キャットフードにはウェットタイプとドライタイプがありますが、子猫には食べやすいウェットフードがおすすめです。ここでは、子猫用のウェットフードおすすめ10選とウェットフードを選ぶポイント、そして、子猫用のウェットフードをあげる時期など詳しく紹介します。
子猫の離乳食にウェットフードをあげよう
ウェットフードはいつから食べられる?
生まれたての猫は、栄養をミルクから摂取します。「いつフードに切り替えたらいいのか分からない」という飼い主もいるのではないでしょうか。ミルクからウェットフードへ切り替える目安の時期は、生後3週目ぐらいでしょう。
3週目を目安に、子猫の体調を見つつ、少しずつ切り替えていきましょう。人間と比べると「そんなに早く?」と思いますが、子猫の生後3週目ぐらいからが徐々に身体が大きくなり、どんどんと成長していくポイントの時期となります。
ウェットフードはいつまであげたらいい?
子猫のうちは、「総合栄養食」としてウェットフードから栄養を摂取するようすすめられています。
「ウェットフードはいつまであげたらいいの?」と疑問に思いますが、やめる時期の目安は簡単です。それは、「子猫が自力で水を飲めるようになった」かを確認してあげてください。ウェットフードには多くの水分が含まれているため、自力で水を飲めなくても水分補給の代わりにもなります。
よって、子猫が自力で水を飲めるようになったらウェットフードをやめ、ドライフードに切り替えてください。大きくなってから、再度ウェットフードをおやつとしてあげてもいいでしょう。
子猫用のウェットフードの種類
ウェットフードには主に3種類あります。子猫の月齢にもよりますが、成長に合わせて変えてみたり、好みのものを見つけてみましょう。
シチュー・スープタイプ
シチュー・スープタイプのウェットフードは、水分量が多めです。歯が生えていない子猫や泌尿器系の病気の猫にもおすすめで、水分補給をさせたいときにも食べさせてあげましょう。
スープだけ残してしまった場合も、そこまで水分を摂取できるわけではありませんが、具材にスープが絡まり、食べる中で自然と水分を補給することができます。
パテ・ペーストタイプ
パテ・ペーストタイプのウェットフードは、具材である肉や魚がすりつぶされ、ペースト状になっているものです。歯が生えていない子猫や固いものを食べることができない猫、その他にも口腔内に病気のある猫や噛む力が衰えてきた老猫など、固い食べ物を食べることができない猫におすすめです。
ただし、噛む力に問題がなく、一般のカリカリしたキャットフードに慣れている猫は、パテタイプのものが苦手という場合もあります。
フレークタイプ
フレークタイプとは、ツナ缶のような感じで、肉や具材の形が残るウェットフードです。シチュー・スープタイプやパテ・ペーストタイプのウェットフードに比べると食感があり、食べ応えを強く感じます。多くの成猫は、このタイプのウェットフードを好みます。
しかし、「総合栄養食」と表示されたもののなかにフレークタイプは種類が少ないので、多くの製品の中から選ぶことはできません。
子猫用のウェットフードを選ぶ4つのポイント
添加物の少ない安全なものを選ぼう
ウェットフードを選ぶ際には、添加物をできるだけ避けて、天然由来の成分を使ったものを選ぶようにしましょう。
数多く存在する添加物の中には、危険性が認められているのに「ペットフードへの使用」という理由で、基準が緩くなり、含まれているものもあります。全ての添加物がNGというわけではありませんが、人間の体よりも小さい子猫に食べさせるものは、安心安全の「無添加」を選ぶことをおすすめします。
グルテンフリーのものを選ぼう
グルテンフリーとは、穀物類(小麦、米、とうもろこしなど)を含んでいないウェットフードのことです。本来、猫は肉食獣のため、穀物はほとんど食べず、胃での消化も苦手です。
ウェットフードも、グルテンフリー(穀物不使用)のものを選ぶことで、消化がよくなり、栄養バランスもとりやすくなります。
たんぱく質・脂質が多く含まれているものを選ぼう
子猫のうちは身体が小さいため、一度にたくさんの食べ物を食べることはできません。そのため、少量でも栄養価が高いものを選ぶようにしましょう。
子猫のうちは、身体を作る大切な時期です。動物性たんぱく質である肉や魚、脂質が多く含まれていることを選ぶことで、筋肉や脂肪といった体の根本を作ることができます。
「総合栄養食」と書かれているものを選ぼう
子猫へのウェットフードを選ぶ際、表示に「総合栄養食」と書かれているかどうかをチェックしましょう。
一般社団法人ペットフード協会によると、総合栄養食とは「犬又は猫に毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフードと水だけで、指定された成長段階における健康を維持できるような、栄養素的にバランスのとれた製品」のことを指します。
総合栄養食のウェットフードを与えることで、子猫が健康に生きていける栄養素が摂取できるのです。
