犬にグルーミングは必要?自宅で行なう場合の正しいやり方とおすすめスプレー4選

犬 グルーミング

犬のグルーミングは、飼い主の仕事のひとつです。体をケアするだけでなく、愛犬との大切なスキンシップとなるでしょう。では、実際にグルーミングを行なう際には、どういった手順で行なえば良いのでしょうか?今回は、正しいグルーミング方法と、グルーミングで使用するおすすめの商品を紹介します。

犬のグルーミングとは?

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グルーミングとは、犬のお手入れのことを言います。愛犬の体を清潔に保つため、また健康状態を知るために必要不可欠なものだと言っても良いでしょう。では、犬にとってどれだけグルーミングが大切なものなのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

内容

グルーミングの内容は、被毛の手入れ、爪切り、耳掃除の3本柱で成り立っています。被毛のお手入れと一言で言っても、どこまでを行なうかはサロンによって様々です。

目的

犬のグルーミングには、いくつかの目的があります。実際に行なう前に、なぜグルーミングを行なう必要があるのかを理解しておきましょう。

健康管理

シャンプーやブラッシングなどを行なうことで、血行が良くなり代謝がアップします。免疫力の向上にもつながるため、健康維持のためにも重要だと言えるでしょう。

また、グルーミングを行なうなかで、愛犬の体の状態を知ることができます。部分的に脱毛していたり、炎症を起こしていたりなど、今までに気づかなかった異変に気付くきっかけでもあります。そのため、愛犬の健康管理の一環とも捉えられます。

スキンシップ

愛犬の体を触ることで、スキンシップを取ることができます。愛犬にとっても、飼い主とたくさん触れ合えることに喜びを感じるはずです。きっと、心も体もリフレッシュできるでしょう。

また、たっぷりスキンシップを取ることで、社会性が身に付きます。そのため、愛犬の心の成長には欠かせないと言っても過言ではありません。

清潔感を保つ

体全体のケアを行なうため、清潔感を保つことができます。被毛が短い子だと分かりづらいですが、しっかり手入れを行なうことで、ふわふわで柔らかい毛並みを維持させることができるでしょう。また、皮脂汚れやホコリなどの汚れを除去することで、ノミやダニなどの予防にもつながります。

全犬種がグルーミングを必要とするわけではない

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犬種によって、それぞれ被毛の生え方が異なります。そのため、グルーミングが必要な犬種と、定期的なトリミングだけで十分な犬種とで分かれます。

どちらに分類するかを決める基準があるようなので、愛犬のお手入れに悩んだ際は、サロンや動物病院に相談してみてください。

例として、それぞれのジャンルに分けられる犬種を紹介します。

グルーミングが必要な犬種

  • チワワ
  • 柴犬
  • ゴールデンレトリーバー
  • マルチーズ
  • シーズー etc

グルーミングが必要ない犬種

  • プードル種
  • シュナウザー種
  • テリア腫 etc

グルーミングとトリミングの違い

犬 グルーミング

グルーミングの他に、トリミングという言葉もあります。犬の体をケアする、という意味では同じなので、この2つの違いが分からない人も多いでしょう。しかし、実際はそれぞれの内容が異なります。

トリミングは、英語で「余分なものを切り落とす」という意味があります。つまり、全体のバランスを考えて毛をカットし、美しい状態にするのがトリミングです。一方、グルーミングはお手入れの総称なので、トリミングを含めたすべての手順を、グルーミングという言葉で一括しています。

例えば、足裏の毛のカットや、肛門回りのケアなどは、美しさを保つためというより、健康維持のために必要な手入れと考えられます。そのため、同じ毛のカットでもグルーミングと分類されるのです。

グルーミングは自宅とサロンどちらがおすすめ?

