愛犬の兄弟探しをしたいと思ったことはありませんか?血統書を基に、SNSやアプリで探すこともできるのです。ここでは兄弟犬に再会できたポペットフレンズの「ひじきちゃん&くぅちゃん姉妹」を紹介します。
愛犬の兄弟探しとは?
愛犬の兄弟探しと聞いて、ピンとくる人は少ないかもしれません。犬の兄弟探しとは、文字そのままの意味で、犬の兄弟や親戚を探すことを指します。
一生のうちに何度も出産をすることが可能で、かつ一度に多くの子を産む犬にとって、兄弟はたくさん存在している可能性が高いといえます。同じ母犬から一緒に産まれた子犬を同胞犬と呼びます。
犬はたくさん子どもを生む
犬は、一回の出産で平均6~10匹の赤ちゃんを産むため、愛犬に兄弟がいる可能性は高いといえます。特に、ペットショップやブリーダーから引き取った場合は、母犬が複数回の出産を経験している可能性もあり、父犬違いの兄弟を含めると多くの兄弟が存在している可能性が高いのです。
よって、兄弟探しは、やってみる価値があるといえそうです。
兄弟犬の飼い主さんと繋がるメリット
兄弟犬を探してみることで、犬同士が友達になれるかもしれません。また、兄弟犬を探して見つけると、飼い主側にもメリットがあります。それは、兄弟犬を飼育している飼い主さんと連絡を取り合えるようになることです。
兄弟犬なので、性格やかかりやすい病気など飼育するうえで参考になる情報が似ています。そのため、困ったことがあったら相談できる頼もしい友人になる可能性もあるでしょう。
血統書を確認して兄弟犬がいるか確認する
兄弟犬を探してみたい方は、まず血統書を確認しましょう。血統書には、兄弟犬がいるかどうかの記載があります。血統書の裏面に記載されている兄弟犬の欄を確認してみてください。
兄弟犬の出産頭数と登録頭数が書かれています。兄弟犬の登録頭数が1以上ならば探せる可能性があるということになります。
犬の兄弟探しの方法
犬の兄弟犬の探し方は、さまざまあります。まずは、ペットショップやブリーダーに問い合わせてみたり、保健所に問い合わせる方法などが思い浮かぶでしょう。しかし、現在はSNSを使って探す便利な方法があります。簡単なので、ぜひ活用してみましょう。
SNSで兄弟犬が見つかることもある
現在は、SNSで愛犬の情報を交換しあう飼い主が増えており、その中で兄弟探しも行なわれています。自分の飼っている愛犬を引き取ったブリーダーが一緒だったり、性格や見た目が似ていたりなどして、連絡をとって兄弟犬が見つかるというケースがあるようです。
愛犬の情報をSNSで発信すると、他にもさまざまな発見やメリットがあるため、はじめてみるのもよいかもしれません。
血統書データベースを活用する
SNSを利用する他に、血統書データベースを活用する方法があります。血統書データベースとは、数多くの犬の血統書がWeb上に格納されているものです。自分の飼っている犬の血統書と照合することで、兄弟犬を探すことができます。
必要なのは血統書
血統書データベースに必要なものは、血統書のみです。血統書に記載してあるデータをデータベースに登録する必要があります。登録数が多ければ多いほど見つかる可能性が高まるので、兄弟犬を探す必要がない方も登録して協力してあげるとよいでしょう。
血統書がない犬の場合は、血統書データベースを利用できないので注意が必要です。
ミックス犬でも兄弟犬は探せる?
血統書がないミックス犬や雑種犬でも兄弟犬は探せるのか、気になる方もいるのではないでしょうか。結論から言うと、探しにくくはなりますが可能です。血統書データベースを使うことはできませんが、SNSなどを駆使することで実際に再会できたケースは多くあります。
引き取った場所や、性格などを詳しくSNSで発信してみましょう。タグ付けなどを活用するのもよいかもしれません。
ミックス犬ランキングが変動!?可愛い10種とSNSで人気の「マリコロちゃん」をご紹介犬の兄弟探しアプリがあった
血統書データベースはアプリとして提供されています。利用者数も多いので、兄弟犬が見つかる可能性は大いにあります。今回は代表的な2つを紹介するので、活用してみましょう。
動物の血縁を探すサイト「HOUDY」
【画像引用:HOUDY】
犬だけではなく、動物全般の血縁を探せるのがHOUDYです。HOUDYの特徴は、高祖母までの血縁を30個ほど登録する必要があるので、遠い血縁まで探すことができる点です。
登録する時は大変ですが、血縁が視覚的にわかるなどのメリットがあります。さらに、海外のデータまで照合できるので、もともとどこの国の出身なのかがわかります。血統書がある方は、HOUDYを活用してみましょう。
愛犬の兄弟をみつけよう!繋がる犬専用SNS「PEDI」
【画像引用:PEDI】
PEDIは犬専用の血統書データベースです。血統書を登録すると、親戚の犬が表示されてメッセージなどを送ることができます。他にも、親戚の通院情報などが通知されます。PEDIは、通院歴や遺伝病の情報を血統情報とリンクさせることで遺伝病を減らすことを目的にしています。
そのため、PEDIに登録しておくと、遺伝病などを未然に防ぐことができる可能性もあります。愛犬の健康のためにも登録しておくとよいでしょう。
ポペットフレンズ「ひじきちゃんとくぅちゃん」の場合
ポペットフレンズのひじきちゃん(写真:左)とくぅちゃん(写真:右)は姉妹犬です。2匹は、同じブリーダーさんのもとで産まれた後、今の飼い主さんたちにそれぞれ引き取られ新たな家族のもとで育っていました。ほどなくして姉妹は再会をすることになります。その再会の様子や、現在の付き合い方などを紹介します。
▼こちらのお写真は、ふたりが産まれた柴犬本舗(ブリーダー)さんが撮影された生後間もなくの3姉妹です。
今回は、ひじきちゃんとくぅちゃん姉妹の再会についてご紹介をしますが、実はこの姉妹の再会物語にはまだ続きがあります。一番左に写っている「ごまちゃん」との再会を、両飼い主さんとも心待ちにしているそうです。
ごまちゃんの情報については、ブリーダーさんから九州地方のご家族に引き取られたというところまでだそうです。
もしもごまちゃんの飼い主さん、もしくはごまちゃんをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひひじきちゃんかくぅちゃんの飼い主さんまで、ご連絡をしてあげてください!
