柴犬カットとは、SNSでポメラニアンが柴犬カットをしたことで話題となり人気が急上昇したカット法です。今回は柴犬カットの値段や特徴、また失敗しないための注意点などを紹介します。
目次
柴犬カットって何？
柴犬カットとは
毛の長い犬種などを、柴犬のようにカットする方法です。首周りや全身の毛を短めにスッキリとカットします。
柴犬カットというと、インスタで柴犬カットの火種をつけたポメラニアンが人気ですが、ポメラニアンを「シバラニアン」、「ポメ柴」とも言います。
ポメラニアンの他にも、チワワ、トイプードルで柴犬カット（サマーカット）をする人が増えてきました。
柴犬カットの相場
犬種や犬の大きさにもよりますが、柴犬カットの相場は、5,000円前後と考えてもいいでしょう。高くても7,000円程度になります。
柴犬カットの特徴
柴犬カットは、耳や顔が丸くみえるという特徴があります。愛犬の可愛さが強調されるカットであり、尻尾の部分はドーナツのようにふんわり仕上がります。
ちなみに毛の長さは、6mmが最適だと言われています。柴犬カットができそうか、愛犬の毛の長さを図ってみるのもいいでしょう。
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失敗しないで！柴犬カットの注意点
バリカンは使わない
バリカンでのカットは、毛が伸びなくなったり、毛質が変わる可能性があります。カットをお願いする時には、ハサミで仕上げてもらうようにお願いしましょう。
特にポメラニアンの場合には、被毛のメカニズム、被毛のあり方を十分に考慮しなければいけません。その理由を詳しく説明します。
- 上毛と下毛の二重構造となっている
- 一定の長さまでしか伸びない
- 毛質にツヤがなくなる
バリカンで刈ることで、ポメラニアン特有の艶のある毛質が失われ、パサつくようになります。これは、被毛に蓄えられた栄養が全てなくなることによって現れ、再度艶を取り戻すことは難しいのでしょう。
上毛は紫外線から皮膚を守る役割があり、剛毛で水を弾く性質があります。下毛は、柔らかく保湿機能に優れており、体温調節を担う役割があります。
バリカンで毛を根元からカットしてしまうと、本来被毛が持つ機能が発揮できなくなるため、皮膚への刺激が大きくなってしまうのです。
ポメラニアンは、被毛が一定の長さまでしか伸びないという特徴があり、本来ならカットを必要としません。
一度バリカンで刈ってしまうと、元の長さになるまで3年かかることもあり、中には全く被毛が伸びないということもあります。
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画像を持っていって説明しよう
愛犬をどのようなカットにしてほしいか、一言で「柴犬カットにしてほしい」と言ってもお互いのイメージが共有できていなれば、想像と違った仕上がりになることもあります。口頭で説明しても、100％伝わるとは限りません。
そんな時は、理想の仕上がりの画像を持っていき、画像を見せながら説明しましょう。イメージを共有することでお互い安心することができますし、細かい要望があるなら、きちんと伝えておく必要があります。
イメージをしっかり伝える
犬によって、体型や骨格の違いで画像通りにカットできないこともあります。そのことも踏まえて、身体の部位ごとに細かいイメージをしっかり伝えておきましょう。また、イメージが固まっていない場合には、トリマーに相談しながらでもかまいません。
その際には自分の持つイメージとトリマーのイメージに相違がないかどうか、詳しく確認しながら行ってくださいね。
信頼できるトリマーにお願いする
柴犬カットは、被毛の長い犬種の場合だとかなりの長さをカットすることになります。また犬によっては身体つきや顔、それぞれのパーツの大きさ、毛の切り方といったほんの少しの違いでも雰囲気が変わってきます。
カットを初めてお願いするトリマーよりも、長年付き合いのある信頼できるトリマーにカットをお願いしたほうが安心ですし、犬の特徴も理解してくれているでしょう。
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心配な場合は付きっきりで見る
「犬がカットしている間に買い物してこよう」といって、席を外すこともありますよね。信頼しているトリマーさんにお願いし、仕上がりに問題ないと思われているのならかまいませんが、初めてお願いするところだったりする場合や少しでも不安が残る場合は、なるべく近くで見ててあげましょう。
もし不安が残るままお願いして、カットが終わるころに戻ってきたら想像と違う酷い状態になっていると、後悔してもしきれません。
犬種別で違う雰囲気が変わる柴犬カット
ポメラニアンの柴犬カット
ポメラニアンというと、ふわふわした被毛が特徴ですよね。さまざまなカットを楽しむことができるポメラニアンですが、特に柴犬カットにすると可愛さをより引き立てるため、とても人気があります。
ただ、バリカンを使用したり切り過ぎると、毛質が変わったり毛が伸びてこなくなったりするので、注意しましょう。
チワワの柴犬カット
チワワも暑い夏を乗り切るために、長い毛をカットすることが多くなりました。チワワのカットには、バリカンを使用することもありますが、予めどのような方法でカットするか、トリマーと相談しておきましょう。他のポイントは下記のとおりです。
- 耳の飾り毛も一緒に剃るか、残すか
- ヒゲは切るのか、残すのか
カット前のカウンセリングの時にイメージを伝えて、細かい部分も相談しておきましょう。
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トイプードルの柴犬カット
トイプードルでは、テディベアカットやアフロカットが有名ですが、暑い夏は柴犬カット（サマーカット）もおすすめです。全身の毛を短くし、耳の毛だけ残すなど希望通りに応用もできるので、思いきってショートスタイルにしてみてはいかがでしょうか。
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コーギーの柴犬カット
コーギーは硬めの短毛種のため、毛同士が絡まることが少ないという特徴があります。絶対にカットが必要ということではなく、カットをしていない状態でも美しく見えます。
最近では、夏が苦手なコーギーのためにと、柴犬カット（サマーカット）をしているコーギーが増えてきました。短くなることでお手入れも楽になりますが、これまでは毛でカバーしていた肌で日差しを直接受けることとなり、熱中症になる危険性が高まります。
また、バリカンで毛を短くしてしまうと、外部の刺激により簡単に肌が傷つくこととなるので注意が必要です。
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パピヨンの柴犬カット
パピヨンもカットが必要な犬種ではなく、比較的毛の手入れも簡単です。ただ、毛が暑いだろうと最近では柴犬カットにする人も多くいます。毛が短くなることで、とても涼しそうに見えますが、毛には皮膚を守る役割があるため、安易に切る必要はありません。
また、パピヨンはポメラニアンと同様、一定の長さまで伸びると毛が止まる性質があるので、柴犬カットで毛を短くしてしまうと、毛が伸びづらくなることがあります。
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柴犬カットで愛犬の新たな魅力を手に入れよう！
愛犬のトリミングは、お手入れという側面以上に愛犬の魅力を引き出せるチャンスです。
最近、カットがマンネリ化しているなと感じている方や、お出かけ前にイメージチェンジを図ろうかなと考えている飼い主は、ぜひさっぱりショートの柴犬カットにしてみてはいかがでしょうか。
ここでひとつだけ注意が必要なのが、柴犬カットは犬種によって向き不向きがあるということです。
元々カットをする必要のない犬の場合には、毛を切ってしまうことで伸びてこなくなったり、艶がなくなってしまうことがあるため、その犬が持つ特徴を消してしまうことになりかねません。
このようなことを踏まえ、「こんなはずじゃなかった」とならないよう、カットの前は必ずトリマーさんと相談して愛犬の魅力を引き出すカットをしてあげてくださいね。
柴犬カットはこれまで以上に愛犬の可愛らしさが倍増しますよ。
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