嗅覚の鋭い犬にとって、ニオイの強い香水は苦手な香りのひとつです。犬が変なくしゃみをするときは、何かのニオイがきついという可能性も考えられますます。ここでは、犬が香水を嫌いな理由と嫌いな香りの種類、そして今人気の犬専用香水5選を紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
犬が香水を嫌いな理由とそのニオイの種類
香水を嫌いな理由
人間より嗅覚が優れている
犬は私たちの嗅覚より、数万倍優れていると言われています。そのため、人間が気づかないほどのニオイでも犬は敏感に反応します。
また、人間でさえ「きつい」と感じる香水の香りは、犬にとっては逃げだしたいほどまでに感じられるでしょう。
人工的な香りがする
犬はニオイのなかでも、特に人工的に作られた香りを極端に嫌います。香水というと、人間にとっては体臭を抑えて、好みの香りを身に付けることができるアイテムです。
香水の中には、天然の香りではなく人工的に作られた香りのものも多く販売されています。
犬は、自然界に存在しない香りを基本的には受け付けようとしません。人工的な香りは、香水だけでなくマニキュア、整髪剤も同じです。
嫌いなニオイの種類
柑橘系
レモンやミカンなどの柑橘系の香りは、犬にとって嫌いなニオイのひとつです。犬にとってレモンのような酸っぱい香りは、腐った食べ物として認識してしまうようです。
そのため、食べようとしないでしょう。人間にとっては、爽やかで心地よい香りですが、犬にとっては腐ったニオイになるため近寄りずらくなるでしょう。
スパイス系
料理のスパイスとして使用するコショウ、唐辛子、爽快感のあるミントのような刺激のあるニオイも苦手です。犬が刺激のあるニオイを嗅ぐと、鼻がヒリヒリと痛くなることもあります。
私たちが使う「ミントの歯磨き粉」も苦手なので、近寄ってきても臭いに反応して離れてしまうこともあるでしょう。
犬が好きな香りもある
飼い主の香りが好き
犬にとって、飼い主の香りが一番安心できます。飼い主の香りがついた衣類や毛布にくるまって、ぐっすりと寝ている犬もいるのではないでしょうか。
私たち人間が「いい香り」と感じる香水よりも、普段から一緒にいる飼い主の香りが、犬にとって一番大好きで落ち着く香りなのです。
犬用香水って？その効果や正しい選び方
犬用香水とは
最近では、犬専用の香水も販売されています。わざわざ購入しなくても、トリミングの際に付けてもらっているかもしれませんね。
その名の通り、犬に使用できる香水のことで、なかには飼い主も一緒に使用できるものもあります。多くが天然成分を使用しており、ニオイも強くなく、犬が舐めても問題ありません。
犬用香水の効果
リラックス効果
犬用香水には、リラックス効果が含まれており、犬にとっても居心地のいいものです。よりリラックスできるよう、天然由来成分を配合したものを選ぶことをおすすめします。
購入する際には、一度犬にニオイを嗅がせて反応を見るなどして、愛犬は気にいる香りを選ぶといいですね。
消臭効果
犬用香水の中には、犬の体臭などを消臭してくれる効果が期待できるものもあります。例えばドッグランなど、多くの犬が集まる場所で遊ぶと、自然と他の犬のニオイがついてしまうこともあります。
そんな時は、遊んだ後に香水をすると、他の犬のニオイを消すことができるでしょう。
虫を寄せ付けないもの
夏場の散歩などで心配な、「蚊」を寄せ付けない効果の期待できる犬用香水も販売されています。虫を寄せ付けないのは愛犬にとっても、気持ち良く過ごすことができるでしょう。
飼い主と一緒に使える香水もおすすめ
愛犬にも香水を付けたいし、飼い主も香水を楽しみたい！と言う場合には、一緒に使用できる香水がおすすめです。人間用の香水は、どうしても犬が苦手と感じてしまうことがあります。
そうなると、飼い主は香水を付けることを躊躇してしまいますよね。愛犬と一緒に楽しめる香水であれば、ニオイを嫌がらることもないため、よりコミュニケーションを取ることができます。
