大型犬の特徴と種類！おすすめしたい飼いやすい犬種18選

日本では小型犬が飼われている割合が多く、散歩などでも小型犬を連れている風景を多く見かけるも小型犬を連れている風景を多く見かけるように感じますが、犬好きの人の中には「大型犬の方が好き」という人も少なくないのではないでしょうか。今回は、頼れるパートナーとしても人気が高い大型犬の特徴と、おすすめしたい犬種20選をご紹介します。「大型犬を飼ってみたい！」という方は、どんな犬種が住環境やライフスタイルに合っているのかなど、ぜひ参考にしてみて下さいね。

大型犬の特徴について

「大型犬」と聞くと、「飼育が大変」「餌が大変」などマイナスなイメージを持っている人もいますが、一言で大型犬と言っても犬種によって見た目や性格は様々なため、飼い方も異なります。ここでは、大型犬の特徴を分かりやすくご紹介していきます。

大型犬の特徴

犬を分類する方法は様々ありますが、一般的に「大型犬」と呼ばれる犬は25〜40kgの間の体重の犬種を指すことがほとんどです。大きく分けて以下の4つの特徴が上げられます。

頭が良い

大型犬と言えば、「とても頭がよく、穏やかで社交性が高い」という特徴があります。また、ラブラドールレトリバーのように従順でしつけやすい犬種も多く、盲導犬や警察犬など社会貢献をすることにも適した賢い犬が多いのも特徴のひとつです。

体力がある

大型犬は身体が大きい分体力があります。毎日の運動量も小型犬の何倍も必要になることもありますが、その体力のお陰でスタミナはバッチリです。

警戒心が強い

飼い主に従順であると同時に警戒心が強く、防犯面ではとても頼りになります。一緒に歩いていても見知らぬ人からすると大きい犬は脅威となりますし、大型犬を飼っている家では、空き巣や強盗などの被害も少ないと言われています。

食事の量が多い

小型犬の場合、犬種にもよりますが一日に100gを下回ることもあるのに対して、大型犬は300g以上必要な場合もあり、とにかくたくさんの食事の用意が必要となります。

寿命が短い

大型犬は、屋外で飼うか室内で飼うかなどの飼い方の違いや、犬の種類によって個体差もありますが、基本的には小型犬よりも寿命が短いのが特徴です

飼いやすい大型犬の種類20選！

大型犬は、あまり見かけないものまで含めると数十種類もの犬種がいると言われています。ここでは、定番の犬種から、少し珍しいものまで、比較的飼いやすいと言われている大型犬を20種類ご紹介します。ぜひ相性の良いパートナー犬探しの参考にしてみて下さいね。

ゴールデン・レトリバー

直訳すると「黄金の回収者」という意味のゴールデン・レトリバーは、その名の通り、ハンティングで撃ち落とした鳥などを回収するために繁殖されていたと言われています。最大の特徴は「人間好き」なところで、ゴールデン・レトリバーは老人ホームや福祉施設へ出向いて癒しの役割をするセラピードッグに適しているとされています。

小さいうちはとても活動的で、とにかく元気に遊び回りますが、2歳程度で成犬となり温厚で大人しくなります。回収犬であるという本能を刺激するために、ボールやフリスビーなどで遊んであげるととても喜びます。

人懐っこく温厚で人間好きなゴールデン・レトリバーは、とても飼いやすい犬種のため、リビングなどの家族が集まる場所で一緒に生活すると良いでしょう。

ボルゾイ

昔、ボルゾイはオオカミを狩るための狩猟犬としてロシアの貴族に飼われており、当時は「ロシアン・ウルフハウンド」と呼ばれていましたが、1936年にボルゾイに改名されました。大型犬でありながら時速50kmという俊足を持っていたため、ロシア語で「俊敏」という意味を持つ「ボルゾイ」と呼ばれるようになったと言われています。

強力なパワーとスピードを兼ね備えたボルゾイは、オオカミを倒すほどの能力を持っているとも言われています。狩猟犬として活躍をしていましたが、オオカミから人間を守るための遺伝子が受け継がれているためか、飼い主に対しては従順であることも特徴のひとつです。

大型犬なので運動量が多く、飼育するためには運動環境を整えてあげる必要がありますが、とても知的で賢い犬のため、無駄吠えは少なく飼いやすい犬類だと言えるでしょう。

アイリッシュ・セッター

アイルランド地方原産のアイリッシュ・セッターは、昔から現在に至るまで狩猟犬として人気があり、セッターという名前は、獲物の前で伏せをした体制のセッティングを指しているといわれています。一方で、19世紀頃からドッグショーに出場するようになると、首が長く美しいアイリッシュ・セッターは見た目の美しさでも大人気となりました。

