犬のリードは散歩に欠かせないものですよね。さまざまな素材、長さがあり種類も多く、どれを購入したらいいのか迷ってしまいますよね。ここでは、リードの種類や素材別の特徴、長さの選び方、おすすめのリードを10種類紹介します。
犬のリードの役割と種類
リードの役割
リード(引き綱)は犬を危険から守るためにつなぎ止める役割としつけのためのリードコントロールという役割があります。犬の行動範囲を制限するため、犬の安全や周囲への配慮につながります。
リードコントロールとは、リードを通して飼い主の意思を伝えることで、そのためには愛犬に合った長さや素材を選ぶことが大切になってきます。
リードの種類は主に4つ
リードには主に4種類あり、それぞれ機能や特徴が違うので自分の愛犬にはどれが合うのか考えてみてください。
スタンダードリード
よく知られている一般的なリードで、持ち手の部分が円形になっており、反対側は首輪やハーネスとつなげるために金具が付いています。
普段の散歩に最も多く使用されているのはこのタイプで、長さは120~150cmぐらいが一般的です。種類も多く、たくさんの中から選ぶことができます。
伸縮性リード(フレキシブルリード)
リードを伸ばしたり、巻いたりできる伸縮性のあるリードのことで、手元のスイッチで簡単に操作できます。
一般的には5~10mの長さのリードですが、長いものになると20mのものもあります。公園など危険の少ない広い場所での使用は向いていますが、道路など危険な場所ではおすすめできません。
犬をリードの届く範囲で自由に歩かせることができますが、急な場面にはコントロールが難しくなりトラブルにつながってしまうというデメリットもあります。
トレーニング用のリード
10~25mほどのロングリードとも言われるトレーニングリードで、飼い主と距離を取ることができるので、「おいで」や「待て」の練習にも使うことができます。
ただ、伸縮性リード同様、急な場面でのコントロールは難しくなるため密集した場所での使用には不向きです。
マルチファンクションリード
多くの機能を持ち合わせたマルチファンクションリードは、タスキのように肩からかけられることも特徴的です。なかには、「スタンダードリード」と「伸縮性リード」と「トレーニングリード」の3つの機能を持ち合わせたものもあります。
リードによってさまざまな機能があり、素材やデザインも豊富にあるので、自由に選ぶことができるのも嬉しいですね。
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リードの長さは主に3種類ありますが、使いやすさはもちろんのこと愛犬をどの範囲で自由にさせたいかということも考えて選ぶようにしましょう。
ショートリード
1m未満のショートタイプのリードは、引っ張り癖や自由に動き回り過ぎてしまう犬におすすめです。
リードが短いので、犬の動きをしっかりコントロールすることができます。急に飛び出したり、走ったりする犬に長いリードを使うと、飼い主さんが止めることができずに事故につながる可能性もあり危険です。
そのため、散歩中にひやっとした経験がある方や急に走ったり飛び出したりする犬には、ショートリードがいいでしょう。
スタンダードリード
一番主流なのはスタンダードリードで、1m台のものを指します。スタンダードなものなので、多くの犬に適応できると思いがちですが、実はそうではありません。
散歩中も飼い主さんから離れないように、しっかりしつけが出来ていることが大切です。急な飛び出しや引っ張り癖がなく、飼い主さんの言うことを守れる愛犬におすすめです。
ミドルリード・ロングリード
ミドルタイプのものは2~3m、ロングタイプは5m以上と言われています。2m以上のものとなると、コントロールがとても難しくなるので、道路での使用は危険です。
広場やドッグランなど、リスクの少ないひと気のない場所で遊ぶ際に使用するようにしましょう。
使用する環境さえ選べれば、犬にとっては、リードがない状態と同じなので思いっきり遊びますよ。
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リードの素材は、主に5種類に分けられます。それぞれ特徴や使いやすさなどの性質があるので、愛犬の性格に合うものを選んであげましょう。
革
