犬はチーズを食べても大丈夫!与える際の注意点3つとおすすめ商品7選

犬 チーズ

犬はチーズの美味しそうなにおいにつられ、チーズ味のおやつなどを好む傾向があります。チーズはたんぱく質やミネラルを豊富に含んでいるため、与え方に気を付ければ犬の健康促進にも繋がる食品です。今回は、犬とチーズの関係性や注意点、また、犬用のおすすめチーズも紹介します。

犬がチーズを好むのはなぜ?

犬 チーズ

チーズは発酵食品のため、強いにおいがありますが、犬の嗅覚は人間の約1億倍と言われているため、チーズのにおいに食欲を刺激される子も多いようです。さらに、食べることでより強いにおいや味を体感できるため、チーズが好物になることもあります。

チーズに含まれる主な栄養素

100gのチーズを作る際には、約1,000mlの生乳が使われます。そのため、チーズには、牛乳の約10倍程度の栄養素が含まれていると言われており、愛犬の健康維持に役立つでしょう。

また、牛乳に含まれている乳糖は、腹痛を引き起こす原因となります。しかし、チーズに含まれている乳糖は、ほとんどがホエイに変換されるため、乳製品でお腹を壊しやすい犬でも食べられる可能性があります

ただし、心配な方は獣医師の相談の下、与えることをおすすめします。

たんぱく質

チーズの主な成分はたんぱく質です。たんぱく質は、筋肉・細胞・血液など、身体を作るために欠かせない成分です。

また、チーズにはホエイが含まれており、筋肉疲労の回復などに役立つと言われています。

ミネラル

チーズにはカルシウムや鉄分、ナトリウムなど、身体の形成や調整に必要なミネラルが豊富に含まれています。

ビタミン

チーズには、ビタミンC以外のビタミンが含まれています。ビタミンは体を円滑に機能させるために必要不可欠な栄養素ですが、体内で生成することができないため、食事で摂取することが大切です。

犬におすすめのチーズ7選

犬 チーズ

ここでは、愛犬におすすめの犬用チーズを7つ紹介します。おやつやご褒美などに、一度試してみてはいかがでしょうか?

hello! ドギーチーズ

こちらの商品は、カルシウム、タンパク質、ビタミン、などをバランスよく含んだチーズをベースとした犬用のおやつです。やわらかく、香りも豊かなため、愛犬の食欲を刺激するでしょう。

薬が苦手な愛犬に、このチーズで薬を包んで食べさせるのもおすすめです。

ドギーマン hello! プチチーズビーフ味

こちらは、犬用チーズにビーフの風味をつけた商品です。多くの犬は肉の風味も好むため、チーズのにおいと合わせて食欲をそそるのではないでしょうか。

一口サイズになっているため、愛犬にすぐに与えることができるのがメリットです。個別包装のためチーズの風味が落ちにくいのも嬉しいですね。

ペッツルート カロリーカットチーズ

こちらのチーズはカロリーや塩分がカットされているため、愛犬にも安心して与えることができます

「犬がおいしそうに食べる」という口コミも多数寄せられている人気の商品です。

一口サイズにカットされているため、すぐに食べさせてあげることができるのもメリットです。袋の口を簡単に閉じることができるため、散歩に持っていってもこぼれにくく、扱いやすいでしょう。

わんこ京御膳 チーズスティック

こちらの商品は、国産の厳選された素材を使って作られたチーズスティックです。タンパク質やミネラルを豊富に含んでいるため、犬の栄養補助食としてもおすすめです。

封を開けた瞬間からチーズの豊かなにおいがするとの口コミが複数寄せられており、このチーズを大好物としている子がたくさんいるようです。

犬用 無添加・国産 ふりかけ

こちらは、ふりかけタイプのおやつのチーズ味です。国産・無添加にこだわっているため、愛犬に安心して食べてもらうことができるでしょう。普段の食事にかけるだけで、栄養価をアップさせる効果が期待できます