グルーミングは、自宅でもサロンでも行なうことができます。それぞれにメリットがあるため、どちらで行なう方が良いかを考えてみてくださいね。

自宅で行なうメリット

自宅で行なう場合、道具の準備やグルーミング後の後片付けなど、何かと手間がかかります。また、初めてだとどうやったら良いか分からず、結局サロンに頼んでしまう、という人もいるでしょう。

しかし、自宅で行なうからこそ感じられるメリットもあります。慣れるまでは大変かもしれませんが、愛犬のために挑戦してみてはいかがでしょうか。

愛犬の機嫌が良いタイミングでできる

グルーミングの気持ち良さが分かれば、自分から喜んで飼い主に身を預けるでしょう。

しかし、機嫌が悪かったり、お風呂が嫌いだったりする場合、グルーミング自体を嫌がる可能性があります。機嫌が悪いままサロンに連れて行くと、スタッフに噛みついてケガをさせる恐れも考えられます。

一方、自宅であれば、機嫌が良いときを見計らってグルーミングに挑戦できるため、より安全にできるのがメリットと言えるでしょう。

低コストで済む

ブラシやシャンプーなど、必要な道具を購入しなければなりませんが、総額するとサロンより安く済ませることができるでしょう。

毎日とまではいかなくても、小まめに行なう必要があるお手入れだからこそ、低コストで済ませられるのは大きなメリットですよね。

愛犬とスキンシップがとれる

グルーミングは、愛犬とたくさん触れ合える絶好のチャンスです。それを他の人間に任せてしまうのは、少々もったいないと思う人もいるのではないでしょうか。

愛犬と親睦を深めたいと思うのであれば、積極的に自宅でのグルーミングに挑戦することをおすすめします。

サロンで行なうメリット

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コストはかかりますが、サロンでグルーミングを行なうメリットもたくさんあります。プロにお任せすることで、勉強になることもあるでしょう。

では、具体的にどんなメリットがあるのかを紹介します。

プロのお手入れが受けられる

人間も、毎日髪のお手入れをしますが、定期的に美容院でケアをしてもらうことがありますよね?それは、プロの手でケアをしてもらえたり、美容院でしか扱っていないトリートメントや専門機械を使うことができたりなどのメリットがあるからでしょう。

それと同じように、犬のグルーミングも、サロンでしか味わえないメリットがあります。プロならではの技を体感できるのは、サロンに行く最大の魅力と言えるでしょう。

準備や片付けの必要がない

自宅でのグルーミングは、愛犬のケアを行なうだけでなく、抜けた毛の処理や道具の片づけなど、何かと手間がかかります。そういった手間が一切かからないサロンは、忙しくて時間がない人や、片付けが苦手な人には、特にありがたいですよね。

日頃のお手入れのアドバイスがもらえる

プロに手入れをしてもらっている様子を見るだけで、自宅でのケアの参考になります。また、具体的な悩みがあった場合は、直接アドバイスを求めることもできるでしょう。

自宅でグルーミングを行なう際の正しい方法

自宅でグルーミングを行なうのであれば、必要な道具を揃え、正しい手順で行なうことが大切です。基本的な流れを理解し、愛犬とのスキンシップを楽しみましょう。

必要なグルーミング用品

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自宅でのグルーミングに挑戦しようと思ったら、早速必要な道具を揃えましょう。どんな場面で使用する道具かを解説しながら、おすすめの商品も紹介します。

ブラシ

ブラシと一言に言っても、形状や用途は様々です。犬種によって、あるいは場面によって使い分けが必要な場合があるため、愛犬に合ったものを選んであげることが大切です。

グルーミングで使用されるブラシの種類には、以下の3つがあります。

【スリッカーブラシ】
横長で長方形の台座に、針金のようなピンがたくさんついたのがスリッカーブラシです。硬さがあるため、ブラッシングをしながらマッサージにもなります。毛玉や毛のもつれなどを取るのにうってつけです。

  • おすすめ商品:ローレンスソフトスリッカー
  • ピンがたくさんついているため、ふわふわとした仕上がりになります。持ち手も短めなので、初心者でも使いやすいでしょう。

【ピンブラシ】
楕円形の台座に、ピンがたくさんついているブラシです。形が人間用のブラシに似ているため、使いやすいという特徴もあります。

主にシングルコートの中毛種から長毛種に使われていますが、それ以外の犬種でも使えます。オールマイティーな活躍をしてくれるため、最初はピンブラシから使ってみる、という人も多いようです。

