犬の爪切りおすすめ10選!コツをつかんだやり方でスムーズに行おう

犬の爪切りに苦労していませんか?怖がって嫌がり逃げてしまったりと、お互いにストレスをかけてしまいますよね。ここでは、犬の爪切りをするべき理由や犬の爪切り方法について徹底解説します。

犬の爪切りが必要なわけ

よく散歩をしたり動き回る犬は自然と爪が地面と擦れて削れますが、室内で飼っていたり小型犬だったりすると、爪が削れずに伸び続けてしまいます。

また、よく外で遊んでいても均等に爪が削れているとは限らないので、定期的にチェックしてあげることが必要です。

犬の爪を切らないで放置しておくとどうなってしまうのでしょうか。ここでは、その危険性について確認していきたいと思います。

犬の爪切りをしないとどうなるの?

犬は普段肉球で身体を支えています。しかし、爪が伸びすぎると爪が地面に当たってしまい、肉球で身体を支えられなくなってしまいます。その結果、足が滑って転びやすくなってしまいます。

また、犬は関節が弱いので、爪が伸びすぎて歩きづらくなることで股関節や膝関節、腰などに負担がかかりヘルニアなどの病気にかかってしまうこともあります。

伸びた爪がどこかにひっかかって折れたり、徐々に丸まって肉球に突き刺さるなどして出血してしまう恐れも出てくるなど、トラブルの原因ともなります。

さらに、犬は爪を切らずに放っておくと中の神経や血管も一緒に伸びてしまい、爪を切る時に痛みを伴うようになってしまうため注意が必要です。

犬が爪切りがを嫌がるわけ

犬が爪切りを嫌がる理由として考えられるのは、爪切りに対するトラウマがある場合が多いです。過去の爪切りで失敗されたり、少々強引に爪切りをされるなどした経験がトラウマになり、その行為自体を嫌がるようになってしまうようです。

犬に爪切りに対する恐怖心を抱かせないよう、幼少期の爪切りには細心の注意を払う必要があります。

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愛犬の爪切りを自宅でしてみよう

愛犬に痛い思いや辛い思いをさせない為にも、定期的に爪切りをすることが大切です。自宅でできる正しい爪切りのやり方についてまとめました。

爪切りの準備

必要な物は爪切り・爪やすり・止血剤の3つです。爪切りは人間の物では対応できないので、犬用の物を買いましょう。犬用の爪切りには主にニッパータイプのものとギロチンタイプのものがあります。

ニッパーは犬の爪を挟んでカットするものです。切れ味がいいので固い爪や太い爪、巻いてしまった爪などに使うのがおすすめです。

ギロチンタイプのものは円形の輪の中に爪をセットしてスライドすることで爪を切ることができます。比較的力が入れやすく、初心者にも扱いやすいとされています。

爪切りの後は爪をやすりでなめらかにすることも必要になってくるので、爪やすりも用意しておくといいでしょう。万が一血管を切ってしまったときのために止血剤を合わせて用意しておくと安心です。

爪切りの目安

犬が歩いている時に、爪がカチャカチャなっていたり歩きにくそうにしていたら、かなりのびてしまっている状態なのでなるべく早く爪を切る必要があります。そうなる前の爪を切る目安としては、四肢で立った時に爪が地面に接着していたら爪を切るようにしましょう。

また、はじめは獣医さんにやってもらうなどして、どこら辺まで切っていいのかを写真にとっておくと、その後自分でやる際の目安になります。

爪切りのやり方

白い爪

白い爪の場合は、ピンク色の血管が見えると思います。神経が通っていて痛みを感じる部分なので、そこは切らないように注意しましょう。

まずは用意した爪切りを使って、その血管の手前までまっすぐに切ります。次に爪の角を切り落とし、断面がなるべく丸くなるようにします。

最後に切った断面がより滑らかになるように用意した爪やすりで磨きましょう。

黒い爪

黒い爪の場合、神経がどこまで通っているのか分かりにくいので、少しずつ切っていきましょう。最初に爪先を切るのではなく、爪の角を落とすように左右を少しずつ斜めに切るのがポイントです。