性格は元気で精神的に強いのが特徴で、猟犬としての資質を兼ね備えていながら、社交性が高く、人間はもちろん他の動物との争いも好みません。狩猟犬としても魅せる犬としても、とても優秀でバランスが取れた犬類のため、ペットとして飼いやすいと言えるでしょう。

ただひとつ注意すべきポイントは、大雑把な性格のせいか「トイレのしつけ」は習得させるのにかなり時間がかかってしまう場合があるようです。

シベリアンハスキー

シベリアンハスキーは、極東北圏で狩猟を行っていたチュクチ族の使役犬として犬ぞりを引き、荷物を運んだり、狩りの手伝いなどで活躍していました。シベリア原産というだけあって、とても寒さに強くマイナス50度でも耐えることができるといわれています。

運動が好きなので室外犬に向いていると思われがちですが、人懐っこい性格のため室内で飼うこともできます。注意すべきポイントはとにかく力が強いことです。突発的に走り出したりするケースも有り得ますので、女性や小さい子供が一緒に遊んだり、散歩の際にリードを持つ時には注意が必要です。

また、ボルゾイは運動不足になるとストレスを抱えてしまいます。ストレスは、情緒不安定の原因になったり、攻撃的になってしまう恐れもありますので、気をつけましょう。

見た目は、一見するとオオカミのような容姿ですが、性格は愛嬌があり友好的なので飼いやすい犬種と言えます。

ダルメシアン

ダルメシアンという名前は、原産国であるクロアチアのダルマチア地方の名が由来しているといわれおり、ディズニー映画の「101匹わんちゃん」のモデルとしても有名な犬です。ダルメシアンと言えば、体の斑点模様が思い浮かびますが、生まれたばかりのときは真っ白な状態で、成長の過程で斑点が出てくるという面白い特徴があります。

性格は穏やかで人懐っこく、とにかく運動が大好きで持久力があります。自宅で飼うためには、運動環境を整えてあげる必要があります。

ドーベルマン

ドーベルマンはドイツ原産の犬で、ドイツで税制徴収の仕事をしていたドーベルマン氏により、警察犬の役割を果たす犬として生み出されたといわれています。警戒心が強く、警護能力が優れているため、シェパード同様、警察犬や麻薬犬として活躍しています。

また、訓練犬として人間とともに過ごしてきたため、しつけがしやすいのも特徴のひとつです。見た目の怖さから凶暴な印象を持ってしまいがちですが、実際はとても愛情深い犬なので、しっかりとスキンシップを取って愛情を注いであげれば、とても良い関係が築ける犬種と言えるでしょう。

ラブラドール・レトリバー

ラブラドール・レトリバーと言えば盲導犬や介助犬、聴導犬などで活躍している姿を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。攻撃的な面がほとんどなく、温厚で人間に対して忠誠心が強いため、始めて犬を飼う人にもおすすめできる犬種と言えます。

体が大きな犬なので想像通り力が強いのですが、ラブラドール・レトリバーの凄いところは、小さい子供や他の動物などに優しく繊細に接することができるため、赤ちゃんや他にペットを飼っている家庭でも安心して一緒に生活することができることです。

そして、人間の感情や気持ちを察することが得意で、すぐに主従関係を見極めることができるため、最初のしつけがとても重要になります。女性やお子さんが飼い主になる場合には、きちんとしつけられるように意識することが大切です。

ラブラドール・レトリバーは、元々は水中回収犬として活躍していたため泳ぎが得意なため、水浴びや水中におもちゃを投げてあげたりすると喜んで取ってきます。遊ぶことが大好きですが、それと同じくらい、人の役に立つことに喜びを感じます。

何かの手助けとなる動きをさせたり、役に立った・助かったなどという言葉を使って褒めてあげることで、ストレス解消に繋がることもあるのでおすすめです。

イングリッシュ・マスティフ

イングリッシュ・マスティフは非常に歴史が古く、紀元前から番犬や闘犬として飼われていたといわれています。見た目は強面ですが、性格はとても優しく、現在では番犬やショードッグとして飼育されることが多いです。

