犬服サイズの表にある体重は目安程度に!正しい測り方のポイントとおすすめ手作り本15選

犬服

犬の服を選ぶ際にサイズで困ったことはありませんか?いつもと同じ愛犬のサイズに合った服を買ったのに、合わないときもありますよね。あらかじめ愛犬のサイズを測っておくことが、ちょうどいい服を選ぶ重要ポイントなのです。

目次

犬の服サイズの測り方

犬の服選びはサイズの測り方が重要です。下記を参考に愛犬にぴったりの服を見つけてください。

犬の服サイズ表一覧!

犬の服のサイズはブランドやお店によって異なります。また、人間の服とは違いサイズに規格はありません。あくまでも目安として参考にしてください。

犬服の選び方はどうすればいいの?ポンポリース サイズリスト

画像引用:ポンポリース – サイズリスト

サイズを測るときの3つのポイント

採寸するときは、犬が怪我をしないように柔らかいメジャー(裁縫用など)で測りましょう。首周り、胸囲、着丈・背丈の3ヶ所を測ります。それぞれの採寸方法について下記を参考にしてください。

  • 首周り
  • 首の付け根あたりを一周した長さが首周りのサイズです。首輪(ベルトタイプやバックルタイプなど)をしている場合は、首輪を首の付け根の位置に装着します。留め具を外したら、首輪を真っ直ぐに伸ばしましょう。伸ばした首輪が首周りのサイズになります。

    首輪はきつく締めず、付け根のあたりに落ちて止まるところを目安にしてあげてください。

  • 胸囲
  • 胸の一番太いところを一周した長さが胸囲のサイズです。前足の付け根ではありませんので、注意しましょう。

  • 着丈・背丈
  • 着丈と背丈は同じ意味ですが、服のデザインによってサイズが異なります。そのため、「首の付け根から尻尾の付け根までの長さ」「首の付け根から腰と尻尾の中間までの長さ」の2パターンを測っておくと、選ぶときに役に立ちます。メジャーは、背骨に沿って測ると正確に測れるでしょう。

ヌードサイズと出来上がりサイズに気をつけよう!

サイズ表記で注意するのは「ヌードサイズ」か「出来上がりサイズ」です。

ヌードサイズ胸囲35~41cmとは、胸囲35~41cmの犬に合うサイズです。出来上がりサイズ胸囲35~41cmとは、ヌードサイズ32cm〜38cmくらいの犬に合うように作られています。

出来上がりサイズは、首周り・胸囲共にヌードサイズの+3cmを目安に考えるといいでしょう。着丈は好みがありますので、可愛らしく見える好みの長さのものを選んであげてください。また、犬の服に関しては大は小を兼ねませんので、1サイズ大きめの物を買ってしまうと服が脱げてしまいます。

素材によって異なることも

伸びのいいニット素材や伸びない素材の場合は、サイズ選びが難しいでしょう。ニット素材は、ヌードサイズのままでもちょうどいいこともあります。逆にのびない素材の場合は、ヌードサイズの+4cmほどを目安にすることをおすすめします。

いつもと同じサイズなのに合わないのはどうして?

上記でも述べたように、ブランドによって同じSサイズでも大きさが異なります。胸囲はぴったりでも、着丈が短すぎたりする場合もあるでしょう。また、SSでは小さすぎるけどSでは大きすぎるなどもあるため、初めて購入するブランドは試着することをおすすめします。

また、買ってしまってからも返品が可能な場合もありますので、お店に相談しましょう。

体重表記はあくまでも目安に!

体重表記を服選びの参考にしたことはありませんか?しかし、体重が一緒でも犬はそれぞれスタイルが違ったり、骨格も異なるため、体重は参考になりません。体重表記は目安程度にしましょう。

犬に服を着せるときは用途に合わせたものを

犬の服を選ぶ際には、さまざまな用途に合わせたものを着せましょう。服を着せるメリットやデメリットについて下記にまとめました。

犬 洋服

【写真】ポペットフレンズのルパンくん

服を着せる4つのメリットとは?

