中型犬の人気ドッグフード9選!食事で気をつけるべき3つのポイントとは

エネルギー不足に気を付けよう!中型犬の特徴と人気のドッグフード

中型犬は活発な犬種が多いため、その運動量に見合ったエネルギーを摂る必要があります。また、屋外や室内などの飼育環境によっても変わってくるので、愛犬が普段どのような過ごし方をしているのかを見極め、それに適したドッグフード選びをしなければなりません。具体的にどんな選び方をすれば良いのか、おすすめの商品とともに紹介します。

中型犬ドッグフードの特徴

エネルギー不足に気を付けよう!中型犬の特徴と人気のドッグフード

中型犬は活発な性格の犬種が多く、引き締まった筋肉やエネルギーが必要です。1kgあたり約70kcalを消費するので、運動量に見合ったエネルギーを摂取できるよう、食いつきや栄養にこだわっているメーカーがたくさんあります。では、具体的にどのような特徴が見られるのかを解説します。

大粒~中粒サイズがほとんど

噛み応えがあるタイプやソフトタイプなど、様々な硬さのドッグフードがあります。愛犬が食べやすいと思うものを選んであげても良いのですが、噛み応えがあるドッグフードの方が歯垢や歯石沈着を抑えられるため、できればしっかり噛めるように硬めのものを選ぶ方がおすすめです。

また、基本的には粒のサイズが大きめなのですが、子犬や老犬などの噛む力が弱い犬に対しては中粒や小粒のドッグフードが見られます。

高たんぱく&適度な脂質

他の犬に比べ、中型犬は筋肉のバランスが良いという特徴があります。そのため活発に動くことができ、引き締まった体型の犬も多く見られます。そんな中型犬の体質を維持させるために、高タンパクで適度に脂質を配合したドッグフードが多く販売されています。

中型犬の食事で気を付けるべき3つのポイント

エネルギー不足に気を付けよう!中型犬の特徴と人気のドッグフード

中型犬の健康維持のためには、毎日の食事の管理が必要不可欠です。カロリーが高いドッグフードをたくさん食べさせればエネルギーは十分に摂取できるのですが、その他の栄養が抜けてしまうと、活発に動きづらくなったり、病気になりやすい体質になる可能性があります。

ドッグフード選びのポイントとして、中型犬だからこそ気を付けたいことを3つ紹介します。

関節の健康

大型犬ほど体は大きくありませんが、運動量が多い傾向にあるので関節に負担がかかります。中型犬は筋肉と丈夫な骨があるからこそ活発に動けるので、衰えないようにしっかり関節の健康を考えてあげることが必要です。

免疫力のアップ

運動をすることにより、体内では活性酸素が発生します。この活性酸素は体内の細胞や組織を傷つけるだけではなく、免疫力の低下の要因にもなるので、体が弱くなったり、老化が早まるなどのリスクがあります。

しっかり運動をさせてあげたいのであれば、その分活性酸素によるダメージを受けないようケアしてあげることが大切です。

ライフステージにあった成分バランス

子犬期から比較的活発な中型犬が多いのですが、それがシニア期まで続くとは限りません。なかには室内で育ってきたことで、あまり運動していないという犬もいるでしょう。

そんな犬に対して、運動をしっかりする犬と同じようにドッグフードを与えてしまうと肥満の原因となります。ライフステージにあわせるのはもちろんのこと、生活環境も考えながらドッグフードを選んであげることが大切です。

中型犬のライフステージによるドッグフードの変化

ライフステージにあわせたドッグフード選びは、中型犬に限らず他の犬にも必要なことです。しかし、それぞれの特徴から生活スタイルや成長の仕方も違うので、どの犬も同じというわけではありません。中型犬にはどのような食の変化が見られるのか、子犬期からシニア期までを一貫して理解しておきましょう。

子犬期

エネルギー不足に気を付けよう!中型犬の特徴と人気のドッグフード

中型犬は、生後10~12ヶ月くらいまでが子犬期と言われています。生後2ヶ月までは急速に体重が増えていくので、あっという間に大きくなって驚いたという経験をした人もいるのではないでしょうか?