しっとりした手触りと見た目の高級感が特徴です。革には適度な伸縮性があり、リードコントロールを行う際も犬にとって負担を軽減して行うことができます。
滑りにくく、使用すればするほど馴染んできます。しかし、他の素材に比べて価格が高く、水に弱いというデメリットがあります。
雨の日に使用すると、生地が傷んだりカビが生えることもありますし、自然素材なので経年劣化も早いのも難点です。
高級感があって人気の革ですが、こまめに掃除や点検などのお手入れが必要です。
布
比較的リーズナブルで、カラーバリエーションもデザインも豊富にそろっているのが布製のリードです。
散歩などで汚れても洗濯することができるので、常に清潔感を保つことができます。
また、飼い主さんが手に持つ輪っかのホールド感も良いので、リードコントロールしやすいのが特徴です。裁縫が得意な人なら、手作りすることもできますよ。
ナイロン
ナイロン製のリードは耐久性が高く、劣化しにくいという特徴があります。他の素材よりも軽く、飼い主さんにとっても負担が少ない素材です。
価格がリーズナブルなのも嬉しいですよね。しかし冬場には静電気が発生しやすくなるので注意が必要です。また、急に引っ張られると手を怪我してしまう恐れがあったり、犬が噛むとすぐに傷がつくことも難点です。
金属
金属製の一番の特徴は「丈夫」ということです。おもちゃ変わりについかじってしまうという犬に対しても安心して使用できます。ただ、金属製のリードは重さがあるため、飼い主さんにとっては負担に感じやすいことが難点です。
また、金属アレルギーの犬には使用できませんし、錆びることもあるので、しっかりお手入れすることが大切です。
ラバー
耐久性の高いラバー素材のリードは、滑りにくく、手に馴染みやすいsurfaceというメリットがあります。
しかし、引っ張り癖がついてしまう恐れもるので、しっかりしつけを行うことが重要です。
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【Focuspet】革リード
牛革を使用したリードで、とても丈夫で使い心地も良い商品です。Dリングには銅を採用し、丈夫で長く使用することができます。また1年品質保証付きなのも嬉しいですね。長く使用しても、色あせず皮もむけず、高品質を維持できます。
- リードサイズ:長さ170cm、幅1.27cm
- カラー:ブラウン
- 素材:牛革、銅
【SIAYI】犬 リード
超耐久性のリードです。登山用のロープを7本を1組になるよう編んでいるため、丈夫で犬が噛んでも破れる心配もありません。外革には反射光線を編み込んでいるので、夜道の散歩も安心して行うことができます。中型犬、大型犬に向いています。
- リードサイズ:長さ120cm、幅1.5cm
- 素材:ナイロン
【Happy&Polly】リード 反射材 自在伸縮式
最長5mまで伸縮するリードです。金具の部分には耐久性に優れて長持ちするナスカンを採用し、ハンドルは滑りにくく持ちやすくなっています。リードには夜間の事故防止に役立つ反射材もついているので、夜の散歩も安心してできます。
- リードサイズ:長さ5m
- 素材:プラスチック
【RALLOC】伸縮リード用ストラップ フリーハンドストラップ
伸縮リードのハンドルを握る際に、手首のストラップを加えることでより快適にしてくれるフリーハンドストラップです。ほぼ全ての伸縮リードにつけることができるもので、手持ちの伸縮リードにも付けることが可能です。ハンドルだけだと、ずっと手に持っておく必要がありますが、このフリーハンドストラップを使用することで両手が使えるようになります。
- リードサイズ:長さ19cm
- カラー:赤、青、黒、グレー、紫、バイオレット、スカイブルー、オリーブ、茶、オレンジ、ライトピンク、ライトグリーン、ライトイエロー
- 素材:ナイロン
【FinNero】スノークッションリード
フィンランドブランド「FinNero」のクッションリードです。速乾性があり、肌触りも良く、犬に優しくフィットするので負担になりにくくなっています。持ち手部分にもクッション性があり、衝撃吸収効果が期待できるため、手の負担も軽減させることができます。
- リードサイズ:長さ120cm、幅1.5cm/長さ120cm、幅2.0cm