犬に洋服を着せるのはおしゃれだけではなく、下記のようなメリットもあります。時には目的のために必要な場面もありますので、「犬に洋服はかわいそう!」と考えすぎず上手に活用しましょう。

寒さが苦手な犬には防寒対策として

犬の中でも寒さが苦手な犬種もあります。

チワワやイタリアングレーハウンド、ミニチュアピンシャー、ヨークシャテリア、トイプードル、マルチーズなどの超小型犬〜小型犬は、被毛と脂肪が寒さを耐えるために十分ではありません。

そのため、寒い季節の防寒として洋服は必須アイテムになります。他にも、寒暖差の影響で呼吸器の負担が心配される短毛の犬種であるボストンテリア、パグ、フレンチブルドッグなどは外出時に服を着せてあげた方がいいでしょう。

老犬の場合、温度調節が上手にできないこともありますので、季節に合わせて着せてあげることをおすすめします。

レインコートは泥よけになる

雨が降っている中での散歩は、泥などで犬の身体が汚れてしまいます。そのため、帰宅時の手入れが大変です。手入れを楽にするためにも、雨天時の散歩にはレインコートを着せてあげましょう。

犬 レインコート

【画像】:ポペットフレンズのゴン太くん

抜け毛の飛散防止のため

犬の換毛期は年に2回訪れます。ダブルコート犬種であるコーギーやミニチュアダックス、チワワ、ポメラニアンなどの抜け毛は想像以上です。

ブラッシングをすると、着ている洋服やその周辺が毛だらけになってしまいます。また、換毛期は歩いているだけでも毛が落ちるので、1日に数回の掃除が必要です。そのため、換毛期に服を着せることで、抜け毛の広がりを防ぐことができます。

柴犬の換毛期はいつの時期から始まる?ブラッシング時のかゆみ対策やシャンプーの仕方柴犬の換毛期時期はいつ?かゆみを伴うフケ対策などに使えるブラシ・シャンプーグッズ21選!

病気予防や傷口を舐めないようにするため

散歩時に服を着せることで、服で覆われている部分はマダニや蚊に喰われないようにする予防になります。犬は紫外線に弱いため、浴びすぎてしまうと皮膚炎になってしまうことがあります。

日光過敏症は、強い紫外線を浴びたことが原因で起こる病気です。脱毛してしまったり、皮膚が赤くなったり、硬くなってしまうなどの症状が見られます。

特に、お腹の毛の薄い部分、鼻の上などが刺激を受けやすいので、日差しが強い日は注意してください。日光過敏症は進行すると皮膚がんになる可能性もあります。

日光過敏症は、白い犬に多く見られる傾向があります。そのため、直射日光を避けるためにも、服を着せるなどの対策がおすすめです。皮膚に赤みや硬化などが見られた場合は獣医師に相談しましょう。

手術をした後に、犬が引っ掻いたり舐めてしまうとばい菌が入ってしまいます。それを防ぐためにも服は重要な役割をします。

アレルギー症状などで皮膚を掻いてしまう犬にも、服を着せることで掻かないように対策をすることができます。

犬の脱毛 考えられる原因と予防・対策を知っておこう犬の脱毛で考えられる原因は?予防・対策を練って快適な環境を与えてあげよう! 犬の脱毛 考えられる原因と予防・対策を知っておこう犬の皮膚病ってどんな種類があるの?原因を知って愛犬を守ってあげよう!