その後体重の増加は緩やかになり、1歳になる頃には成犬と同じ大きさまで成長します。成長のためにたくさんのカロリーを必要としますが、だからと言って与えすぎると、子犬期の段階で肥満体型になってしまうので注意が必要です。

成犬期

エネルギー不足に気を付けよう!中型犬の特徴と人気のドッグフード

生後12ヶ月には成犬期がスタートします。体のベースができてくる頃なので、より活発に動く犬も多くなるでしょう。6~7歳までの成犬期は、しっかり運動させ、バランスの良い食事を続けていくことが大切です。

しかし、室内犬は屋外犬よりも運動量が少ない傾向にあるので、肥満になりやすいという特徴もあります。そのため、時折ドッグフードの量を見直してみたり、医師に健康状態をチェックしてもらうなども必要です。

シニア期

エネルギー不足に気を付けよう!中型犬の特徴と人気のドッグフード

7歳以降からがシニア期で、徐々に老化が始まっていきます。最初は普段と変わらないと思うかもしれませんが、見えない部分では老化が始まっているので油断は禁物です。この頃から、ドッグフードもシニア用に切り替えることを考えていかなければなりません。

いつまでも成犬用を食べさせていると、あっという間に肥満になる可能性があります。老化が進むと、食が細くなったり運動量が減ったりなど、目に見える形で老化を感じることがあるでしょう。愛犬の健康維持のためにも、消化が良く栄養バランスの整ったドッグフード選びが大切です。

中型犬にドッグフードを与える量

エネルギー不足に気を付けよう!中型犬の特徴と人気のドッグフード

肥満は様々な病気の原因でもあるので、食べ過ぎには注意しなければと思っている人もいるでしょう。しかし、それにこだわってしまうことで、今度はエネルギーが足りなくなる可能性もあります。運動量が多い中型犬だからこそしっかりエネルギー補給をさせることが大切なのですが、どれくらいを目安にすれば良いのでしょうか。

1日230g前後

成犬期の体重が10~25kgと幅広いので一概には言えませんが、大体230g前後が1日の給与量となります。

8~9ヶ月を過ぎたら徐々に減らす

子犬期には220g程度が目安となりますが、それから徐々に増えていき、ピークを迎える8~9ヶ月頃には255gくらいが1日の給与量となります。この頃には体重の増加も緩やかで、ある程度体の作りも安定してくるので、それ以上に増やす必要はありません。

成犬期に入ると活性酸素の働きもあり、エネルギーだけではなく体内ケアも必要になってくるため、徐々に給与量は減少していきます。

運動量や季節にあわせて量を変えよう

エネルギー不足に気を付けよう!中型犬の特徴と人気のドッグフード

どんなに活発な性格の中型犬だと言っても、1年中ずっとそうだとは限りません。夏には夏バテをしてしまう犬もいますし、冬には寒さで動けないという犬もいます。気候の変化や犬の運動量の変化を見て、その都度ドッグフードの量を調整してあげることが大切です。

中型犬に人気のドッグフード9選!

中型犬の特徴から、どんなドッグフードが人気を集めているのかを厳選しました。コストや品質など、ドッグフードに求めるものは様々ですが、総合的に見て人気が高いものをライフステージ別で紹介します。

子犬期

エネルギー不足に気を付けよう!中型犬の特徴と人気のドッグフード

生後2ヶ月までは体重が一気に増えるので、それに伴ってカロリーも多く消費します。しかし、消化器官はまだ未熟な状態なので、消化に良いものを選んであげなければ消化不良を起こす可能性があります。

必要なカロリーを補いつつ、消化に良いものを選ぶというのが、子犬期のドッグフード選びのポイントです。

ユーカヌバ 子犬用小・中型犬用~12ヶ月まで

子犬でも食べやすいようにと、小さいキブルに設定されています。チキンターキーの良質なタンパク質により、引き締まった筋肉を作ることができるでしょう。また、しつけやすく賢い犬に育てるためにDHAも含まれているので、脳や視覚の健康的な発育が期待できます。

シュプレモ 全犬種用 子犬用 小粒

全犬種に対応している子犬用のドッグフードです。筋肉の発達はもちろんのこと、脳の発育や免疫力アップなど、基本的な栄養素をバランスよく含んでいます。キブルも小粒なうえに軟らかいので、まだ噛む力が弱い子犬でもしっかりと噛んで食べられるでしょう。

たくさんの栄養が必要な子犬期はもちろんのこと、妊娠期や授乳期の母犬にも適したドッグフードだと言えます。また、たくさんの犬種を飼っていて管理が大変だという人は、全犬種対応しているシュプレモを利用すれば、犬ごとにドッグフードを用意する手間が省けるというメリットもあります。

フィッシュ4ドッグ パピー

タンパク源となる食材はいくつかありますが、その中でも消化吸収に良いタラを主原料にしているのがこのドッグフードです。本来犬は肉食動物なので、穀類は必要ありません。無理に食べさせると消化不良を起こす原因にもなるのですが、このドッグフードには穀類を一切使用していません。