爪がしっとりしてきたら血管が近い証拠なので、それ以上は爪を切らないようにしましょう。あとは白い爪の時と同じように、爪やすりで断面を磨いて終了です。

上手な爪切りのコツ

犬が安心した姿勢をとる

爪を切る際は、犬が一番安心できる体制で行うようにしましょう。爪を切るのが苦手な場合、顔にタオルをかけるとおとなしくなることもあるようです。

暴れるからと無理やり押さえつけるのは、さらに爪切りを嫌いになってしまう恐れがあるのでやめましょう。

角を取りながら少しずつカット

血管が分かりにくかったり慣れていない場合には、少しずつ爪を切るようにしましょう。特に爪が伸びている場合は、一気に切ると血管も切ってしまう恐れがあるため注意が必要です。

また幼少期に爪切りに失敗して犬にトラウマを残してしまうと、その後爪切りを嫌がる原因となってしまいます。そんなリスクを避けるためにも、幼少期の爪切りは慎重に行うようにしましょう。

ケアをする順番

爪切りを含めた犬のケア全体を行う場合には、耳掃除、爪切り、ブラッシング、肛門腺絞り、シャンプーの順番で行いましょう。

目や口などに近い耳掃除から行うことで、細菌が顔につくのを防ぎます。爪切りは切った後の粉が身体に残ることがあるのでシャンプーの前に行いましょう。

爪切りが嫌いな犬の対処方法

犬が爪切りをどうしても嫌がるからといって、爪を切らないわけにはいかないですよね。犬がおとなしく爪切りをしてくれるような対策をいくつかご紹介します。

二人がかりで行う

二人がかりでやるのがおすすめです。一人が犬の首をおさえて軽くあやし、もう一人が爪切りをするという方法です。

犬の気が逸れているうちに、手早く終わらせてしまいましょう。おとなしくできたらご褒美におやつをあげるなどするのもおすすめです。

一度に全部をやろうしない数日に分けて少しずつ行うことで、犬の爪切りに対するハードルが下がります。

爪を切っているところを犬に見せないようにするなどの工夫をすることで、暴れなくなることもあるようです。

切り過ぎないポイント

「暴れていないうちに早く切らなきゃ」と焦ると切りすぎてしまうことがあります。慌てずに、少しずつ正確に切りましょう。

飼い主が緊張していたり、不安がっていたりすると、犬にもその感情が伝染してしまいます。落ち着いてやることを心掛けましょう。

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犬の爪切りで注意すること

血管を切らないこと

先に述べたように、犬には白い爪と黒い爪があります。黒い爪は血管が見えないので、特に注意が必要です。

断面が白っぽくなってきたり、湿ってくるなどの兆候が現れたら血管が近い証拠なので、それ以上切るのはやめておきましょう。

また日光などの光が当たる場所で爪を透かすとうっすらと血管が見えるので、そのような工夫をするなどして血管を切ってしまわないよう気を付けましょう。

万が一の場合の止血方法

万が一血管を切ってしまい出血してしまった場合は、出血した場所に清潔なコットンを当て1、2分ほど押さえて止血しましょう。

止血剤を使うと、より早く止血することができます。出血してしまったからと慌てず、冷静に対処しましょう。

  • 【文永堂薬品】クイックストップ 14g(動物用医薬品)

どうしてもうまく切れず、出血するときもあるでしょう。そのようなときに役立つのが、こちらの止血剤です。愛犬の爪から出血した場合、こちらの薬品を使用することですぐに止血することができます。

使用の際は、必ず用法・用量を守るようにしてください。

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保定をきちんとすること

爪を切っている途中で犬が動き出してしまったら非常に危険なので、動き出さないようにしっかり保定することが大切です。

犬の身体を自分にピッタリくっつけて、腕やひじなどの関節が自由に動かないようにしましょう。普段から保定の体制に慣らしておくと、爪切りをするときも楽に体制を作ることができます。

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犬の爪切りおすすめ10選!

