、背もたれのような感覚で使えます。底部分はナイロン製生地のため、汚れや水に強いという点も魅力的ですね。
ゆっくりくつろげる「【Hoyou】ペットソファ」
全身をゆったり伸ばしてくつろぎたいというときにぴったりなのが、こちらのペットソファです。ベッドというよりはカウチソファのような外見であり、背もたれ部分に寄りかかってぐっすり眠ることができるでしょう。
さらに、マット、枕、カバーが解体可能なため、洗ったり掃除をしたりとお手入れが簡単です。底には滑り止めもついています。
中型犬や大型犬も安心して使えるサイズです。
かわいく機能的なベッドで犬を癒してあげよう
犬にとって、ベッドは一日の疲れを癒す場でもあります。いろいろなタイプのベッドがあるなかで、季節ごとに快適に使用できるもの、汚れが気になるときに洗えるものなど機能面に注目しながら、愛犬が喜ぶベッドを選びましょう。