子犬の頃からしっかりしつけをし、運動環境と食事の管理をきちんとしてあげられることが絶対条件ではありますが、飼い主に対してとても忠実で献身的なため、子供がいる家庭でも安心して飼うことができます。

サモエド

真っ白でフサフサの毛が特徴のサモエドは、ロシア出身ということだけあり、雪景色に紛れたり寒さを防ぐのに最適な毛並みをしています。可愛らしい見た目からは想像がつきませんが、サモエドはロシアでは荷物や人を乗せた重いソリをを引く、ソリ引き犬として活躍していました。

とても力持ちのサモエドですが、人間の言うことを良く聞き、温厚で優しい性格をしているため、ペットとしても飼いやすい犬種と言えます。ただ、日本で飼うためには「暑さ対策」が必要となります。もともとロシアの極寒の冬でも耐えられるほどの毛皮を身にまとっているので、日本の夏の暑さには到底対応できません。

そのため、散歩に行けるのは早朝や夜間などの涼しい時間帯であり、留守番中もクーラーを付けて部屋が暑くならないようにするなどの対策が必要となります。

ボクサー

ボクサー犬は、筋肉がとても発達しており、体が四角く見えるほど力強い体格をしています、警察犬や軍用犬としての働きはもちろんのこと、家庭での番犬としても最適な犬種です。ボクサー犬の系統は、強いドイツタイプと、美しいアメリカタイプに別れていますが、日本にいるボクサー犬の約8割がアメリカタイプだといわれています。

見た目は怖そうですが、飼い主には忠実で、甘えん坊な姿を見せてくれます。実はとても繊細な一面もあり、しつけをする際には叱りすぎたり、甘やかしすぎたりせず、褒めて育てる方法が最適だとされています。番犬に向いていますが、暑さにとても弱いので、気温に応じて屋外と室内を移動させてあげた方が良いでしょう。

秋田犬

秋田犬といえば、「忠犬ハチ公」の映画で良く知られていますが、ハチ公のイメージ通り飼い主にとても忠実です。日本に古くから生息している犬として、国の天然記念物にも指定されている「日本の犬6種」に含まれている中の一種です。

がっしりとした体格に、ピンと三角形に立った耳、くるんと巻かれた尻尾が特徴で、世界中で大人気の犬種です。性格は飼い主にとても忠実で人懐っこくフレンドリーな要素がありますが、家族を守ろうとする性質を持っているため番犬としても最適と言えます。

しかし、元々は闘犬として改良された経緯もあるため、子犬のうちから正しくしつけておかないと、飼い主の手に負えなくってしまう場合があります。飼い主がリーダーであるということを教え込むことが大切なので、飼い始めは飼育のプロに相談するのもおすすめです。

ジャーマン・シェパード・ドッグ

【画像】：ポペットフレンズのイルザちゃん

日本では「シェパード」の名称で呼ばれているジャーマン・シェパード・ドッグは、「シェパード＝羊飼い」という意味の通り、牧場の羊などを見張る牧羊犬として活躍していました。その名残か、忠誠心と服従心がとても強く、いわれたことはしっかりとこなせる性質があります。

ジャーマン・シェパード・ドッグは警察犬として麻薬探知のために使用されたり、犯人を捕まえる姿などをテレビで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。人間の命令をしっかりと理解し忠実に実行できる賢い犬種で、人間社会との繋がりも深い犬のため、家庭にも馴染みやすく一緒に生活しやすいという特徴もあります。

オールド・イングリッシュ・シープドッグ

オールド・イングリッシュ・シープドッグは、通称「オールド」や、頭文字をとって「OES」などと呼ばれており、イギリスでは牧羊犬として活躍している犬種です。

牧羊犬には「「羊を追いかけ回す役割を担う犬種」と、「放牧された羊や馬を護衛し、群れを誘導するという役割を担う犬種」の2種類あり、前者は「シェットランドシープドック」が担っており、後者を「オールド・イングリッシュ・シープドッグ」が担っていたといわれています。

がっしりとした大きな体格と、顔を覆うほどにフサフサと伸びた被毛が特徴ですが、被毛の長さで顔がほとんど見えないため、どんな表情をしているのかはあまり確認することはできません。

アメリカでは、子供の面倒を見ることができるため「ナニー・ドッグ」とも呼ばれていますが、牧羊犬として飼育されていた背景があるため、パートナーとして一緒に暮らすためには服従トレーニングが必須です。性格は人懐っこく適応能力が高いため、すぐに打ち解けられ飼いやすい犬種と言えるでしょう。

