犬用ハーネスが抜けにくいと注目を集めています。犬用ハーネスはたくさんの種類があるため、慎重に選ぶことが大切です。犬用ハーネスを使用するメリットやデメリット、おすすめのおしゃれで可愛いハーネスを10選紹介します。
目次
犬用ハーネスのメリットとデメリット
【画像】:ポペットフレンズのモカちゃん
犬用ハーネスとは
ハーネスは犬の胴に装着するアイテムです。
首輪だとリードを引っ張った時に、力が一ヶ所に集中するため首に負担がかかりますが、ハーネスの場合は引っ張っても力が胴全体に分散されるため、首や気管支への負担が軽減されます。
ハーネスはさまざまな素材を使用したものがあり、デザインやカラーも豊富に選ぶことができます。
犬用ハーネスのメリット
負担がかからない
ハーネスは犬の胸や胴を固定するものなので、急に引っ張った場合でも胴への負担はあまりかかりません。
引っ張り癖のある犬なら、ハーネスをすることで首への負担を少なくすることができます。
身体から抜けにくい
ハーネスが胴全体を固定するために、抜けにくい構造になっています。
しかし、犬の大きさに比べて大きすぎるハーネスを使用すると抜けることもあるので、犬のサイズに合ったハーネスを購入することが大切です。
ただし、ダックスやコーギーといった短足犬種は足が抜けてしまうことがあるので、注意してくださいね。
犬用ハーネスのデメリット
犬に引っ張られやすい
首に負担の少ないハーネスは、逆をかえせば、どんどん引っ張ってしまう可能性があるということです。
また、飼い主さんの指示がなかなか伝わらない場合には、力の強い犬だとどんどん引っ張られてしまうこともあります。
しつけには向かない
急に引っ張りだしたり、飛びついたりする犬には、「いけない」ということをリードを引っ張って教えてあげる必要があります。
これは、急に飛び出す→リードに引っ張られて痛い→もうやめよう、ということで段々としつけをするものなのです。
リードに比べハーネスの場合は首への負担が軽いのが利点ですが、しつけをするには不向きな面があります。
ハーネスに頼り過ぎず、急に引っ張らない、飛び出さない、飼い主の命令を聞くなど、きちんとしつけておくことが大切です。
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犬用ハーネスの種類
犬用ハーネスには、大きく分けて2つのタイプがあります。犬の性格やしつけの課題、特徴などに合わせて選ぶようにしましょう。
首にかけるタイプ
首にかけるタイプのハーネスは、着脱がしやすく、引っ張り癖のある犬のしつけにも効果があります。首にかけるタイプのものは、8の字型とも呼ばれ、特に力が強い犬や引っ張り癖のある犬に向いています。
着脱も簡単にできるので、じっとしていない犬に対してサッと着用でき、着用後は簡単に抜けないのもメリットですね。飼い主の指示が伝わりやすいので、コントロールしやすく、散歩の負担も少なくなります。
両肩を通すタイプ
両肩を通すタイプのハーネスは、首に負担がかからないような形状になっているので、気管支が弱い犬や老犬など歩行補助が必要な犬におすすめです。
飼い主がハーネスを掴んで歩行をサポートすることができます。ただし、引っ張り癖がある犬の場合には不向きなので、使用は避けた方がいいでしょう。
犬用ハーネスの選び方
サイズで選ぼう
犬用ハーネスを購入する際には、犬の体型に合うサイズのものを選ぶようにしましょう。目安は「指が1本ギリギリ入る」ものです。
同じ犬種の犬であれ、体型は個々で違います。購入する際には、試着をしてサイズが合うかどうか確認してあげてください。
機能面で選ぼう
犬用ハーネスには、さまざまな機能がついているものもあります。
引っ張り対策用の機能には、リード用バックルが胸骨部分についている、マズルに装着するというものがあります。飼い主さんが引っ張られるほど、力の強い犬に対しても、無理なくコントロールすることができます。
また、老犬には胸の部分にパットが入ったものや、夜の散歩用に反射板付きのハーネスもあり、安全に散歩することが可能です。
可愛いデザインで選ぼう
犬用ハーネスには、さまざまなデザインのものが販売されているので、愛犬には可愛いデザインのハーネスをつけてあげたくなりますよね。
もちろん、デザインで選ぶのも良いですが、その際には「機能性」「耐久性」の2つを重視しましょう。デザインに気を取られ、他の機能面が疎かになってしまうと、せっかくのハーネスも役に立たなくなってしまいます。
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首にかけるタイプのハーネス
【ComfortFlex】スポーツハーネス
犬への身体の負担を和らげるために開発されたハーネスです。身体に触れる部分が、パット入りのナイロンクッションとなっているので、負担なく使用することができます。
夜も安全に散歩ができるように、テープ部分には反射テープがあり、背中はハンドル代わりにも使用することができます。
ただし、引っ張り癖が強い犬には向いていませんので、その場合は使用を控えてください。このハーネスは洗濯機でも洗うことができるので、お手入れも簡単なのも嬉しいですね。
【ラロック】ハッピーヒールハーネス
引っ張り癖を抑えるハーネスです。ハーネスについている紐を引っ張ることによって、犬の胴体を優しく振り向かすことができるように設計されており、飼い主さんとコミュニケーションを取りながら、楽しくトレーニングすることができます。
犬への首や腰の負担はありませんし、コントロールしやすいので、引っ張り癖で困っている犬におすすめです。また、付属のDVDも付いてくるので、つけ方やトレーニング法を動画で確認することができます。
【PetSafe】イージー・ウォーク・ハーネス