そのため、子犬でも安心して食べられるでしょう。また、食後の血糖値の上昇を緩やかにし、満足感やスタミナを維持しやすいという特徴があるので、活発な中型犬にはうってつけのドッグフードです。

成犬期

エネルギー不足に気を付けよう!中型犬の特徴と人気のドッグフード

活発になるのと同時に、活性酸素も盛んに発生します。そのため、抗酸化作用のあるビタミン類が含まれているかどうかをチェックしましょう。また、運動量が少なく肥満気味だという場合には、ドッグフードの量を調整したり、カロリーが低いドッグフードに切り替えるなどの工夫が必要です。

ヘリテージ アダルトチキン

ヘリテージは140年以上続く英国王室御用達のドッグフードです。新鮮なチキンを30%以上使用しているため、良質なタンパク質を摂取できます。

400g、2kg、15kgの3パターンがあるので、食べる量を考慮したサイズを買えば、ドッグフードの劣化も防げます。成犬用にはチキンの他にラムもあるので、アレルギーが気になるという場合などにはこちらの方がおすすめです。

※こちらの商品は現在日本市場から撤退しております。

ロイヤルカナン ミディアムアダルト

活性酸素に対するケアや、抵抗力のサポートに注力しているドッグフードです。そのため、抗酸化作用のあるビタミンEやビタミンCがバランスよく配合されています。消化率も90%以上あるので、豊富な栄養をしっかりと体内に吸収できます。

ユーカヌバ プレミアムスポーツ ジョギング&アジリティ 活発犬用 全犬種用 1歳以上

犬はそれぞれ性格が違うので、活発な犬もいれば落ち着きのある犬もいます。同じ成犬であっても、普段の過ごし方によって必要な栄養は変わってきます。

そこでユーカヌバが開発したのが、成犬の中でも特に活発な犬向けのドッグフードです。タンパク質や脂質はもちろんのこと、関節や心臓の健康維持のためにグルコサミンやL-カルニチンも強化されているので、普段よく運動するという犬に人気があるドッグフードです。

基本的にドッグフードは子犬用、成犬用、シニア用と分けられているのに対し、活発犬用という新たなカテゴリーを作り出したのは、ユーカヌバ独自のアイディアだと言えるでしょう。

シニア期

エネルギー不足に気を付けよう!中型犬の特徴と人気のドッグフード

活性酸素が発生したことで起こる免疫力の低下に加え、老化による免疫力の低下も始まります。そのため、以前よりもさらに抗酸化成分の重要性が増します。

老犬用のドッグフードは、基本的にカロリーを控えめに作っているところが多いので、それ以外の成分に着目し、愛犬にあったドッグフードを選んであげましょう。

ヘリテージ ライトシニア フィッシュ

消化の良いタラを使用し、老犬でも安心して食べられるように作られています。今までチキンなどの肉類をメインにしてきた犬の場合、魚をメインにしたドッグフードは受け付けない可能性があります。まずは少量から試し、食いつきを確認したうえで継続して食べさせるかを考えてみると良いでしょう。

※こちらの商品は現在日本市場から撤退しております。

アイムス 7歳以上用(シニア)チキン

日本でメジャーなブランドのひとつなので、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?コストパフォーマンスが良いだけではなく、ペットショップやホームセンターなど、身近なところで購入できるというのも人気の理由です。

アイムスのシニア用ドッグフードは、免疫力の低下をサポートすることに着目した内容となっています。抗酸化成分を豊富に含み、それらを吸収できるよう消化率を上げることにより、愛犬を内側から元気にしてくれます。

プロプラン 中型犬・大型犬 7歳頃からの成犬用 脳と記憶力のサポート チキン

成犬期に比べ、シニア期は老化の影響で食いつきが悪くなる傾向にあります。しかし、プロプランのドッグフードは、成犬期と変わらない食いつきの良さが見られることから人気を集めています。

中型犬ドッグフードは愛犬にあわせて選ぼう!

活発に遊んでいる愛犬の姿を見ると、いつまでも元気であってほしいと願う人がほとんどでしょう。それと同じように、犬もいつまでも飼い主と一緒にいたいと願っています。

健康維持を実現させるためには、エネルギーの確保はもちろんのこと、活性酸素による体へのダメージもケアしてあげることが大切です。可愛い愛犬に長生きをしてもらうためにも、愛犬にあったドッグフード選びをしてあげましょう。