バーニーズ・マウンテン・ドッグ

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、牧畜犬・護衛犬としての役割やや荷車を引くなどの仕事を、アルプスの寒い環境の中で行ってきました。そのため、寒さにとても強く、暑さに弱い性質があります。

身体が大きくとてもがっしりとしており、毛並みが美しいのが特徴で、穏やかで優しい性格で人との触れ合いが大好きなので室内で飼育するのが良いとされています。注意すべきこととしては、バーニーズ・マウンテン・ドッグは成長が早く、その分老化も早いため寿命が短いことです。

股関節や胃が弱く、病気にかかりやすい傾向にあるので、負担がかからないように気をつけて飼育する必要があります。温厚で愛情深い性格の犬なので、良いパートナーになれる犬種と言えますが、大型犬なので最初のうちに正しいしつけをすることを意識することが大切と言えます。

アフガン・ハウンド

アフガン・ハウンドは、名前の通りアフガニスタン原産の犬種で、名前のハウンドは、犬の分類群の中の狩猟犬を指します。狩猟犬は、主に視覚の優れている「視覚ハウンド」との嗅覚の優れている「嗅覚ハウンド」の2種類に分類されますが、アフガン・ハウンドは視覚ハウンドに入るとされています。

特徴とされている長い足は、素早く走り獲物を捕まえるためだともいわれています。また、アフガン・ハウンドは様々な犬種の中でも最も古い個体ともいわれており、個体が成立したのは紀元前5000年前にも遡るという話があるほどです。

スタイリッシュで美しい容姿と、独創的でキレイで長い毛並みは、ドッグショーに出場して間もなく有名になり、世界中の富裕層を中心にアフガン・ハウンドは人気となり飼われ始めました。

アフガン・ハウンドを買う際に特に注意すべき点は、運動が不可欠であるということです。アフガン・ハウンドに必要な運動量は、1日に2時間程度の散歩とされています。これは、狩猟犬としての本能が備わっているためか、運動が不足するとストレスを抱えてしまうほどともいわれています。

この場合、神経質になったり攻撃的になってしまったりするケースもあるので、普段から意識して運動をさせることが大切だと言えます。このため、十分な運動環境が用意できない場合は、アフガン・ハウンドを家庭で飼うのはおすすめできません。

性格的には、ひょうきんで明るく穏やかなので、運動環境さえ整えてあげられれば、とても飼いやすい犬種であることは間違いありません。

アラスカン・マラミュート

オオカミのような見た目で、シベリアンハスキーにも容姿が似ているアラスカン・マラミュートは、アラスカ北西部でマラミュート族に飼育されていたといわれています。

極寒の北極圏で狩猟犬として活躍していたアラスカン・マラミュートは、寒さに強く筋肉質なとても強い体格をしています。かつては、ホッキョクグマやアザラシなどを仕留めて、それをソリで運ぶという過酷な仕事をしていました。そのため、長距離を移動する走力・持久力や重い獣を運ぶだけのパワーも兼ね備えています。

見た目に反して性格は献身的でとても人懐っこく、飼いやすい犬種であると言えます。ただし、見た目が似ていて間違えられやすいシベリアンハスキーが中型犬なのに対し、アラスカン・マラミュートは大型犬なので、十分な食事量と運動環境を確保することが前提となります。

サルーキ

狩猟犬として昔から飼われていたとされるサルーキは、様々な犬種の中で最も歴史が古く、誕生は紀元前8000〜10000年頃ともいわれています。

昔からサルーキの原産国である中東周辺では、犬は不浄とされていましたが、サルーキだけは犬独特の臭さもほとんどなく、性格も穏やかで優しいことから、家庭でも飼いやすい犬種とされてきました。サルーキは狩猟犬の視覚ハウンド型にあたり、長い足は時速70kmものスピードで走ることができるほど、並外れた瞬発力を持っているのが特徴です。

フラットコーテッド・レトリーバー

フラットコーテッド・レトリーバーは、1860年にイギリスのバーミンガムで開催されたドッグショーで登場し、人気が高まった1874年には正式に犬の種類として認められました。可愛らしいルックスと、狩猟犬としての賢さで注目を集め大人気となり、通称「フラッティ」と呼ばれています。

元々の狩猟犬としての要素があるため運動や遊ぶことが大好きで、明るく陽気で、とてもフレンドリーな性格のため、すぐに他の動物や人間に馴染む順応性を持ち合わせており、とても飼いやすい犬種と言えます。