また、愛犬の食事が驚くほど進んだという口コミもあるため、偏食や食欲低下でドッグフードを食べなくなってしまった愛犬にもおすすめです。

チーズ味の他には、鮭味と納豆味が用意されていますよ。

ミックスふりかけササミ&カマンベールチーズ

こちらは、カマンベールチーズを使用したペット用のふりかけです。カルシウムはもちろん、その他のミネラルを豊富に含んでいるため、愛犬の健康促進に役立つでしょう

愛犬の食いつきが非常に良くなるという口コミも多いため、偏食や食欲低下が心配な方は、一度試してみてはいかがでしょうか?リピーターになる方もいるようですよ。

コングチューブペースト チーズ味

こちらはチューブタイプのおやつです。

そのまま与えることもできますが、ペースト状になっているため、フードや薬の上にかけたり、コングの中に入れて食べさせることができます。

愛犬にチーズを与える際の注意点4つ

犬 チーズ

チーズは愛犬に必要な栄養素を豊富に含んでいますが、摂取しすぎると身体に悪影響を及ぼすため、与え方には注意が必要です。

大量に与えない

チーズは脂肪や塩分が多いため、与えすぎは犬の肥満や腎臓の機能低下などに繋がります。犬にあげるチーズのカロリーは、1日の必要量の20%に留めるようにしましょう

犬の1日の必要カロリー量は下記の式で求めることができます。

【犬の一日の必要カロリー量】
(体重×30+70)×指数=1日に必要なカロリー量

  • 指数
やややせ気味の犬 1.7
やせ気味の犬 1.8
標準体型の犬 1.5
やや太り気味の犬 1.3
太り気味の犬 1.2

例えば、5kgの成犬(標準体型)を飼っている場合は

(5kg×30+70)×1.5=330

で、1日の必要カロリーは330kcalとなります。この数値の20%にあたる66kcalが、犬が1日に摂取できるチーズの最大量です。
プロセスチーズ1枚が約60~70kcalのため、この量を目安にするとよいでしょう。
参考サイト

細かく千切って与える

犬は物を丸飲みすることが多いため、喉や腸に詰まらせないよう細かくちぎって与えましょう。

1回にたくさんあげてしまうよりも、ひとつのおやつを小さくちぎって、タイミングを変えて何度もあげる方が、肥満防止にもなりおすすめです。

乳製品アレルギーの犬もいる

犬の中には、乳製品アレルギーを持つ子もいます。チーズを食べた直後に鼻水やくしゃみ、下痢や嘔吐が起こったり、目・口・鼻・股の周りが赤く炎症していたら、チーズを与えることは避けましょう。

急に乳製品アレルギーを発症するケースもあるため、はじめて犬にチーズを与える際は少量にして様子を見ることをおすすめします。

チーズを食べて下痢をした場合は与えることをやめよう

チーズなどの乳製品には、下痢や腹痛の原因となる乳糖が含まれています。愛犬が乳糖を分解できる体質の場合はチーズを与えても問題ありませんが、分解することができない犬もいるため、下痢をした場合はチーズを含む乳製品をあげないようにしてください。

愛犬と一緒に栄養豊富なチーズを味わおう!

チーズには犬の健康に役立つ栄養素が豊富に含まれているため、愛犬が欲しがった際は与えてみましょう。

ただし、量が多すぎると塩分過多による腎機能の低下や肥満などの病気に繋がります。愛犬の身体にあった量を与えるようにしてください。

また、乳製品にアレルギーを持っている犬もいるため、はじめてあげるときは少量にしておきましょう。

愛犬にチーズを与える際は、塩分や脂肪が控えめの犬用チーズを、人間用のチーズを与える場合は、カロリーが低めのモッツァレラチーズやカマンベールチーズを選ぶことをおすすめします。

注意点をしっかり把握して、愛犬と一緒においしいチーズを味わいましょう!