下記では、犬用爪切りのおすすめを10選ほど紹介します。様々なタイプのものが存在しますので、愛犬にはもちろん愛犬の爪を切る方にも合う商品を見つけてくださいね。

【廣田工具製作所】爪とぎ ネイルトリマー ZAN ギロチンタイプ

国内製造のこちらは、とても人気のある商品です。パチパチと切れ味がとても良く、爪切りを嫌がる愛犬にも大きなストレスを与えることは少ないでしょう。

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【廣田工具製作所】爪とぎ ペット用つめ切り ピコックタイプ

こちらは先ほどの製作所と同じところで作られています。こちらも切れ味がとても良いととても評判のある商品です。ピコックタイプになるので、合うものを選んでぜひ使ってみてくださいね。

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【WeinaBingo】ペット用つめ切り ネイルトリマー ZAN ギロチンタイプ

誤って手から滑り落ちることのないように、配慮されて設計されています。そのため、出血を伴うことなく慎重に切ることのできる安全な爪切りと言えるでしょう。

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【Pecute】二段階スピード ペット用電動爪切り

こちらは電動爪切りです。USBでの充電式であるため、電池を使う必要はありません。音も比較的静かなので、そこまで愛犬にストレスを与えることはなさそうです。

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【Dellepico】ペット 爪切り ギロチンタイプ ヤスリ付き

手のひらサイズのこちらの爪切りは、力には自信のない方でもスッと切ることができます。長期旅行の際などにも持ち運べる、手軽なサイズのため便利に使用することができるでしょう。

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【Datoru】ペット用爪切り

こちらの商品は、愛犬がケガをすることなく安全に使用できると、多くの口コミがあります。滑らないことはもちろん、握りやすいグリップも評判です。愛犬用に首輪も付いてきますよ。

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【Kadea】ペット用ネイルトラ、照明ライト、眼鏡を拡大する

犬の爪切りをするとき、被毛も一緒についてきてとても見ずらいときがありますよね。そのような悩みを解決すべく、こちらの商品にはLEDライトと拡大鏡が付いています。

どこまで切れば、愛犬を傷つけることなく爪を切れるのか把握することが可能です。

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【wonyer】電動爪トリマー

こちらの電動爪切りは、1年間の保証付きです。3つの爪切り面に分かれており、ペットの大きさによって使用箇所を変えることができます。また、チンチラやうさぎなどの小型ペットにも使用可能ですよ。

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【WOLFWILL】電動爪切り 電動爪ヤスリ

電動爪切りは、少し時間のかかるイメージですが、こちらの電動爪切りは短時間で終わらせることができます。

爪切りを使った後は、濡れタオルで拭いて清潔に保つことが可能です。また、使用法には十分注意して、ケガのないようにしてくださいね。

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【ドギーマン】ハニースマイル グルーマー爪切り

リズムよくパチパチと切れるため、そこまで時間を要すこともストレスをかけることも少ないでしょう。ただ、とても切れ味がとても良いので、使用の際には十分に気をつけてくださいね。

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犬の爪切りが自宅でできない場合は、無理せずサロンや病院を利用しよう

犬の爪切りは、はじめは始めは大変ですが、慣れてしまえば簡単です。しかし、犬は爪が伸びると神経や血管も伸びてしまうため、あまりにも伸びすぎてしまった場合は動物病院に行って相談することをおすすめします。

また、暴れてしまうなどして一人では難しい際にも、無理せずサロンや病院を利用するという選択肢もあります。かわいい愛犬の健康の為にも、その子にあった方法でしっかりと爪切りを行いましょう。

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