犬に服を着せる3つのデメリット

犬の服はもちろんデメリットもあります。デメリットを知ることで、服選びや着せる時に役立つこともあります。下記のデメリットを参考にしてください。

ストレスを感じてしまうこともある

服の圧迫感や拘束感から服を嫌う犬は多いです。ストレスを感じさせないためにも、必要以上に服を強制するのはやめましょう。しかし、上記にもあるように対策として使用する場合もありますので、その際はストレスを軽減できる服を選んであげましょう。

装飾があるものは誤飲の恐れもある

ボタンやリボンが付いている服は可愛くて、ついつい着せたいと選ぶことも多いでしょう。

しかし、着ているうちに取れてしまったり、犬が気になって噛んでしまったりすることもあります。さらに、取れてしまったものを誤飲してしまう危険性もあるため注意が必要です。

毛玉になりやすい

毛が長い犬の場合、服を着せると毛玉になってしまうことがあります。そのため、定期的にブラッシングをしてあげましょう。

毛玉になると、通気性が悪くなり蒸れてしまいます。そのことが原因で、汚れが溜まり細菌が繁殖し皮膚病になる可能性もあるのです。

犬の服のサイズが合わないときのお直し方法

犬の服選びは、サイズ合わせが難しく失敗してしまうことも多いでしょう。返品もできずに着れないまましまっている服はありませんか?

せっかく買った服ですから、思い切って直して見てはいかがでしょうか。それぞれの場合に応じた方法を紹介します。ぜひリメイクの参考にしてください。

犬の服が大きすぎた場合のリメイク法

買った服が大きすぎてしまった場合、脱げてしまったり、足が首周りから出てしまったり、トイレの邪魔になってしまったりなどさまざまな支障をきたしてしまいます。

そんなときは、下記の方法で簡単にリメイクしましょう。

アイロン接着テープ

  • 余分な部分をハサミで切ってアイロンテープで貼る
  • 首周りも切り込みを入れて、適度な大きさを決めアイロンテープで貼る

布に使える強力両面テープ 超強力布用両面テープ 透明

  • 余分な部分をハサミで切ったらほつれ止めをする
  • 切った部分を折り返したら布用の両面テープで止める
  • 首周りも同様

カット部分をテープで挟む ふちどり接着バイヤステープ

  • カットした部分をふちどりバイアステープで貼る

バイアステープで挟むので、ほつれ止めなどしなくても長さを変えることができます。また、バイアステープのカラーもさまざまあるので、好みの色に変えることが可能です。

犬の服が小さい場合のリメイク法

買った服が小さい場合はどうしたらいいでしょうか。小さい服は袖口や首周りも小さいので、全体的に直す必要があります。

リメイクは難しそうですが、簡単にできる方法を紹介します。

幅の広いテープやリボンを足す

  • 首周り、袖口、袖口から裾までハサミで切る
  • 切った部分を上記で紹介したふちどり接着バイヤステープでほつれ止めする
  • 幅広いテープやリボンを切った部分の間に挟む
好みのカラーやリボンでリメイクすると簡単にオリジナルの服が完成します。ぜひ試してください。

愛犬の服サイズもピッタリ!おすすめ手作り本15選

小型犬から大型犬までぴったりサイズで作れる うちの犬の服+小物

こちらの本は型紙専門の職人が作った、愛犬のための本と言われています。そのサイズ展開は14通りもあり、掲載アイテムも服だけではなく小物まで揃っています。

いちばんやさしい手作りわんこ服

ソーイング初心者や不器用な方にもしっかりと理解できるよう、すべてを丁寧に掲載しています。愛犬のことを想って服を手作りしてみたけれど、いまいち上手くできずに諦めてしまった方必見です。

一生保存版 犬の手作り服&グッズ

タイトルにあるように、一生保存版であるこちらの犬服手作り本は、チワワからゴールデンレトリバーまでサイズ展開しています。ミニチュアダックスフンドのような胴長の愛犬にも対応していますよ。