イージー・ウォーク・ハーネスは、犬の引っ張り癖や飛び付き癖を抑えることを目的として作られたものです。胸の前側にリードをつなぐ構造となっているので、リードを引っ張ることで胸部のストラップが閉まります。
そうすることで、引っ張り癖や飛び付き癖を無理なく抑えることが可能です。犬にとっても胸部にストラップがあることで息苦しくなったり、吐き戻しをする心配もありません。
【RantBell】ハーネス せき込み軽減
柔らかい素材を使用し、クッション性が高いハーネスです。特にせき込みをしてしまう犬におすすめで、頭から被せてお腹部分に固定するだけで装着できるのでとても便利です。
犬への負担も少なくしてくれますし、背中には持ち手があるのでしっかり誘導することもできます。
お手入れをする際には、優しく手洗いをして、抜け毛は粘着テープで取り除くことで綺麗な状態を保つことができます。ちなみに、小型犬には不向きなので、中型犬、大型犬用として使用してください。
両肩に通すタイプのハーネス
【QZSKY】ハーネス&リードセット
優しく留めるだけで、簡単に装着することのできるハーネスです。パット付きベストは、犬への締め付けもなく、快適なつけ心地で、首や気管への負担もなりにくいように設計されています。
ポリエステル素材で通気性がよく、24時間つけていても問題ありません。とても軽く、超小型犬にもおすすめです。
【RADICA】RADYハーネス
おしゃれなデザインが特徴のハーネスです。両肩を通すと、胴周りをすっぽり包んでくれる設計となっているので、引っ張っても食い込まないので犬への負担もなく安心できます。
首輪が苦手な犬に対しても、これなら嫌がらずにつけることができます。また、可愛いワッペン型の反射板も付いているため、夜の散歩も安心です。
【スーザンランシー】ハーネス
スーザンランシー・デザインは、アメリカで誕生したブランドで日本には未入荷です。可愛らしいデザインで、スワロフスキーを散りばめたものも多く、おしゃれさにこだわりたい飼い主におすすめのハーネスです。
可愛いのに丈夫で耐久性があり、犬への負担もかからないように設計されています。汚れたら洗濯もできるので、いつでも清潔な状態で保つことが可能です。
【ユリウス・ケーナイン(Julius-K9)】パワーハーネス
Julius-K9は欧州ブランドのひとつで、生地が頑丈なのに柔らかく犬への負担も少ないです。
胸のベルトは微調整が可能で、犬のサイズによって変更することができますし、ベルトや淵に反射素材を使用しているので、夜間の散歩でも遠くから確認することができます。
カラーやサイズも豊富で、好みのものを選ぶことができます。
介護用におすすめのハーネス
【Pawaboo】犬用介護ハーネス
中型犬、大型犬用の介護ハーネスです。足腰が弱ってきたり、体力が低下した老犬への介護用や階段や玄関などの昇降補助、歩行補助に使うことができます。また、怪我や関節炎のリハビリ用にも使用可能です。
ハーネスは折りたたみできるので、コンパクトに収納でき、持ち運びもとても便利です。マジックテープで装着することができるので、簡単に身体にフィットさせることができます。
【Petio】歩行補助ハーネス
犬のシニア期、介護期におすすめのハーネスで、足腰の筋力の低下や視力が低下したときの歩行補助に使用できます。ハーネスが前足用と後足用があり、犬の状態に合わせて購入してください。
ハーネスには軽量素材を使用しているので、飼い主にとっても犬にとっても負担がかかりにくい設計となっています。後足用は、装着したままでも排泄が可能なのも便利ですよね。
通気性のメッシュ素材を使用しており、抗菌・アンモニア消臭の効果もあります。
犬がハーネスを嫌がる場合
見て安心させる
犬への負担を軽減してくれるハーネスですが、全ての犬がすんなり装着させてくれるわけではありません。もちろん、ハーネスを嫌がったり怖がったりする場合もあります。
そんな時は、無理につけようとせずに、まずはハーネスに慣れることが大切です。犬にハーネスを見せて触らせて臭いをかがせるなど、少しずつ慣れていきましょう。つけたらおやつをあげるなどのご褒美をあげることで、苦手意識や警戒心を取り除くことができます。
また、素材やサイズが合っていない場合にも不快感を示して嫌がることがあるので、きちんとフィットしているかどうかも確認してあげてください。
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便利なハーネスですが、付け方を間違えてしまうとケガや事故の原因となることがあります。足が抜けたままのハーネスは犬の身体にも大きな負担となってしまいますし、ベルトがねじれたままだと、こすれて毛が切れ、皮膚が傷ついてしまうこともあります。
そのため、購入した際に、必ず装着方法を学ぶようにしましょう。ペットショップの店員さんやドッグトレーナーの方に指導を受けて、正しい装着方法、使用方法を理解することが大切です。「ハーネスは安全だ」と過信せず、常に見守っていてあげることが大切です。
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犬用のハーネスは、種類やデザインも豊富でおしゃれにもおすすめのものです。愛犬の大きさや状況に合わせて、それぞれに合ったものを選ぶようにしてください。
引っ張り癖がある犬には、引っ張り対策に対応したハーネスを使用したり、気管支が弱い犬や老犬には、胸を圧迫せず身体への負担が少ないハーネスを使用するのがいいでしょう。
ハーネスにはメリット・デメリットがありますが、それを理解したうえで、注意して使用しましょう。ハーネスは、愛犬の健康と安全を守ってくれるものです。
毎日の散歩が犬にとっても飼い主にとっても楽しいものになるよう、ぜひ愛犬にあったハーネスを選んでくださいね。
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