【ラバーブラシ】
ゴム製やシリコン製のブラシです。水に濡れても大丈夫なので、シャンプー時のマッサージで使うこともできます。また、使用後に洗えるので、清潔な状態で管理できるのも嬉しいですね。主に短毛種に使われることが多いブラシです。

コーム

シャンプー前のブラッシングや、ドライヤーで毛を乾かすときなどに使用します。間隔が広い粗目と、狭い細目が1本になっているタイプが多く、それぞれを使い分けて毛の手入れを行ないます。

まず、粗目で大まかに毛をとかし、最後の仕上げに細目を使う、という流れが一般的です。

  • おすすめ商品:岡野 ONS 高級両目金櫛
  • 比較的小さめで、持ち手が太めなので小回りが効きます。どんな犬種にも対応できるコームと言っても良いでしょう。毛もよく絡まり、きれいな毛並みを維持させやすいと好評です。

カットバサミ

毛のカットに使う専用のハサミです。足裏や肛門回りなど、細かい毛のカットをすることも多いため、ケガをしにくいよう配慮されているタイプを選ぶことをおすすめします。

爪切り

犬種によって爪のサイズが違うため、適した爪切りを選ぶことが大切です。犬用爪切りには、以下の3種類があります。

  • ギロチン型:小型犬向き
  • ハサミ型:大型犬向き
  • ニッパー型:爪を細かく切るときに便利で、上級者向け

ブラッシングスプレー

毛が長いと、毛のもつれや毛玉ができやすい傾向があります。ブラシがうまく通らず、なかなかとかせない、と悩む人も多いでしょう。そんなときに使いたいのが、ブラッシングスプレーです。スムーズなブラッシングができて、とても便利ですよ。

タオル

シャンプー後、体の水気を取るのに必要なので、愛犬の体を覆えるくらいのサイズを用意してあげましょう。小型犬であれば、フェイスタオルくらいで十分ですが、大型犬になるとバスタオルくらいのサイズは欲しいですね。

より早く乾かすために、吸水力にこだわったタオルを用意してあげてはいかがでしょうか。

ドライヤー

シャンプーをして体がきれいになった後は、しっかりと乾かしてあげることが大切です。タオルドライのみだと、湿った状態になり、冷えて風邪をひいてしまう可能性があります。

自宅にあるドライヤーでも良いですが、片手にブラシを持ちながらのドライヤーが難しい場合は、ペット用ドライヤーを使ってみるのもおすすめです。

  • おすすめ商品:ドギーマン フリーハンドドライヤー
  • スタンドタイプのドライヤーなので、愛犬を乾かしながらブラッシングをすることができます。角度調整ができるだけでなく、冷風と温風の使い分けも可能です。

グルーミングの手順

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必要な道具が揃ったら、いよいよグルーミングに挑戦です。今回は、基本的な手順を紹介します。

  • 手順1
    ブラッシングをする
    毛並みに沿って、前から後ろ、上から下に行なうのが基本です。ブラッシングスプレーを使ったり、コームを使ったりすると、よりきれいに仕上がりますよ。
  • 手順2
    シャンプーで体を洗う
    体をお湯で濡らし、シャンプーします。シャンプー後にコンディショナーを使うと、さらに毛艶を良くすることができますよ。
  • 手順3
    ドライヤーで乾かす
    タオルドライで全体的に水気を取ったら、ドライヤーでしっかり乾かします。
  • 手順4
    足裏や肛門回りの毛をカットする
    足裏の毛が伸びていると、滑ってケガをするリスクを高めます。滑り止めの肉球がしっかり露出するよう、余分な毛はカットしましょう。

    また、肛門回りの毛が長いと、汚れて不衛生になるので、伸びていたらカットしてあげてください。

  • 手順5
    爪切りをする
    爪が長いと、体を掻いたときに引っかき傷ができる可能性があります。そのため、伸びていたら切ってあげてください。切るときは、爪の中の神経や血管まで切らないよう、注意しましょう。