犬専用香水はこれ！おすすめ商品5選
【DDDOrganics】ペット用香水
愛犬の身体だけでなく、ベッドやマット周りにも使用することができる、DDDOrganicsのペット用香水は、全身に吹きかけて馴染ませるだけで、愛犬の体臭を消してくれるでしょう。
夏の散歩などで虫を寄せ付けない抗菌作用も期待でき、マーキング防止にも効果が期待できます。香水に使用されているのは、すべて天然成分となっているため、愛犬が舐めても問題ありません。
- 主成分：100%天然植物系の天然エッセンシャルオイル成分
【ZOIC】ファーメイクフレグランス フルーティフローラル
気品溢れる高貴なフルーティフローラルの香りを楽しむことができる、パフュームコロンです。愛犬にも人間にも使用できる香水となっています。
この香りは、甘くさわやかなパッションフルーツに、優しいフローラルの香りを加えた高級感あふれるもので、防臭効果も期待できます。ガラクソリドという成分が配合されており、リラクゼーション効果にも注目されています。
他にも、ウッディーフローラルの香り、クリームブリュレの香りなどさまざまな種類が販売されているので、いくつかそろえてみてはいかがでしょうか？
- 容量：37ml
- 主成分：水、エタノール、香料、チャ乾留液
【HOWND】犬用香水コロン
このHOWNDの香水を含む全ての商品は、動物実験を必要としないナチュラルな素材で作られているCruelty Free Internationalの認定を受けている製品であり、安心して使用することができます。アルコール・パラベンフリーなので、愛犬に負担をかける心配もありません。
女の子（メス）用の香水の香り
スウィートオレンジエッセンシャルオイル、ジャスミン、ピーチをブレンドした香りです。甘い香りはより女の子らしさを際立たせ、愛犬の可愛らしさをアップさせるでしょう。
男の子（オス）用の香水の香り
瑞々しい木材やソフトレザーのような渋めの香りがします。ベチバー、シダーウッドといった香りが男らしさだけでなく、さらに上品で気高い愛犬へと導いてくれるでしょう。
- 成分：エッセンシャルオイル、蒸留水、香料、ポリソルベート20、防腐剤混合物
- 容量：250ml
【FourPaws】ペットコロン ブラック
フランスの高級香料を使用し、犬の体臭に合うよう調合された高級コロンです。高級サロン帰りのような特別感のある香りを楽しむことができるうえに、愛犬や愛猫の体臭を抑えて香りを長時間持続させることができます。
使用する場合には、愛犬の身体から20cm以上離れた場所から、口や目に直接入らないようにスプレーしてくださいね。
少し香りがきついと感じた場合は、一度飼い主の手でスプレーを広げ、直接愛犬を撫でるように香り付けをするといいでしょう。
- 容量：85g
【ドッグジェネレーション】オーマイドッグ
オーマイドッグは、フランスの愛犬家が愛用しているペット用の香水です。犬と人間を結ぶコミュニケーションのツールとなるよう、一つひとつの成分を慎重に選んで調合した香水になっています。
獣医師や皮膚科医のもとで、嗅覚・皮膚への安全性、無害性もテスト済みで、舐めても問題ありません。時間の経過とともに、変化する3つの香りを楽しむことができますよ。
- 成分：変性アルコール、水分、香料、PEG−40水添ヒマシ油、フェノキシエタール、メチルパラベン、その他
- 容量：100ml
犬専用の香水でおしゃれをしてみよう
犬は私たち異常に、ニオイには敏感な動物です。できるだけ、犬が苦手に感じる香水を付けるのは控えましょう。香水を付ける場合は、天然由来のもので安全なものを使用するようすると犬も安心でしょう。
ペットショップで販売されている犬用の香水は、サンプルの香りを実際に嗅ぐこともできますし、愛犬の反応を実際に見て選ぶこともできます。
犬用の香水には、リラックス効果が期待できたり、消臭効果、抗菌効果といった犬の健康や環境を守ることにもつながります。まだ香水を試したことがないという方は、ぜひ一度、試しに購入してみてくださいね。