2匹はSNSで再会
2匹は、ひじきちゃんの飼い主さんがはじめたブログに、くぅちゃんの飼い主さんがコメントをしたことで再会を果たします。それぞれインスタグラムでも元気な姿を事前に確認することができたため、写真をみて確信したそうです。
このように、複数のSNSを通して兄弟犬を見つけることができたという事例は多くあります。兄弟犬を探したい方は、まず手始めにSNSをはじめてみるとよいかもしれませんね。
▼こちらはひじきちゃんのインスタグラムで、姉妹が見つかったときの喜びが伝わる投稿です。
▼こちらはくぅちゃんのインスタグラムで、再会当日の感激が伝わる投稿です。
顔がそっくり?!気になるふたりの相性は?
ひじきちゃんとくぅちゃんは、ふとした表情がそっくりで、見た目はとてもよく似ています。
性格は、どちらも警戒心が高く番犬気質な一面を持ち合わせているようですが、育った環境のせいか、ひじきちゃんはお友達犬が多いのに対し、くぅちゃんはほとんどの犬に犬見知りをしてしまうとのことです。
しかし、ふたりはお互いに気を許しているような素振りを多く見せてくれるようです。再会を果たしたときには、犬見知りをするくぅちゃんが臭いを覚えていたのか自ら歩み寄っていったそうで、飼い主さんはそんな愛犬の姿に胸を打たれたそうです。
ふたりの相性は良好で、付かず離れずの良い距離感を保っているようですよ。
ドッグランで並んで走るほど仲良し
今もふたりの関係は続いていて、待ち合わせをして一緒にお散歩に行くこともあるようです。また、ドッグランで一緒に並んで走る姿は、やはり、姉妹犬であることをお互いが認識しあっているようにもみえます。
気を許せる犬友がいるのは、飼い主にとっても安心できるポイントになりますね。
偶然の連続?!今や、ふたりともお姉ちゃんに
ひじきちゃんとくぅちゃんは、とても面白い運命を持っているのかもしれません。なぜなら、くぅちゃんの飼い主さんとひじきちゃんの飼い主さんは、共に女の子を出産し、晴れてふたりはお姉ちゃんになっているからです。
ひじきちゃんとくぅちゃんは、同時に子守犬としての使命を担いました。現在では、人間の妹のお世話や見守り役としてご家族を支える存在になっているようです。
▼こちらは、七五三(三歳)のひじきちゃんと初参りの妹みれっちちゃんのお祝いのひとこま
▼こちらは、くぅちゃんと妹しきちゃんの散歩のひとこま
飼い主同士も親戚のような気持ちで困ったことがあれば相談できる仲に
ひじきちゃんとくぅちゃん同士の絆だけではなく、飼い主さん同士も環境が似ていることで、困った時には連絡を取り合える関係だそうです。
ひじきちゃんとくぅちゃんは、姉妹ということもあり性格やかかりやすい病気が似ていることでしょう。愛犬のみならず、愛犬の同胞犬を見守る心境は、親戚のような関係だといえそうです。
気になる方は、ひじきちゃんとくぅちゃんのインスタグラムをチェックしてみましょう。こちらは、お互いに9月で4歳のお誕生日を迎えられた様子を投稿されています。とても可愛いので、癒やされることまちがいなしです。
▼こちらが、ひじきちゃんのインスタグラム
▼こちらがくぅちゃんのインスタグラム
犬の兄弟探しをして再会させてあげよう
犬の兄弟探しの方法や、再会を果たした場合の様子についてもご紹介しました。兄弟犬を見つけることは、愛犬にとっても飼い主ご自身にとっても嬉しい新たな発見の場となります。
そこで相性が良かった場合には、愛犬の大切な友達が増えることにもなるでしょう。なにより、飼い主同士が悩みなどを相談しあえるというメリットもあります。ぜひこの機会に、兄弟犬を探してみてはいかがでしょうか。