  • 手順6
    耳掃除をする
    耳垢がたまると、外耳炎などの病気にかかりやすくなります。特に、耳が垂れ下がっている犬種は、耳が塞がることで中が湿気るため、不衛生になりやすいです。

    そのため、グルーミングの最後には耳の中もきれいにしてあげてください。

グルーミングの頻度はお手入れ内容で変わる

一通りの手順を解説しましたが、すべての流れを毎回行なうわけではありません。例えば、シャンプーは月1回程度で良いですが、耳かきは週1回くらいで行ないます。

つまり、グルーミングの内容は、それぞれの周期を考え、計画的に行なう必要があるのです。グルーミングを行なう際は、毎回何のお手入れをするのか確認し、段取りを組んで行ないましょう

愛犬がグルーミングを嫌がるときの対処法

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グルーミングはとても気持ちが良いものですが、なかには嫌がる子もいます。そんなときはどうすれば良いのでしょうか?

気をそらせる

テレビを見ている間にブラッシングをしたり、シャンプー中の浴槽におもちゃを浮かべるなど、できるだけ気をそらせる工夫をしましょう。他のことに気が向ている間であれば、飼い主も作業がしやすいはずです。

機嫌が良いタイミングで行なう

機嫌が悪いと、きっと何をしても嫌がるでしょう。ひどい場合は、飼い主に牙をむく可能性もあります。飼い主がケガをするリスクが高まるため、ひとまず機嫌が良くなるまで様子をみましょう。

お腹を満たしたり、ひと眠りした後であれば、多少機嫌が良くなっている可能性があります。「今なら大丈夫かも!」というタイミングが来たときに、再度挑戦してみてください。

緊張をほぐしてから挑戦する

緊張感から、素直にグルーミングさせてくれない子もいます。そんなときは、優しく声をかけてあげてください。「良い子だね」や「上手だね」と言いながらであれば、安心してくれるようになる可能性があります。

おすすめのグルーミングスプレー4選

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剛毛で毛がよくもつれる子だと、ブラッシングをするだけで大変ですよね。そんな悩みを解消してくれるのが、グルーミングスプレーです。たくさんある商品のなかから、特におすすめの商品を4つ紹介します。

ジョンポールペット 即効ディタングリング&ブラッシングスプレー

天然植物エキスやオーガニック成分を配合して作られたブラッシングスプレーです。肌に優しいだけでなく、美しい毛並みの実現をサポートしてくれます。

世界美容業界のカリスマであるジョン・ポールがプロデュースしたとあって、ペットを飼う世界中のセレブから人気があります。

ゾイック ファーメイクスムースプロテクター EX

少ない使用頻度でも、美しい毛並みをしっかり維持してくれるブラッシングスプレーです。香りも自然なので、嗅覚な敏感な犬でも、気にすることなく使えるでしょう。

ボトルが小さいわりに価格が高いのが気になるところですが、使用頻度が少なくても十分なケアができるため、意外と長持ちするようです。

クイック&リッチ ブラッシングトリートメント リフレッシュサボン

シリコン入りで、ふわふわな毛並みを維持してくれるブラッシングスプレーです。まるで、シャンプーしたばかりのような柔らかい仕上がりになりますよ。

また、保湿剤が入っているおかげで、静電気を防止することもできます。コストパフォーマンスが抜群なので、グルーミングを頻繁に行なう人には嬉しいですね。

ラスミック ソフィア グルーミングスプレー モイスチャー ペット用

保湿力のあるホホバ油とツバキ油が入ったブラッシングスプレーです。100%天然素材なので、安心して使えますね。ドライシャンプーとしても使えるため、お風呂嫌いな子には特におすすめです。

グルーミングで愛犬とスキンシップをとろう

グルーミングは、愛犬の健康状態を保つためだけでなく、スキンシップを取るためにも必要なものです。自宅でやるのは少々大変かもしれませんが、そんな時間を愛犬と過ごすからこそ、お互いの絆が深まっていくのでしょう。

ときにはプロの手を借りることも大切ですが、愛犬との特別な時間を楽しむため、自宅でのグルーミングに挑戦してみてはいかがでしょうか?