- カラー:イエロー、オレンジ、ターコライズ、ライム、ラズベリー、レッド
【フレキシ】ヴァリオ コード
こちらのリードは、8mと長めの作りになっているのでたくさん走り回りたい愛犬におすすめの商品です。広い公園でもリードを繋げながら、でも愛犬はのびのびと動き回ることができるでしょう。ただし、長めのため曲がり角などは使用法に注意しましょう。
- リードサイズ:長さ8m
- カラー:グレー
- 素材:特殊プラスティック、特殊ナイロン、ナスカン部 鉄
【ペティオ】リールリード スマートコントロール
こちらのリードは持ち手が良いと評判です。また、ストラップ付のため散歩中の用足し後も楽に後片付けができるようです。ただし、紹介しているの商品は大型犬用ですので、愛犬のサイズに合ったものを選んでくださいね。
- リードサイズ: 幅20.5、奥行6.0、23.0cm
- カラー:ブラック
- 素材:ナイロン
【Raffaelo】ペット用伸縮リード 自動巻き取り式
こちらは、長いリードを巻き戻す試験を30,000回以上繰り返し行い、耐久性に優れている商品です。リードが長いからと愛犬も嬉しく走り回ることができますが、不意な飛び出しにも対応してくれる安心安全のリードです。
ただし、体重が15kgまでとなっておりますので、愛犬の体重と合っているか把握しておくことが大切です。
- リードサイズ:長さ5m
- カラー:オレンジ
- 素材:ポリエステル
【ドギーマン】ドギーウォーカー
ボタンひとつで自由に伸縮可能なこちらのリードは、超小型犬(SS)~大型犬(L)で選ぶことができます。超小型犬(SS)用のみ4.5mですが、あとはどれも5mです。リピーターが多い商品で、良い口コミが目立ちます。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
- リードサイズ:長さ5m
- カラー:ブルー
- 素材:ナイロン
【ルビウスタン】伸縮リード
こちらは、3mと4mのどちらかで選ぶことができます。小型犬~中型犬まで使用可能です。ハンドルはしっかりと滑り止め加工がされているため、愛犬の突然の飛び出しにも対応可能ですよ。
- リードサイズ:長さ3m
- カラー:ピンク、ブルー
犬にリードを使用する時の注意点
首輪やハーネスをしたあとに、リードをつけようとした際になかなかつけさせてくれない、嫌がるということがありませんか。そんな時は無理につけようとせず、まずは慣れさせることから始めてみましょう。
犬がリードを噛む
犬がリードを噛む場合には、以下のようなことが考えられます。
- 興奮している
- ストレスを感じている
- リードで遊んでいる
- 慣れずに戸惑っている
リードを付けさせてはくれるので、散歩中もリードを意識しないように気を付けて、垂れないよう短く持つようにしましょう。この時は、ショートリードがおすすめですね。
犬がリードを嫌がる
犬がリードを嫌がるのは、リードに嫌な思い出があることがあります。その場合は無理に付けず、リードを舐めさせたり臭いを嗅がせたりとリードで遊ばせてみましょう。
そうすることで、「リード=怖くない」と思わせることが大切です。無理に付けると、リードが嫌いになるだけでなく、嫌なことを無理やりさせる飼い主さんも嫌いになってしまう恐れがあります。
まずは慣れさせて、嫌がらなくなったら短時間からリードを付けてみてください。
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リードは犬の命を守るものであり、周囲の人々にとってへの配慮に欠かせないものです。長さや素材、タイプなどさまざまなものが販売されていますが、愛犬それぞれにぴったり合うものを選んであげてください。
リードをつけての散歩は、飼い主と犬とのコミュニケーションのひとつです。リードコントロールをすることで、飼い主の意思が直接犬に伝わり信頼関係を築く第一歩となります。
また、さまざまなデザインやカラーバリエーションが豊富なので、好みのものを選ぶのもいいですし、何種類か揃えてその日の気分によって替えるのも楽しいですね。
ライフスタイルにあったデザインのリードとともに、安全で快適なお散歩を楽しんでくださいね。
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