イヌのための毎日ニット

寒い時期に使えるセーターを主に取り扱っています。同じ生地を使って、愛犬とペアルックしても可愛いですね。

犬のおさんぽニット

タイトルからニットメインの手作り本とわかりますが、他にもおもちゃやスリングバッグなどその種類は様々あります。超小型犬~中型犬までの手作り本です。

かんたん手ぬい犬の服 ぶきっちょさんでも、ミシンがなくてもOK

この本の監修者である了戒かずこさんは、毎回おしゃれなデザインを考案すると人気があります。洋裁のコツを手に入れて、愛犬に可愛く着こなしてもらいましょう。

手作りわんこ服はじめてBOOK

こちらもカリスマデザイナーである了戒かずこさんが監修している手作り本です。洋裁は少々難しく、諦めたくなってしまいますよね。しかし、デザインがおしゃれなため、最後まで作ろう!と意気込む飼い主からの口コミがありました。

みなさんもぜひご覧になってはいかがでしょうか?

いちばんかわいい!手づくりの犬の服&小物

おしゃれで一目惹かれる表紙のこちらの本は、またしても監修者が了戒かずこさんです。愛犬の個性を引き立つよう、およそ31個ものアイテムが掲載されています。

きれい色で編んであげたい、犬のポンチョ&セーター

かぎ針や棒張りを使用し、チクチクと編んでいくポンチョやセーターが掲載されています。編み物は最初こそ難しく感じますが、慣れてくるとハマる方もいるほどです。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

小型犬各サイズ型紙付き 自分でつくれるいぬの服

この本の表紙は、ぬいぐるみ犬として大人気であるポメラニアンの俊介くんです。俊介くんに合ったサイズの服を着て、振り返ってこちらを見ている姿がなんとも愛おしいですね。
同じ服を作って、同じポーズをして愛犬の写真を撮っても良いかもしれませんね。

作るのカンタン 平らなワンコ服 12か月

着せるのが比較的楽であるエプロンタイプの平らな犬用服が掲載されています。ミシンがなくても、基本は手縫いで作っていくことが可能です。布を余すことなく、歯切れも別のアイテムに使用できるように作られていますよ。

ちいさな犬のセーターとグッズ

寒さ対策をするための、小型犬用手作り服の本です。さまざまな種類のセーターが掲載されており、いざとなるとどれを作ろうか迷ってしまうそうですね。

手編みであったか、シンプルな犬のふだん着

ボタンを付けると、簡単に脱がせたり着せたりできるよう基本的な編み方で、手作り法を掲載してくれています。セーターと帽子とミトンをお揃いで作ることも可能です。

小型犬マニア うちの子に絶対着せたいかわいい手作り服&小物

愛犬になにかを着せたいけれど周りと被りたくない、愛犬の動きを妨げたくないという方にはこちらの本をおすすめします。こちらは、着心地バツグンと言われているほどの服を掲載しています。愛犬に似合う生地を見つけて、洋裁チャレンジしてみませんか?

毎日使いの犬の手編みウエア&小もの

シンプルなものやカラフルなものまで、様々な洋服が掲載されています。愛犬に似合うデザインを探し、心を込めてチクチクと縫ってあげてくださいね。

犬服のサイズは愛犬が動きやすく快適に過ごせるものを重要視しよう!

犬の服選びで一番重要なのは、動きやすく快適に過ごせることです。飼い主好みのかわいいデザインや高価なものでも、犬にとってストレスを感じてしまうものでは意味がありません。

また、服のサイズはとても重要です。大きすぎると、脱げてしまったり足を引っ掛けてしまうなどの危険が伴います。逆に小さすぎると、窮屈で動きの妨げになってしまいます。服を選ぶ際には「いつもと同じサイズ」で選ぶのではなく、首周り・胸囲・着丈をしっかり測りましょう。

犬にとって服は嫌なものと感じさせないためにも、愛犬にあったサイズの服を選んであげることが大切です。

愛犬に洋服を着せるメリットや注意点は?犬に洋服を着せるメリットや選び方!注意点を理解して愛犬にぴったりの服を選ぼう

Poppet フレンズ