子猫におすすめ!ウェットフードランキング10選
【ロイヤルカナン】マザー&ベビーキャット
離乳期から生後4ヶ月頃までの子猫用のウェットフードです。食べやすいムース状で、母乳からの移行をスムーズにします。猫が求める栄養バランスを追求し、また動物性たんぱく質が中心で猫にとって食べ飽きないおいしさも魅力のひとつです。
また、栄養バランスが整っているので、子猫の抵抗力を維持することもできます。このウェットフードは、子猫だけでなく授乳期の母猫にもおすすめです。
【カナガン】チキン&サーモン
厳選された素材を贅沢に使用した、とろけるスープタイプのウェットフードです。
新鮮なチキン、サーモンの旨味が詰まった高たんぱく質のとろけるスープが、ドライフードに絡んで食べやすく、より美味しくしてくれます。人工添加物不使用で、グルテンフリーなので、安心して与えることができます。便利な使いきりタイプというのも、お手軽で使いやすいですよね。
【CIAOちゅ~る】子猫用まぐろ
CMでもお馴染のCIAOちゅ~るシリーズです。ちゅ~ると出して、ペロペロ舐めて楽しむ液状おやつです。この商品は「栄養補完食」であり、タウリンやオリゴ糖、キトサンを配合した、子猫の健康のためのキャットフードです。まぐろをペースト状にしたもので、とても食べやすく人気です。
【カルカン】子猫用まぐろ
12ヶ月までの子猫用のウェットフードです。子猫にとって必要な全ての栄養を、バランスよく配合した「総合栄養食」であり、ゼリー仕立てで食べやすい小さめフレークとなっています。
カルシウムなどを配合して、高栄養・高カロリーの設計です。子猫の健康な発育をサポートしてくれます。他にも、まぐろにかにかま入り、たい入り、お魚ミックスなど子猫が飽きないようにさまざまな味が販売されているのも嬉しいですね。
【銀のスプーン】子猫用まぐろ・かつお
「まぐろ・かつお」と「お魚とささみミックス」の2つのフレーバーから選ぶことのできる、銀のスプーンの子猫用総合栄養食キャットフードです。離乳期から12ヶ月頃の子猫に合わせた栄養バランス設計となっており、子猫の健康をサポートしてくれます。
子猫の筋肉の発育を考慮した高たんぱく質量と調整し、骨や歯の発育には適切なカルシウム量が含まれています。細かめのフレークなので、とても食べやすくなっています。発色剤も不使用なので、安心ですね。
【フィリックス】やわらかグリル
ツナとチキンの2種類がある、子猫用のやわらかグリルです。やわらかくほぐした肉や魚のうまみをゼリーで包み込んだウェットフードです。抜群の美味しさと、芳醇な香りで開けたとたんに、猫たちが集まってきます。
まるで、家庭で調理したようなおいしさと見た目ですよ。マルチビタミンや必須ミネラル、高たんぱく質など子猫に必要な全ての栄養が詰まった総合栄養食です。月齢に合わせて、必要な量をあげてくださいね。
【MiawMiaw(ミャウミャウ)】キャットフードジューシー
子猫用のウェットフードです。「あじわいまぐろ」と「ほろほろチキン」の2種類あり、子猫の成長と健康維持に配慮した総合栄養食です。ジューシーゼリー体ップのレトルトパウチなので、簡単に与えることができます。
心の健康に配慮して「a-iペプチド」を配合しており、脳の発達によいDHAやカルシウムも配合しています。
【キャネット】3時のムース
国産鶏肉を使用した、ミルク仕立てのやわらかチキンです。ムースのようにふんわりしたウェットフードで、美味しさと優しさが包まれています。
食べきれる25gなので、1回で使い切れます。無着色で安心なうえ、そのままの味を楽しむことができますよ。
【ヒルズのサイエンスダイエット】キャットフード キトン
やわらかく、なめらかな質感のウェットフードです。子猫と母猫に必要な栄養素を配合した総合栄養食で、骨や筋肉の維持だけでなく、健康な皮膚や毛艶の維持にも効果があります。消化吸収に優れた原材料を使用しているので、食べやすいのも特徴です。
【Schesir(シシア)】キャットキトン(ツナ&アロエ)
ビタミン、ミネラルを多く含んだウェットフードです。栄養価が高く、オメガ3&6も豊富に含まれています。アロエの、細胞の活性化、免疫機能、肝機能をサポートする効果が期待できるだけでなく、シシアは、100%ナチュラル原材料を使用し、素材本来のうまみを極限まで引き出しています。
無添加、無着色、化学防腐剤フリーで遺伝子組み換え品も不使用です。イタリアンレシピで、香りと風味が豊かなウェットフードです。
子猫はウェットフードで始めよう
離乳期の子猫にとって、食べやすく消化のいいウェットフードはおすすめの食事です。ムース状からゼリー状のものまで、さまざまな種類があるので、子猫の成長に合わせて形状を変えていくのもいいですね。
また、肉から魚まで多くの素材から選ぶことが可能なため、飽きないように工夫してあげてください。おやつにおすすめのウェットフードから、総合栄養食として必要な栄養素が全て詰まったものまで種類が豊富なのも嬉しいですね。ぜひ、子猫にあったウェットフードを与えてあげてくださいね。