大型犬の飼うときに必要な5つの覚悟

「憧れ」や「かわいい」などの理由だけでは大型犬を飼育することはできません。ここでは、大型犬と暮らすことの喜びや楽しみ以外に必要となる、いくつかの覚悟についてご紹介します。

広い飼育スペースが必要

大型犬を飼育する上で特に気をつけなくてはいけないことのひとつが、「犬の身体に見合う飼育スペースが確保できるか」ということです。小型犬の場合は行動範囲がそれほど広くはないため、マンションなどで飼っても問題ないかもしれませんが、大型犬の場合はそうはいきません。

大型犬は身体が大きいので、寝るためのスペースや歩き回るためのゆったりとした空間など、普段の生活スペースが十分に確保できることが前提となります。広い部屋以外にも庭やベランダなどの、ある程度の運動ができるだけのスペースが確保できることが望ましいため、マンションや小さな部屋では飼育は難しいでしょう。

運動量が多い

大型犬の場合は飼育スペースと同じように、身体の大きさや体力に応じた運動をする必要があります。最低でも1日1時間の散歩が必要とされており、犬種によっては最低2時間は散歩をしなくてはストレスを抱えてしまう場合もあります。

犬種によって運動量は変わってきますので、その犬にとって十分と言えるだけの散歩や運動が確保できるのか、事前に認識し準備する必要があります。

お金がかかる

大型犬は小型犬に比べて、あらゆる面においてお金がかかります。首輪やトイレシーツ、餌皿などの基本的なグッズも、小型犬と比べると大きさが大きく金額も高くなります。

身体の大きさが違う分、当然食事の量は増えます。虫歯予防などに用いられる歯磨きガムや、ジャーキーなどのおやつは、大きさで値段や量が異なりますし、与えるおもちゃなどの大きさが大きくなったり、消耗するスピードが速い分与える頻度も増えるため、小型犬より大型犬の方が高くなります。

また、受け入れ可能な病院やペットホテルが少なく、あっても費用が割高なことがほとんどです。。当然、トリミングサロンなどの価格設定も大型犬になればなるほど高額になる傾向にあるため、小型犬と比較すると、年間数万円〜数十万円単位で差が生じるともいわれています。

しつけ

大型犬を飼うとなると、しつけや制御力がとても重要になります。身体が大きい分、吠えたり噛み付いたりする力は大きくなるため、急に興奮した大型犬に引きづられて、飼い主が転倒するなどという話も良く耳にします。

犬にとってはじゃれているつもりであっても、大型犬の場合は力があるため、攻撃力も持ってしまいます。そうならないためにも、飼い主にはある程度の抑制させられる力と、徹底したしつけが必要となります。

老後のケアが大変

大型犬は、身体が大きい分胃腸や関節などへの負担が大きいことから、小型犬に比べて短命だといわれています。加齢とともに足腰が弱り、寝たきりになってしった場合、床ずれを起こさないように身体を動かしてあげたり、病院に連れて行く際には身体を抱きかかえて移動させる必要が出てきます。

大型犬は身体が大きく、体重も重いため、介護をするときの飼い主の負担がとても大きくなります。飼い主自身の年齢や体力維持も必要となるため、将来のことも考えた上で飼えるかどうかを検討する必要があります。

大型犬の魅力を理解して、大切な家族の一員としてしっかりお世話してあげましょう！

今回は、様々な種類の大型犬をご紹介してきましたが、知らない犬種も意外と多かったのではないでしょうか。

大型犬は小型犬と違い、運動量が多く、餌などにかかる費用も多く必要になります。しつけや飼い方を間違ってしまうと、人に危害を加えるなどして、飼い主の手に負えなくなってしまう恐れもあるため、きちんとした方法で飼育することがとても大切です。

しかし、愛情深く、忠誠心が強い犬種も多く、頼りがいのある頼もしいパートナーとなってくれる犬が多いのも大型犬の特徴です。

犬は人間にとって、ペットであり、人生を共にするパートナーでもあります。まずは、相性の良い犬種を見つけることが、長い年月を共に過ごす良きパートナーを探す上でのポイントです。。大型犬の特徴や正しい飼育方法を理解し、大切な家族の一員として最良のパートナーとなれるよう、愛情を持って接しつづけてあげましょう。！

Poppet フレンズ

ジュディ　[kana.99_s2] イルザ　[kana.99_s2] アレン　[kana.99_s2]